第2話エプロン
葵と付き合い始めて2週間ほどたったある日アルバイトを終えて家に帰ると鍵を開けようとすると既に開いていた。鍵を閉め忘れたのかと思いながら家に入ると中からこちらに向かってくる足音がした。
「強盗か!」
すると、
「悠くんおかえり~ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ、た、し?」
葵はアニメなどでよく聞く台詞を言ってきた。台詞自体はどうでも良かったのだが格好に問題があった。なんと裸エプロンだったのだ。エプロンを持ち上げるたわわな果実はエプロンからこぼれ落ちそうでエロかった。
「なんて格好してんだよ、葵。」
「彼女としてバイトで疲れた彼氏を癒してあげようかと思ってご飯を作りに来たの。その時、杏子ちゃんがこの格好してあの台詞言うととても喜んでくれるって言ってたから。」
「それでもせめて下着くらいは着ろよ、思春期の男子舐めんなよ。そんな格好してると俺に襲われても知らんぞ!」
「悠くん、襲ってくれるの?私はいつでもいいけど初めてはベッドが良いかな~」
などと小声で言っているが全て聞こえていた。(襲われてもいいんかい!)
「悠くん、大丈夫だよ。ちゃんと下着は着けてるから、ほら。」
そう言って俺に見せつけるように葵はその場で一回転した。しかし、何も着けておらず綺麗でプリっとした大きな桃が顔を見せていた。俺が顔を赤くしていると葵は不思議に思い、自分の下着を確認すると顔を真っ赤にしてお風呂場へ向かっていった。制服に着替えるため俺は2階にある自室へ向かった。程なくして夕飯の準備が整ったのか下から葵が呼んだので向かった。
葵は普通にTシャツをきていた。葵は恥ずかしかったのか、勝手に弁明を始めた。
「ごめんね、下着は着けてるつもりだったんだけど着替えてる時に誤って一緒に脱いじゃったみたいなの。」
「そんなに恥ずかしいならしなきゃいいのに。」
「悠くんに見られるのは恥ずかしいけどそれよりも喜んで貰ってそういうこと出来たら嬉しいの。」
「期待してるところ申し訳ないが万が一出来ても今は責任が取れないからそういうことはしないぞ。」
「ぶぅ~まぁそんだけ考えてくれてるのは嬉しいよ。」
そんなことを話しながら夕飯を一緒に食べた。全てやって貰うのは申し訳ないので、食器の片付け等は俺が行った。
一緒にテレビを見ていると22時を過ぎており、葵の母親から連絡が来たので家は隣だったが送ることにした。
「じゃあ、また明日な。」
「さよならです、悠くん。」
葵と別れて寝る準備をしたが葵のエプロン姿を思い出してしまいなかなか眠れなかった。
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