第17話 斜め
芝生の上に透明のレジャーシートを敷くと彼女はベンチから手を振って笑っている。
私はレジャーシートに寝転がり、シーツを見上げて少しの休憩。衣類などを洗濯するのはもう少し後になるのでのんびり、柔らかいしっとりとした風をうけながら彼女に私も手を振った。
今日の彼女は、部屋で過ごすよりこの庭で多くの時間を使いたい様子。
私も次の洗濯をした後は、昨日の隙間作りに取り掛かる予定だ。
お昼は軽く、お湯だけでフォーを作ろうと思い彼女に聞いてみる。食べたいと思ってもらえたようだ。
「お昼ね……」
ちょっと急ぐ必要がありそうだ。
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