西瓜
今日は始発で会社に行かなければいけないので、さっさと家を出た。今日は可燃ゴミの日なので、片手にゴミ袋、片手にカバン。
夏の朝は、とってもすがすがしい。空気も綺麗で、少しだけ涼しいのがとっても気持ちいい。
アパートを出てゴミ置き場のある角へ来た。ちょっとした物置みたいな感じのゴミ置き場。扉をスライドさせると、ゴミ置き場特有の異臭がする。顔をしかめて、ゴミを置こうとすると、西瓜が扉の手前に捨ててあった。
「なんだよ、こんな手前に置くなよ」とポンっと足で蹴った。
西瓜では無い重み。ごろんと転がりひっくり返ると、カッと見開いた男の目と自分の目が合ってしまった。
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