第7章…海に行ったけど知らねーやつと知らねーやつと貧乳お姉さんと噂の不良娘の水着姿に全力で抜きてぇという虚無

第7章…


海に行ったけど知らねーやつと知らねーやつと貧乳お姉さんと噂の不良娘の水着姿に全力で抜きてぇという虚無



俺は姉貴以外のRAINを開いたことがなかった

凛さんとRAINを交換した時からいつ来るかそわそわしていたのも事実

しかし!!このタイミングで来るとわ!!

メッセージを開けてみる


《8月2日に海行くんだけど一緒に行かない?》



げげげげげ!!!

う、海!?海ってあの海!?

海って場所は!!

エロのゴートゥーヘブンと呼ばれてる所だよな!?

なんでそんな場所に誘われてんだ俺は〜!!


な、なんて返そう…なんて……なんて……!



《おっぱい見せてくれる?》



いやいや!!そんなこと送ったらまるで変態じゃないか!変態の自覚はあるけどそうじゃない!

ならばこうだ!



《谷間に指突っ込んでいい?》



だああああ!!!違う気がするー!!!

気がするってか思い切りちげーだろー!!!

ダメだ……頭の中が凛さんのエロい水着姿しか思い浮かばない

でも俺裸見てんだよな……でもさ、水着には水着なりのエロがあることをみんなにも知ってほしい

よくツイッターでナイトプールってエゴサしてるもん

そんなことはさておき


助けてくれ!!グーグ○先生!!

こういう時はなんて言えばいい!!


俺は必死に検索をした


そ、そうか!!


《いいよ》


こうやって送ればいいのか!!

これ考えた人天才だな!!

俺はいいよと送った


これでよし

んなわけあるかー!!


いいよって送ったら行かなきゃいけなくなる!!

メッセージ取り消しできたよな?

見られる前に取り消しを…



《やったー!!ハルがどこに住んでるかわかんないからこの前の銭湯に集合ね》



もうメッセージ打たれとるーー!!!

こ、これは行くしかないのか……

凛さんの水着姿を拝むにはちょうどいいが……


「俺水着なんて持ってねーよぉぉぉーー!!」


俺は必死に叫んだ

水着なんて持ってねーしましてや女物の水着なんて持ってな……

いや、持ってる

男の水着は持ってねーけど女物の水着は持ってる

エロ本の付録でFカップギャルが使用した水着があったはず

これだ!これで行こう!



当日


「ああああああああ!!!!」


Fカップギャルが使用した水着……

試着してみたんだけどさ……

ちくびーむがギリギリ隠れる際どい水着じゃねーかー!!

俺が俺をエロい目で見るのはいいけど他人が俺をエロい目で見てくるのはなんか気持ち悪い!

死ね!変態ども!砂に埋もれろ!カス!

はあ……これは…もう積んだか…

水着忘れたって言うしかないか……


「おっはよー!遥斗ー!」


科学バカこと姉貴が部屋から出てくる

もちろん俺はFカップギャルが使用した際どい水着を来たまんまだ


「な、何しに来たんだよ」


「うわ、なにその水着…」


俺は姉貴にこの姿を見られることに羞恥心を覚える


「とととととと!友達と!?海ってやつ!?行こうと思ってんだけど!

水着なくてよ!?どうすっかなーって!」


友達がいなかった俺が初めて友達という言葉を口にした


「と、友達!?遥斗、友達出来たの?

お姉ちゃん感激だよ〜!」


姉貴はハンカチを取り出して大号泣していた

んだよ!友達くらいで大袈裟な!


「水着ならお姉ちゃんの貸してあげるよ」


「姉貴の水着じゃ入らねーだろ?

俺一応巨乳美少女だぞ?格差社会が決まってんだよ」


「あまーーーーーい!!お姉ちゃんはいつでも弟思いなの知ってるでしょ?

こんなこともあろうかと遥斗用に水着買ってきたよ!」


「姉貴ー!!愛してるー!!アイラービュー!ドンタッチミー!ふぁっきゅーびっち!」


「最後の方何?」


姉貴よ!これほどまでに姉貴に感謝するなんて思いもよらなかったよ!


「ありがたくいただくぜ!」


「交換条件よ」


「……今なんて言った?」


本番おっけーって言ったか?


「交換条件!これと!」


姉貴はとあるものを取り出した


「……これは!?」


ただの浮き輪だった


「な、なんだよ!この浮き輪!」


「よくぞ聞いてくれた!」


あーまーた始まったか?


「この浮き輪はなんと空を泳げる浮き輪なのです!」


姉貴は得意げに話を始める

一応俺もリアクションするか


「えー!!!空を泳げるだと!?

なんだよそれ!凄すぎるだろ!早く貸せ!泳がせろ!」


ガチで凄いわそれ!空泳ぎてー!


「まあ最後まで聞け!」


焦る俺の胸を人差し指で押す姉貴


「これ、試作品なの」


めちゃくちゃ不安でしかねー!!!


「ふざけんな!また俺を使って訳の分からねー開発のおもちゃにするつもりか!」


「水着貸す代わりの交換条件って言ってるでしょ!

嫌なら水着は貸さない!」


「どこまでもまざーふぁっきんびっちだな!」


クソ、背に腹はかえられんか


「わかったよ!2つとも貸せ!」


まあ、この試作品はこえーから使わないで適当に凄かったって感想言えばいいか


「あ、この浮き輪電源が入ったらお姉ちゃんのパソコンに記録が行くようになってるから

適当に感想言っても無駄だからよろしくー!」


「こんのクソアマー!!!!」


まあいいかだって今日は…


凛さんとプールなんだからー!!!


ワクワクが止まらん!


だって凛さんの谷間だろ!ケツだろ!くびれだろ!

女の子の水着姿を女になって目にタコが出来るくらい焼き付けてやるぜ!!

グヘヘヘヘヘヘヘ!!!


「ぎゃーーーはっはっはっはっはーー!!」


「遥斗?まだお姉ちゃんいるから妄想は外でしな?」


おっとそうだった


早速待ち合わせ場所の銭湯に行く


この場所に凛さんが来るのか……

水着の凛さんを想像すると緊張してきたしすごくオブラートに包むと勃起しそうだ

そんなことを考えていると


「ハルー!」


凛さんが来た

え!!凛さんなんで水着じゃないの!?


「ハ、ハル!?なんでもう水着着てるの!?」


「???海行くんでしょ?」


「そうだけど今からのわけないでしょ!」


「そ、そうなの!?」


知らねーよそんなこと!友達と海行ったことねーもん!

とりあえず銭湯集合で本当によかったのか銭湯で浴衣を購入出来たのでそれを着て海に向かった


電車に乗ってる途中のこと


「海行くの初めてなの?」


凛さんに呆れた表情で聞かれる


「ははは!初めてです!」


俺は緊張でキョドりながらも答える


「ハルって面白いね」


そんな俺に対して笑顔を見せてくれる

あー凛さんって意外といい人なんだなー

改めて思うよ、本当に不良少女なのかって

こんな綺麗でいい人が男を病院送りにしたりなんてしないよな

こんな美少女と2人で海に行くなんて俺が女じゃなかったらありえねーもんなー

デートだぜ?デート

ありえねーよなー


電車を降りる


「着いた!」


凛さんと本当に海に着いてしまった

ここからムフフな事が起きるなんて

思いもよらないというか起きるわけなかった


「遅いですわ!凛!」


「え?」


海辺には3人の男女が居た


「凛ーもうタケが焼きそば5個も食ってるぞー」


「ばか!7個目だ!」


「食べ過ぎですわ!このブタ人間!」


「失礼な!俺はただのブタだ!」


「認めてどうすんだよ」


知らない男女が何か賑やかにやってる


「りりりりりりりりりりりりりーーーんさん??

この人達は?」


俺は恐る恐る聞いてみる


「あーこの人たちは私の中学の友達だよ」


「……なんて言った?」


乳首の朝勃ちって言ったか?


「中学の友達」


ぎゃあああああああ!!!知らない人ー!!!


第7章…


海に行ったけど知らねーやつと知らねーやつと貧乳お姉さんと噂の不良娘の水着姿に全力で抜きてぇという虚無


終わり!


タイトルからして2人きりじゃないこと察してた読者の方なんで先に俺に教えてくれないの?

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