第11章…先日は息子がお世話になりました感漂わせて本音でぶつかり稽古して尚アヘアヘしながら語り合うという緊張感

第11章…


先日は息子がお世話になりました感漂わせて本音でぶつかり稽古して尚アヘアヘしながら語り合うという緊張感



俺は凛さんとの待ち合わせ場所の銭湯に向かった

今日二回目の銭湯での待ち合わせだ

だいぶ外も夏だからまだ少し明るいけどもう19時前になる

俺はなるべく早く着くように走った

走って分かる、俺の股間のロケットランチャーがようやく帰ってきたんだと

よかった!股間のロケットランチャーは今も現在!

玉は、あ、間違えた弾は溜まりに溜まってる

略して弾溜溜(タマタマタ)かめはめ波と同じ発音だ


くだらねーこと言ってる場合じゃねー!!

爆速だー!!!

急いで向かい


銭湯に着く

凛さんはまだ居ない

よかった、俺の方が早くついた

その10分後くらいに


凛さんも来てくれた

当たり前だが水着ではないことに多少のガッカリ感を隠し通す


【ドキッ!ドキッ!ドキッ!ドキッ!ドキッ!】


凛さんの顔を見ると一気に緊張感が増す

だって…この状況は俺が男に戻って改めて凛さんに会うからなのと


キスまでしてるからだ!!

こんなんで緊張するなという方が無理だろ!

そんなやついたらきっとそいつ親殺されても無感情だよ!


凛さんの顔を見てると

ちょっと睨まれてる気がするぅー!

そりゃそうなんだよなー俺と人工呼吸という名のキスをしたらそりゃ凛さんもお怒りだよな


「……………」


「話って何?」


凛さんにとっては男の俺と話すのは俺とぶつかってパンツ見られた以来だよな…

そりゃ軽蔑するような目で見るに決まってる

でもあの時抱きしめられた感覚は絶対に忘れない

この股間が覚えてる

俺は意を決して凛さんに今日までのことを伝えようとする


「お、俺、女じゃなくて…実は男で……」


「科川遥斗」


「………」


凛さんは俺の話を途中で遮る


そういえば俺の名前を知ってるのはなんでなんだ?

俺は入学から凛さんとは1度も話したことなんてないのに


「男から女になってあんたがやったことって何?」


「…………」


言わずもがな


「女風呂を覗いた」


「………最低」


ああ、俺は最低さ

でもな、科学の力は男の夢を叶えるんだよ


「男から女になったらそれくらいするだろ!」


俺は凛さんに怒鳴りつける


「普段見えないからこそ妄想することは決して悪では無い

けどな、そののれんの中には裸の女が沢山いる

そこに入れると言われたら俺は迷わず夢を追う!

裸の女を見るという男のロマンを俺は追うんだ!」


「…な、何言ってんの?」


「……さあ?」


わからない

けど、男なら誰でもそうすると思うんだ

でも、俺は最初から女になりたくてなったわけじゃない

初めはそうだったはずだ


「凛さんが居るとは思わず銭湯に行ったんだ

だから凛さんの裸を見たことに関して事故で…

で、でも!すみませんでした!!」


「……別にいいわよそれくらい」


凛さんは俯きながらも答える

でも、俺は裸を見たことよりも人工呼吸の方も謝りたいと思うけど

そこは触れられなそうだった


「……あんた、何者なの?」


「……俺は何者でもない、

元はと言えば俺の姉貴が……」


「…やっぱ本当だったんだ」


「……え?」


凛さんは表情を曇らせる

な、なんだ?


「あんたが……お姉ちゃんの弟ね……」


「……は??」


……お姉ちゃん?

は??お姉ちゃん!?


「ど、どういうことだ?お姉ちゃん?」


凛さんはお姉ちゃんと言った

あいつは俺の姉貴のはずだぞ?


「お姉ちゃんは私にとって憧れの存在で…」


「待て待て!お姉ちゃんってなんだ?

凛さんのお姉ちゃんなわけないだろ?」


ま、まさか!腹違いの兄弟!?

もしかして俺らは兄弟だったのか!?

そうなったら大変だ!一緒に暮らさないと!


「違うよ」


「違うんかい!!」


なんだよ!ちげーのかよ!

一緒に暮らしたかったよ!


「話が長くなりそうだわ

場所移しましょ」


ば、場所を移すだと??

……姉貴…見てるか?

見てなかったらこの小説の次の章…12章へ続いてくれ

場所を移す=ラブホテルだろ!!

俺!!今日!!童貞!!卒業!!


よろしく!!


第11章…


先日は息子がお世話になりました感漂わせて本音でぶつかり稽古して尚アヘアヘしながら語り合うという緊張感


終わり!


これでラブホじゃなかったら流石に泣くわ!

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