第3話(5)



「あいつだ・・・!」


セレスの指さした方角を進んでいくと、開けた場所に出た。


そしてそこには10メートルはあろうかというくらいの超巨大スライム・・・!



「はぁ、はぁ・・・。あのスライム・・・どんどん小さいスライムを生み出してる・・・!」


「大量発生の原因はこいつだ・・・!こいつと他の600のスライムを倒せばご褒美確定!!」


「あ!アリーゼちゃん!」


私はセレスの制止も聞かずに、巨大スライムに向かって走り出した。


スライムの手前で大きくジャンプすると、巨大スライムをトランポリン代わりにして高く空まで舞い上がる。


「うわ・・・ほんとにこの森スライムだらけ・・・。なら・・・!」


手を大きく掲げ、意識を集中させる。


すると首に下げていた赤いペンダントが一段と赤く輝きだした。


「おらぁ!!!」


そして一気に手を振り下ろすと、小さな無数の炎の玉が森目掛けて落ちていく。




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