第六章
遥香達がオーディションに合格してからあっという間に時が過ぎ、デビューライブが目前にまで近づいてきた。
全員準備は万全だ。毎日欠かさずハードな練習をこなし、ド素人だったのがステージに立てるレベルにまで成長していた。
だから最近の練習は基礎練習ではなく、ステージで披露する曲の通しがほとんどだ。練習中やプライベートでも、全員本番に向け緊張するどころか、早くステージに立たせろとやる気に満ち溢れていた。
今日も遥香達は朝から昼の休憩までぶっ通しで練習していた。その時間なんと5時間だ。
「もう無理~。お腹減ったぁ」
5時間ぶりの休憩に、遥香は液体にでもなったかのように床に寝そべって脱力する。
「昼まで休憩なしはやばいわね……」
「あと一週間そこそこしかないんだし、仕方ないさ」
「そっか、あと一週間なんですね」
「やっと本番。楽しみだ」
すぐそこに迫ったデビューライブにソワソワしている薫達の様子を見て、理子はため息をこぼした。
「ねえ、あなた達。まだデビューライブに出れるって決まったわけじゃないってこと忘れてない?」
理子の質問に、きょとんとした顔で反応する遥香達。そして数秒後、遥香は何か思い出して「あっ」と声を漏らした。
「夢叶仕合‼」
「そうそれよ。それに勝てなきゃライブなんか出来ないんだから」
「確かに忘れていたよ。ここのところ練習で頭がいっぱいだったからね」
「そういえば夢叶仕合っていつでしたっけ」
美桜に言われてから気づき、全員スケジュールに目を通す。
「んー、明後日だね」
「明後日⁉」
心愛が驚いてからすぐ、スタジオのドアからノック音がした。
「皆入るよ」
そう言ってから二虎が入ってくる。いつもくたびれたスーツだが今日はいつもよりは幾分かマシだった。
「なんか今日元気そうだね、二虎」
「うん。昨日久しぶりに休みが取れてね。ってそれはどうでもいいんだけど。皆、明後日は運命の夢叶仕合だけど、準備は良いかな」
さっきまですっかり忘れていたのに、準備万端だと全員答える。二虎は忘れていたことなど知らないので安心した様子だ。
「対戦相手は皆と同じデビュー前のグループだ。明日仕合前の顔合わせがあるから準備しておいてね」
「りょーかい!」
遥香は手をピンと上げて返事する。
「まあ君たちなら大丈夫だと思うから、本番に向けて練習頑張ってね。それとお昼行こう。今日は奢るよ。なんたって社長ががんばってる君たちにってお昼代くれたんだよね」
「二虎。奢るよ、で止めとけば格好良かったのに。けどお昼奢りだ! 何食べようかなー。ね、皆?」
「遥香、あなたほんと元気よね。流石に少し休憩しないと入らないわよ」
「そう? 食べないとやってられないでしょ」
「休憩を挟めばボク達も食べられると思うけど。その辺遥香は凄いと思うな」
「どうせ社長も練習後すぐにはたくさん食べられないだろうとか思ってたんでしょうけど、この調子じゃアテが外れたわね」
恐らく中々の額の昼食代を請求される社長の姿を想像し、理子は心の中で同情した。
「まあたくさん食べることは良いことだから。今日は僕のお金じゃないし。さて皆、行こうか。時間無くなっちゃうし」
二虎はスタジオ出入口のドアを開くと、遥香達に出るよう促す。
真っ先に飛び出したのは遥香で、一階の事務所前玄関に向け走り出した。
「はっや……」
「元気ですねー」
遠くなっていく足音を苦笑して聞いていた美桜達は、それぞれ持ち物を持ってスタジオを出る。
スタジオから廊下に出た美桜達は、驚いた。もう先に行っていると思っていた遥香が、すぐそばでフリーズしているからだ。
「あの、遥香。どうしたんですか?」
様子がおかしいと思った美桜は遥香の肩を叩く。その時遥香が目を丸くして、一点を見ていることに気づいた。
背後を見ると理子、心愛、薫の三人も遥香と同じ方を見て固まっている。
気になって、美桜も皆と同じ方向に目を向けると、そこには見たことはあるが会うことは無いだろうと思っていた人物がいた。
「えっ…………、大島ななみ、さん?」
美桜は、遥香や皆が驚いていた理由を理解した。自分たちからすればななみはレジェンドで、特に遥香の憧れの存在だ。そんな人が目の前に居るのだ。
「な、なな、ななな、ななみちゃん⁉」
遅れて遥香がリアクションする。全然言えて無かったが、興奮しているのは十分伝わった。
遥香には、テレビに出ていた時とはまるで輝きが違う様に見えた。画面の向こう側、雑誌の表紙にいたななみも十分キラキラして見えていたが、やはり実物は違う。やはり本物は凄いのだ。
「あ、あの! 私ずっと前からファンです!」
パニックで口をパクパクさせていた遥香がひねり出した言葉がそれだった。
そんな遥香のファンだという告白を受けても、ななみは反応せず険しい表情を遥香に向け続ける。
「ななみちゃん。私、ななみちゃんに憧れてここに入ったんです! それで毎日頑張ってて、それで、それで」
少しパニックが収まってきた遥香は、今度は言いたいことが洪水のように溢れ出して、忙しなく口を動かす。
そんな様子の遥香に、ななみは怒っているようなとげとげしい表情を向け続けた。
喋り通していた遥香も、流石に不安になってきて声がだんだん小さくなっていく。
「あ、あの。ななみちゃん?」
そして耐えきれずおずおずと様子を伺った。
「あなた、たるんでる。最悪なほど」
初めて発したななみの言葉は、棘のあるものだった。
「た、たるんでる?」
「そう。たるんでるの、あなた達」
ほんの少し空気がひりつく。
「そ、そんなことないよ。だって毎日あれだけ練習したし」
「あなた達はふわふわしてる。この業界も、夢叶仕合も、それほどのものでもないって思ってる。私から見れば、あなた達には覚悟が見えない」
「どうして、そう思うの」
「見れば分かる。長くこの業界に居て、沢山のアイドルを見てきたから。あなた、私に憧れてるって言ってたけど、あなたは一生かかっても私に届かない」
「どうして、そんなこと言うの。それも初対面でさ」
段々と遥香の目が座っていく。圧が生まれる。怒りが漂う。次の言葉次第では飛び込みかねないほど爆発寸前だ。
「あなた達を心配して言ってると思ってるんなら、それは違う」
「じゃあなんで」
遥香が問いかけるが、ななみは返さない。
「……私達を否定するなッ!」
沈黙を受けた瞬間、遥香は飛び出した。突然かつ速いパンチは、体感速度を音速並みに引き上げ、ななみの顔に向け走る。
だが拳は途中で止まった。遥香は本気で殴りにいっていた。だがこれ以上いったらまずいと本能的に止まったのだ。
遥香の腹には、ななみの拳が添えられていた。遥香の拳と比べると、確実に先に遥香の腹を穿つ距離、つまり、遥香より速かった。
遥香の腕から滴が落ちる。もの凄い量の脂汗をかいているからだ。
「今のままじゃ私には届かない。言ったでしょ?」
ななみは拳を戻すと、二歩下がって距離をとり、遥香の目を見た。
「舐めるな。夢叶仕合も、アイドルの世界自体も、あなたが思ってるよりも厳しいんだから」
遥香はななみと目を合わせているが、ななみを見てはなかった。力が抜けて腕をだらりとたらし、少し呼吸も荒い。何か言おうと口を動かそうとしているが、何も言い出せず小刻みに震えているようにしか見えなかった。
一粒の涙が遥香の頬を流れる。少し遅れてその涙に気づいた遥香は、強く歯を食いしばって心から溢れる感情に耐える。だがすぐに耐えられないと分かった遥香は、この場から逃げるように走り去ってしまった。
この場に残ったのは、ななみと美桜達と、険悪な空気だけだ。
遥香が走り去るのを見ていることしか出来なかった心愛は、遥香が見えなくなってから我に返って、ななみに怒りを向ける。だがそんな気もすぐ失せた。あれだけ言ったななみ自身が、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしているからだ。だから怒りより困惑が勝った。
「ね、ねえ、ななみさん。どうしてななみさんがそんな顔をしているんだい?」
まん丸にした目からやっと元に戻ったななみは、困ったように頬を掻き、目をそらす。
「わ、私、発破を掛けるつもりで言ったんだけど……。あれ、駄目だった?」
「えっ」
心愛、薫、美桜、理子は互いに顔を見合わせる。だが誰も理解出来ていない様で、どうしようもなく心愛は当惑顔だ。
「えっと、本気?」
「え、ええ」
「ならあれは大失敗だよ……」
心愛は盛大にため息をついた。
そんな心愛の様子を見たななみは、やはりやってしまった事に気づいて露骨に慌て出す。この狼狽えようから、発破を掛けるつもりだというのが本当だったとうかがえる。
「ど、どうしよう」
「そもそもなんでこんなことしようと思ったんだい?」
「しゃ、社長が、あなた達のこと期待の新人だって言うし、そんな子たちが私の思い出のステージでデビューするかもって言うから、気になっちゃって。それで見に行ってみればみんななんだかふわふわしてたから。楽しそうなのは良いことなんだけど、ちょっと心配になっちゃって、それで気合いを入れてもらおうと思って」
「そ、そうなんだ」
あれだけ言っていたのに理由が優しすぎるというギャップに混乱してしまいそうになるが、心愛は深呼吸して耐える。
「ななみさん。凄く優しい方なんですね。びっくりしました。けど、なんで心配してくれたんですか? 私達が言うのはおこがましいですが、ライバルになり得るかも知れないのに」
「そうね。将来有望な後輩が出来るのは先輩としても嬉しいものよ。それに」
ななみはステージ上で見せるような、楽しそうな笑顔を向ける。
「最近退屈してたから。あの子、遥香だっけ。凄くいい」
だがステージ上の時のようなキラキラした感じは無かった。代わりにあるのは敵わないと本能で感じ取れるレベルの雰囲気の圧だ。こんなものを向けられた心愛達は完全に気圧され、知らないうちに数歩後ずさりしていた。
「もう久しく私に挑んでくる子が居ないんだけど、あの子なら私に牙を向けてくれそうで、楽しませてくれそうだと思うから。だから頑張って欲しいのに、さっきので落ち込んじゃってたらどうしよう」
先程の圧がすぐ抜け、ななみはオロオロとした様子になった。この緩急が更にななみの怖さを助長させる。
「とりあえず追いかけるしか無いわよ」
「ああ、私もそう思う」
「ですねー」
「すぐ行こう」
走る気満々な心愛達を、ななみは引き留めようとする。だが四人のスタートダッシュの方が速かった。
ななみは追いかけることはせず、階段へ走って行く心愛達の背中を見送った。
「ななみ、君って子は」
二虎が何か言おうとするのを、ななみは遮る」
「分かってる。けどあの子には本当に頑張って欲しかったから」
「それは自分が楽しむため?」
「それもあるけど、将来有望そうな後輩に先輩風ふかしたくなったから、かな?」」
ななみはふふっと悪戯っぽく笑う。
「けど、さっきのことは謝らないと……」
そしてそう言うとすぐにしゅんとしてしまった。
「……そうね」
二虎は頭を掻いて苦笑を浮かべた。
遥香は事務所を飛び出してからがむしゃらに走り続けた。そして事務所からそこそこ距離のある河川敷につくと、疲れて堤防に座り、ななみに言われた事を思い出しながら悶々と考え込んでいた。
遥香はななみに言われたことについて、全くたるんでいるとは思っていなかった。だがななみに言われてから、言葉が頭の中をぐるぐると駆け回り、だんだんとそうだったのかもしれないと思うようになってくる。やがて、何故アイドルを目指し、どこに向かっていきたいのかが分からなくなっていた。
どうしていいか分からず、遥香は下を向いてただ泣いていた。そんな時、
「おい! 前田遥香だな!」
遥香を呼ぶ声がした。
声の方を向くと、知らない人が立っていた。見た目から遥香と同い年の少女だ。髪を金髪に染め、制服を着崩すなど、真面目な生徒ではないようだ。遥香は自分と同じような人だと察した。
「……何の用?」
「は? 何泣いてんだよ。フられたのか? まあいいや。アタシは指原翼。アンタが番長だと聞いてきた。私とタイマン張れ!」
遥香は鼻をすすりながら暫く翼を見ていた。その時間があまりにも長いため、強気な翼も流石に心配そうにオロオロし始める。
「お、おい本当に大丈夫かよ。流石に今のアンタとはやれねえし、あれだったら日を改めるけど……」
「いや、良いよ。やろうか、そこの河川敷で」
「マジで大丈夫かよ……」
翼は、ゆっくりと河川敷に降りていく遥香に慌ててついて行く。そして降りきると、三メートルほど距離を取って向き合った。
「本当にいいんだな。言っとくけど本気のアンタとやらなきゃ意味が無いんだ。全力で来てくれよ」
遥香は何も言わない。翼はそれを了承と受け取って、先制攻撃に出た。
翼の繰り出したパンチは、何の抵抗もなく遥香の右頬に刺さる。口の中を切った様で、口元から血を垂らした。
そんな手ごたえの無い遥香に、翼は顔を真っ赤にして怒った。侮辱を感じたからだ。
「なんだよアンタ。だからやる気のないアンタとやっても意味が無いんだよ! アタシ程度に本気を出さなくてもいいって思ってんなら、マジでぶっ殺すぞ!」
「……ひとつ聞きたいことがあるんだけど」
「あ? なんだよ」
「なんで翼は私とタイマン張りたいの?」
「そんなの決まってるだろ。アンタを倒して、アタシが番長になる為だ!」
「番長になって、何があるの」
「番長のアンタがそれを言うのか……。話は聞いてるんだ。アンタが高校に入ってから、校内を始めとして、ここら一体の名高い不良たちに片っ端から喧嘩吹っ掛けて潰していったってな。アンタもトップに立ちたかったからこんなことしたんだろ? アタシだって同じだ。アンタを倒して、アタシが不良のトップに立つんだ!」
翼の言葉は熱かった、ななみの言葉で何故自分が番長を目指したのか、そして何故アイドルの世界に足を踏み入れたのかを忘れかけていた遥香に強引に思い出させるほどに。
「そうか、私……」
「だから遠慮はしない。私が番長になる為、アンタを完膚なきまでに叩き潰す!」
遥香は、憧れのななみと同等、またはそれ以上のトップアイドルになりたい事を思い出した。それだけではない、遥香の目には、目的のためならば一切の遠慮や迷いはもうしないという覚悟が宿っていた。
「まさか全く関係ない翼に気づかされるなんてね」
「関係ないってなんだ」
「翼、ありがとう。心のモヤが取れた気がするよ。もう迷わない」
「よくわかんないけど、本気でやってくれるってことだな?」
翼はポジティブな方向に雰囲気が変わった遥香を前に、構えた。いよいよ本気で来ると直感したからだ。
その時、翼は戦慄した。遥香から感じるプレッシャーが大きいからだ。大型の肉食動物を目の前にしたような緊張感が翼を襲う。
「ど、どうやらやっとやる気になったみたいだな!」
そう強がる翼だが、声が震えていた。
遥香はゆっくり歩いて翼との距離を詰める。攻撃を加える様子も無く、両腕はだらりとたらしてノーガード、にも関わらずつけいる隙が全く見えない。
距離を取って攻めるタイミングを掴みたかったが、翼の足は固まったまま動かなかった。恐怖と緊張が翼の体を硬直させているのだ。
「行くよ、私の本気」
そう遥香は宣言する。この宣言は翼にとってとてもありがたいことだった。これから来る攻撃とそれに続いて襲ってくる強烈な痛みへの覚悟が出来るからだ。
それからコンマ五秒後、翼は顔面に遥香の拳を喰らった。勢いをつけた大ぶりのパンチではあるが、少女のパンチが人一人分位の距離まで吹っ飛ばしていた。
「ゥグおおおおおぁ! っ痛てえぇぇぇぇぇぇ!」
ゆっくりと増えて広がっていく強烈な痛みに翼はのたうち回る。鼻から血が止まらないまま暴れるので、辺りに血を飛ばし、シャツの胸元も赤くしていた。
「つ、強えなアンタ……。だがまだだ!」
尚も強がる翼だが、遥香はもう翼の事を見ていなかった。土手に立っている人に注目しているのだ。
「お、おい!」
怒って大きな声で遥香を呼ぶが無視される。だから翼も遥香が見ている方に視線を向け、自分との勝負に水を差した人の顔を拝んだ。
「え、あれってななみちゃん⁉」
「何をやっているの、遥香」
「え、知り合い⁉」
目を丸くして驚く翼を一瞥すると、遥香はななみに笑顔を向ける。
「何でもないよ。この子が身を挺して私に気づかせてくれただけ。だからありがと、翼」
「そうだったの」
ななみは土手を降りてくる。急に有名人が来たことで心臓がはちきれそうになっている翼をスルーして、遥香に正対して目を見る。
「発破をかけようと言ったのだけれど、言い過ぎちゃって。でももう大丈夫みたいね」
「うん。翼のおかげでね」
「翼さん、ありがとうね」
「えっ、いや、まあ」
急に状況がよくわからなくなって困惑する翼にななみが微笑むと、翼の鼻血の量が少し増えた。
「ななみちゃん」
「何?」
遥香はななみ一歩近づき、胸ぐらを掴む。
「私、いや、私達、絶対ななみちゃんを追い抜くから、首洗って待っててよね」
「私を超える、ね」
ななみは嬉しそうに口角を上げる。そして胸ぐらを掴んでいる遥香の手を払い、逆に胸ぐらを掴み返した。
「そうね。楽しみに待ってる」
それだけ言うと、ななみは手を放し、楽しそうにしながら土手を上がって事務所の方へ帰っていく。それと入れ違いで、心愛たちが息を切らしながら走ってきた。河川敷から事務所までそこそこ距離があるが、心愛たちの様子から一度も休憩せずに来たことが伺える。
「あ、皆!」
「ハァ……、ハァ……、は、遥香っ、大丈夫? って、……もう平気そうじゃないか。走ってこなくてもよかったかもね」
「全くよ。人騒がせなんだから」
「つ、疲れた…………」
「でも、元気そうで良かったです」
遥香は地べたに座って鼻を押さえている翼を立たせると、土手の上にいる仲間たちの元へ駆け寄った。
「さっきななみちゃんが来たんだよね」
「えっ、本当かい?」
「私達の方が先に事務所を出たはずですよね」
「バケモンじゃないの」
「底が知れない……」
そうして楽しそうに談笑しながら帰っていく遥香達を、翼は土手の下から見ていた。
「な、なんだったんだよ…………」
最後まで話についていけなかった翼は、暫く河川敷に立ち尽くしていた。
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