幼馴染みである彼女のアピールがいつも過激だった。
カナデリア
第1話告白
俺は
2年に進級して俺と日向はクラスが別々になったので昇降口で別れた。昼休憩の途中に日向から『今日の放課後、屋上に来てください(。・∀・)ヨロシク♪』とメッセージが来ていたので『了解』と返しておいた。
放課後になり屋上に行くと日向がベンチに座り何か考え事をしていた。入り口近くの物陰に女子が数人隠れているのが見えた。(確か、1年の時葵と一緒にいた気がする。)
日向は俺に気付くと駆け寄ってきて
「ずっと前から好きでした。付き合ってください。」
俺の返事を聞かずに、押し倒してきて馬乗りになってキスをしようとしてきたので慌てて、
「ちょっと落ち着け、付き合うのは良いが急にどうしたんだ?」
「
(杏子って確か1年生の時に葵と一緒に昼休憩とかを過ごしていた友達の1人だったよな)
「葵、告白するときは好きな人を押し倒したりしないんだぞ。例えば俺がお前に告白して押し倒したりしたら嫌だろ?」
俺の言葉を聞いて少し考えてから葵は頬を染めながら俺から離れると両手を広げて言った。
「悠くんが私を押し倒す?い、良いかも。さぁ悠くん、どんと来て!」
「押し倒さねーよ、例え話だ!一般的には急に押し倒されたら怖いんだよ。」
「悠くんだったら良いんだけどな~」
葵は何故か俺が悪いみたいな空気を出しながらも納得?してくれた。
「そもそも何で告白してきたんだ?」
「今日の昼に杏子ちゃんがお手洗いから帰ってきた時に悠くんが女子から告白されてるって言われて取られたく無かったから。恋愛マスターの杏子ちゃん達に告白方法を教えて貰ったんだ。」
「俺、女子から告白されてないぞ?普通に雄二たちと昼御飯食べてたし。」
「えぇ~!じゃあ何で杏子ちゃんは嘘ついたんだろ?」
「お前をからかったんじゃね?さっきからあそこの物陰から楽しそうに覗いてるし。」
そう言うと杏子達がニヤニヤしながら出てきた。
「葵、告白成功して良かったな~面白くて覗いてたんじゃなくて心配で見てたんだよ。」
「そうなんだ。おかげで、悠くんと付き合えるようになったよ!ありがとう。」
そう言うと杏子は俺の方を見てニヤついており少しイラっとした。
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