指名クエスト

翌日、俺はネルに呼び出されエクシスタ本部の近くにある喫茶店で朝食を食べていた


「ハルキ」

「どうしたよ」

「昨日、大活躍した、よね」

「・・・まぁ、確かに」

「私たちに、指名クエストが発行、された」

「ゑ⁉︎」

「と言うわけで、一緒、に行きたい」


危ない危ない、思いっきりむせる所だった

が、俺達に指名クエストが出た理由が分からない

Fbkはエクシスタや他の都市、多くの大企業と契約している

都市と企業はユーザーにクエストを発行して治安維持に充てることが出来て、

都市や企業は契約規定に基づいてFbkに通貨を支払い、ユーザーは報酬と名声をゲット出来るお互いお得なシステムなのだ

が、普通昨日今日来た奴や一回大活躍しただけの奴には発行されないし、しかも指名クエストはその都市で上位25%のユーザーにしか出ない筈だ

だからこそ中堅の俺達に指名クエストが発行された理由が分からない


「・・・ちなみに、拒否することは出来るか?」

「強制クエスト、だから、無理」

「⁉︎」


強制クエストは普通上位5%にしか発行されません。まる。

拒否したら凶悪犯罪者として懸賞金かかりますね。


クソッタレェェェェェェェェェェェェェェェ!


「なんで?」

「こっちが、聞きたい」

「はぁ・・・とりあえず行こう・・・」

「だね」


___________


エクシスタ犯罪特別区 ルーシン


「この先だよな?違法ドラッグの市場」

「今回は、そこの制圧、が目的」

「・・・これってさ」

「やめて」

「難易度S−だよな?」

「・・・気にしないよう、にしてたのに」

「・・・すまん」


そんな会話と共に2人は入場料を払って市場に入っていった


___________


『安くするよ〜』

『今なら3000エクスでグレード3のスナックが手に入るよ!』

「ヤベェな、此処」

「3000エクスだとグレード1より酷い筈、多分タンパク質で水増ししてる」

「・・・なんで知ってる?」

「・・・」


なぜかネルがドラッグの相場を知っているが、聞かなかった事にして市場の中心地に向かう


「で、制圧の流れを再確認しよう」

「ok(理由聞かないんだ)」


そう言ってデバイスのウィンドウを空中に展開する


1:中心地の逃走経路にトラップを仕掛ける

2:複雑に入り組んでいるが出入り口が二つしか無く、挟んで制圧する

3:最悪取り仕切っている奴を殺せば市場は混乱してしばらく復活しない

4:リーグで特殊装備のリミッターを外せるカスタムチップを買っているからそれを使う

カスタムチップの注意点:クールダウンタイムを無視して使うと体にダメージが入る

ゲームじゃないので吐血する←ココ特に要注意


「立ち回り、はその場で、変える」

「ok、ま、この時点で周りから白い目で見られてるからな、行こう」


_________________


:設定


難易度の指標


難易度と同じランクのユーザーが脳死突撃してクリアできるぐらい

(例えば難易度AのクエストはランクAのユーザーがちょっと頑張ってクリアできる)

+と−の難易度変化がある

B+よりA−の方が難しい

(たまに逆転する)


ランクとランキングの関係


上位0.1%以上

SSSランク


上位1%以上

SSランク


上位5%以上

Sランク

________この上から強制クエストが出て、特殊クエストが出やすい


上位10%以上

Aランク


上位20%以上

Bランク


上位30%以上

Cランク


上位40%以上

Dランク←ハルキ達はココ


上位50%以上

Eランク


上位75%以上

Fランク


上位75%未満

Gランク


作者後書き(と言うか呟き)

エピソード書いてるときより設定書いてる時の方が楽しい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る