第18話 仮
彼女は、私にも分かるようにしてくれた。
深く腰掛けて、裏庭のベンチに捕まってしまったらしい。
新しい遊びが、はじまる時は中心から広げてゆくんだ。
私の心を踊らす彼女のサインは、お昼を食べた後すぐに送られてきた。……フォーは美味しかったみたい。
彼女から与えられる自由の範囲で遊べるだろうか?
隙間を作るため私は、剪定挟みと折りたたみのこぎりをてみにのせて運ぶ。これからの作業を見られることを、意識してしまうから歩く姿はぎこちない。
「緊張する」
呟きはうしろ向きではなくて、楽しみにしているようなニュアンスだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます