第12話 誤診、犠牲者、少女
のように2000年代に起きた、少年事件がのちに発達障害の誤診が判明したケースは多くある。
岩波氏によれば、2004年に長崎県佐世保市で起きた小6少女殺害事件の女児は発達障害と報道されたものの、のちの検査で定型発達児だったことが確定している。
私は他に発達障害と報道された少年事件に関しても、誤診を疑っている。
彼ら/彼女ら、事件を起こす前、その豊富な社会性を発揮し、多くの人を騙している。
巧みに騙せるような社会性を見て、本当に当事者ならば、こんなに騙せるものなのか、と疑念が拭えない。
今まで多くのヘイト本で傷ついたが、その中でも取り分け酷かった本を記す。
『発達障害と少年犯罪』
『アスペルガー症候群の難題』
『発達障害と非行』
『死刑でいいです』
『絶歌論』
『脳科学と少年法』
『発達障害と司法』
『僕はパパを殺すことに決めた』
『追跡! 佐世保小6女児殺害事件』
『元少年Aの殺意は消えたのか?』
記せば、きりがないほど2000年代から2022年にかけて、ヘイト本は刊行され続けた。
逆に発達障害への偏見に寄り添うような本はあまりにも少なく、この少年犯罪からの発達障害の偏見は半ば、社会的にタブー視されている。
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