第8話 カトリーナの守護天使(後編)

 カトリーナは、そのままラウルを神殿まで一緒に連れ帰った。彼は、見上げるように高く、白く聳える荘厳な神殿の門を、まだ信じられないような気持ちで潜った。


 彼女は、まずは神殿の少し奥まった位置にある湯浴み用の場所に、ラウルを連れて行った。


「ここは、清めの場所なの。悪いものに出くわすことはないから、安心して。ここのお湯には聖水が混ぜられているから、ここで身体を清めると、あなたに寄ってきていたような存在も近付きにくくなるわ」


 ゆっくりと穏やかな口調で、カトリーナは彼に話しかけた。


「しばらく神殿にいるとは言っても、神殿の全体に結界が張ってある訳ではないから。きっと、その方がラウルも安心でしょう? それに、温かいお湯に浸かると、疲れも取れるわよ。替えの服は、ここにある紺色のローブでいいかしら? ……気持ちを楽にして、ゆっくり入っていらっしゃい」


 ラウルがカトリーナの言葉に頷くと、彼女は彼に優しい笑みを向けた。


「しばらくしたら、迎えに来るから。……繰り返すけれど、ここは安全よ。ふふ、だから、そんな顔をしなくても大丈夫よ」


 ラウルは、自分がどうやら緊張して、萎縮した硬い顔をしているようだということに気が付いた。

 半分、怯えのような気持ちが胸の奥に巣食っているのは確かだった。今までに感じてきた恐怖と種類は違えど、明らかに自分には身分違いと思われるこの神殿にいることで、どことなく過分な夢を見ているような気持ちになっていたのだ。……同時に、その夢がいつか覚めてしまうのではないかと不安だった。


 けれど、心にかかるそんな暗い靄も、カトリーナの笑顔を見ると溶けて流れていくようだった。目の前の少女の素朴な笑みは、どうしてこれほどに自分の心を温かくしてくれるのだろうと、ラウルは不思議に思った。……そして、心が温かくなるだけでなく、彼女の笑顔を見るだけで、どうして胸躍るような、鼓動の早まりさえも感じるのだろうかと。


「うん、わかった。……ありがとう」


 カトリーナの後ろ姿を見送ってから、ラウルは、久しく埃と垢にまみれていたままになっていた身体を、温かく澄んだ湯で清めた。


***


「あら、ラウル。見違えたわね」


 そう言って微笑むカトリーナに、湯から上がりローブを身に纏ったラウルは、恥ずかしそうに頬を薄く染めた。


(可愛い。……羽根が生えてはいなくても、まるで天使みたいだわ)


 こざっぱりとしたラウルは、色白の肌に、繊細に整った美しい顔立ちをしていた。かなり細い身体つきではあったけれど、どこか品のある容貌に強い瞳を持つ彼は、神話の一場面を描き出した絵画に登場する天使に似ていた。少し落ち着いた様子になったラウルは、先ほど地面に座り込んでいた薄汚れた少年とは別人のように見える。


「お腹が空いてはいないかしら。簡単なものでよかったら、一緒にいかが?」


 ようやく緊張が解けてきたラウルは、自分がとても空腹であることに気がつくと、カトリーナの言葉にこくりと頷いた。


 テーブルの上には、湯気の立つ琥珀色をした具沢山のスープと、こんがりと焼かれた香ばしいナッツ入りのパンが並べられている。ラウルは目を輝かせると、食欲をそそるその香りを胸いっぱいに吸い込んでから、カトリーナに勧められるままにがつがつと食べ始めた。


 勢いよく空いていくラウルの前の皿を眺めながら、カトリーナが口を開いた。


「食欲があって、よかったわ。おかわりならたくさんあるから、遠慮なく言ってね」

「お言葉に甘えて、おかわりしてもいいかな? ……美味しいね、いくらでも食べられそう」


 にっこりと笑ったカトリーナは、新しくスープで満たした皿をラウルの前に置きながら、彼に尋ねた。


「ところでラウル。あなたは今、いくつなの?」

「僕は今年で十四歳だよ。……あ、今、驚いた顔したでしょう」


 不服そうに口を尖らせるラウルに、カトリーナは苦笑した。その辺り、彼はかなり聡いようだ。


 カトリーナよりもずっと小柄なラウルの体格からは、もっと年下だろうと踏んでいたのは確かだった。とても一つしか歳が違わないようには見えなかったけれど、カトリーナはその様子に、今までの過酷であっただろう彼の生活を思い、やりきれないような気持ちになった。


「私は十五歳よ、一つ違いね。……ラウル、あなたは学校には通っていないようだけれど、頭の回転が速そうね。きっと、神官になるための勉強も、呑み込みが速いと思うわ」


 彼女は目の前のラウルをじっと見つめた。


「神官の家系以外から、神官に相応しい能力を持つ者が見付かった時、ここでは神官になるための訓練が受けられるようになっているの。神官の資格のある、専門の教師がいるから、基本的には彼から教わることになるわ。でも、何かわからないことがあったら、私でよければ聞いてちょうだい。もちろん、読み書きも含めて。特殊な用語も出て来るし、慣れるまでは少し難しく感じるかもしれないわね」


 ラウルは口をもぐもぐと動かしながら、カトリーナの言葉に頷いた。温かなスープは、よく煮込まれたたっぷりの野菜の出汁が滋味深く、十分に柔らかくなった肉は、ラウルが噛み締めると口の中でほろほろと崩れていく。口にする度に身体の芯から温まり、元気が湧いてくるようだと思いながら、ラウルはようやく口を開いた。


「うん。どのくらい僕にできるかはわからないけれど、どのみち、今の僕にとって希望が持てるのはこの道しかないし、僕を助けてくれたカトリーナがそう言ってくれるなら、頑張るよ。カトリーナに相談できるなら、僕も安心だし」


 カトリーナがラウルの言葉に微笑みを返すと、彼は少し思案げな顔つきになり、手に持ったままだったスプーンをテーブルに置いた。そして、いったん居住まいを正してから、カトリーナを真っ直ぐに見付めた。


「僕のことを助けてくれて、本当にありがとう。まだ、今も、自分がこんな場所にいることが信じられないよ。……いつか必ず、僕を助けてくれた分まで、カトリーナの役に立てるように、貴女を助けられるようになるから」

「ふふ、ありがとう。心強いわ」


 カトリーナがその顔いっぱいに嬉しそうな笑みを浮かべたのを見て、ラウルは胸の中がくすぐったいような気持ちになり、耳までかあっと真っ赤になった。


 そして、カトリーナがラウルのために支払った金額については、カトリーナが占いの師匠の元で下働きをしながら、こつこつと貯めてきたお金をすべて使ったのだと、ひょんなことから彼が知ることになるのは、まだ大分先のことである。


***


 ラウルはその後、神官の家系でない者としては、神殿に残る記録を見る限り、史上最速で神官として認められることになった。そして、カトリーナがまだ在学中のうちに、彼女よりも早く神官としての職務に就いた。


 ラウルを指導した神官は、彼の天性の才能に驚嘆した。彼が生まれ持った霊感の強さは、類稀なるものだった。神官としての修行を始めるまでに、あまりしっかりとした教育を受けていなかったのだろうと思われる、基礎的な知識の面で戸惑う場面も見受けられたけれど、ラウルはまるで砂が水を吸うように、あっという間に必要な知識を吸収していった。


 カトリーナは、父である大神官のアウレリウスにもラウルのことを話していたけれど、ラウルの教官は、アウレリウスにこのように告げていた。


「アウレリウス様。お嬢様のカトリーナ様が見付けて来た、あのラウルという少年。彼は、神官になるべくして生まれてきた人間でしょうね。カトリーナ様の才能が非常に優れていることは私も知っていますが、きっと彼も、カトリーナ様に勝るとも劣らないくらいの能力を秘めていることでしょう。……それに、一平民出身とは思えないくらい、頭脳も明晰です。一を聞いて十を知る、という言葉が、彼には相応しい。カトリーナ様が色々と教えてくれるお蔭なのだと、彼は言っていましたがね」


 興奮気味にアウレリウスに語っていた教官は、一度言葉を切ってから、大神官の瞳を改めて見つめた。


「ただ、私には不思議なのです。彼のような人間が、稀に神官の家系以外に生まれるとは聞いたことがありましたが、あれほど霊感が強ければ、今まで相当の霊たちが、かなりたちの悪いものも含めて、彼の所に寄り集まって来ていたことでしょう。……彼がこれまでに命を落としたり、あるいは気が狂ったりしていた可能性の方が、余程高かったのではないでしょうか。彼が今まで無事に生き抜いてきたことが、私には奇跡のように思われます」


 けれど、ラウルが神官になってから、そう簡単には周囲は彼の存在を認めなかった。


 神官として働く者の大半が、選ばれし神官の家系に生まれてきた者だ。そこに、一介の平民上がりの年若い少年が急に混じって、すぐに認められる方が難しい。

 さすがに、あからさまに嫌な表情をする者は多くはなかったものの、彼を指導した神官を除けば、少し距離を置いた態度で、彼のことを探るように接する者の方が多かった。

 まだ新人で、神官の家系でもない彼には、任される仕事もそう難しくないものが多く、彼の才能が陽の目を見る機会はなかなか訪れなかった。


 助けを求める人々の声に応える神官としての仕事は、とてもやり甲斐のあるものではあったし、カトリーナの存在に救われてもいたけれど、ラウルは敏感にそのような周囲の空気を感じ取り、孤独を感じることも少なくなかった。


(僕なんかじゃ、やっぱり、この場所には相応しくないんだろうか。神官は、この国のほんの一部の上澄みみたいな存在だけれど、僕は平民の中でも末端の出身だ。僕みたいな者が、こんな重要な地位に居続けてもいいものだろうか……)


 言葉には出さなくても、時折不安げな表情を見せて沈み込むラウルに、カトリーナは、心配そうに眉を寄せた。彼の出自と幼少期の経験が、未だに彼の心に暗い影を落とし、自信を持てずにいる様子を感じていたからだ。

 そして、そのような心の隙は、神官にとっては非常に危険でもあった。神官には、心を平静に保つよう、自らを厳しく律することも求められる。心に揺らぎが生じていれば、対峙する相手によっては、命取りになりかねない。


 そんなラウルだったけれど、この後、カトリーナのある選択によって、彼の心は輝くような光に照らされることになる。


***


「カトリーナ、いよいよだね。今日の『祝福の儀』が終われば、カトリーナとも一緒に働けると思うと、僕、楽しみだな」


 ラウルが、カトリーナに少し興奮気味に笑い掛けた。


『祝福の儀』とは、神官になるための儀式である。神官としての能力が認められ、一定の訓練を積んだ者が正式に神官になる際に、既に神官位を有している者から祝福を受けることで、その力を増幅させるための儀式だ。


 祝福を授かる相手は、神殿に任せることもできるけれど、自分で選択することもでき、多くの者は自ら選ぶ。祝福を授ける神官の力によって、増幅する能力にも違いが出ることから、大抵は神官としての経験の長い、高位の神官が祝福の授与者として選ばれる。

 けれど、ほとんどが世襲のようになっている神官は、その直系の血縁者から祝福を受けてもほとんど意味がない。というのも、親などの血縁者からは、既にその力は受け継いでいるからだ。従って、新しく神官になる者は、血縁者以外の神官から祝福を受けることになる。

 さらに、祝福を授ける側と、受ける側の相性もまた、祝福により向上する力に影響を与えるとも言われることから、能力に加えて、祝福を受ける者が尊敬する高位神官が指名される場合が多かった。


 カトリーナは、神殿長である大神官の娘であることも手伝って、正式に神官になる前から既に、神官に必要とされる才能が高く評価されていた。そして、カトリーナが祝福の儀では、彼女がいったい誰を祝福の授与者に選ぶのかが、神官たちの間では噂の的になっていた。

 祝福を授ける相手として選ばれるということは、すなわち、これから神官になる者が、血縁者以外の神官の中で最もその神官の力を認め、また敬っているということを意味するために、非常に名誉なことである。そのため、カトリーナが祝福の儀にあたり、誰を指名するのかには大きな注目が集まっていたのだ。


 カトリーナは、ラウルに笑みを返した。


「そうね、何だか感慨深いわ。でも、もう、あなたの方がずっと先輩ね。……これからも頼りにしてるわよ、ラウル」

「うん。今まで色々教えてくれた分まで、いっぱい頼ってよ」

「ふふ、わかったわ」


 神殿の中央にある、太い円柱に囲まれた、一段高い儀式の舞台にカトリーナが上って行くのを、ラウルは見送った。


 神殿長であるカトリーナの父、アウレリウスが、舞台の奥のさらに一段高くなっている場所から、カトリーナが舞台に上ってくる様子を見つめていた。舞台の周りには、神殿に勤める神官が全員集い、静かに祝福の儀の始まりを見守っている。


 カトリーナが舞台上に上がり、アウレリウスの前で片膝を折って跪いた。その様子を見たアウレリウスが、ゆっくりと口を開いた。


「この祝福の儀をもって、君を神官の一員として迎え入れる。……カトリーナよ、君に祝福を授ける者に、誰を望む?」


 皆が一心に注目し、水を打ったように静まり返った舞台に、凛としたカトリーナの声が響く。


「ラウルを。私に、ラウルからの祝福をお願いします」


(……えっ?)


 ラウルは、一瞬自分の耳を疑った。周囲の神官たちが、一様に息を呑んだのがわかる。そして、声にならないざわめきが辺りを包んだ。

 彼はまだ経験も浅く、しかも平民の出身だ。そのような者が祝福の授与者として指名されるのは、前代未聞だと言えた。しかも、その相手はあのカトリーナである。


 動けずに固まっているラウルを、振り返ったカトリーナの視線が捉えた。はっと我に返った彼は、ようやく舞台に向かって震える足を踏み出した。


 カトリーナの前まで歩を進めたラウルは、動揺を隠し切れないまま、小声で彼女に囁いた。


「ねえ、カトリーナ。……こんなに大切な、これからの一生の能力を左右する、祝福の場で。僕なんかからの祝福で、本当にいいの?」


 カトリーナはにっこりと笑うと、何の躊躇いもなくラウルに頷いた。


「ラウル、前にも言ったでしょう。『あなたの価値は、あんなものではない』って。あれは、紛れもなく私の本心よ。祝福を授けてもらうのも、私は、あなた『で』いいんじゃなくて、あなた『が』いいの」


 カトリーナの言葉が真実だと感じ取ったラウルは、深呼吸をしてから小さく頷いた。そして、跪いていたカトリーナの手を取って立ち上がらせた。


「……カトリーナ、貴女に私からの祝福を。今後貴女の身に、聖なる力による永遠の守護があらんことを」



(ほう……)


 アウレリウスは、娘カトリーナに対して祝福の言葉を口にしたラウルの背後を見て、思わずその目を細めた。

 ラウルの後ろには、大きな翼を持つ大天使が、カトリーナに、優しい色を讃えた瞳を向けていた。まるで、ラウルを助けたことへの感謝を告げるように。


(……まさか、大天使の加護付きとはな)


 大神官であるアウレリウスでさえ、大天使の加護のある者を見たのはこれが初めてだった。この加護があったから、カトリーナがラウルを見付け出すまで、ラウルはどうにか正気を保って生き延びて来れたのだろう。

 神官の仕える先の、神界の存在である大天使。その加護があるラウルを祝福の授与者に選んだカトリーナの見る目は、相当に秀でていたと言える。


 けれど、と、アウレリウスは思った。


(カトリーナには、まだあの大天使は見えない筈だ。だが、あの子は直感が非常に鋭いから、何かを察したのだろうか。この場にいる高位神官の中でも、あの姿が見えている者は、ごく僅かしかいないだろう。……そして、ラウル自身も、彼本来の能力に目覚めたようだな)


 胸を張ってカトリーナの前に立つラウルの瞳からは、もうそれまでの不安の影は消えていた。その虹彩には、蝋燭の揺らめく炎に照らされる度、自信に満ちた赤い輝きが浮かび上がっている。


 ラウルは感じていた。この世でただ一人、自分を見付けて助け出してくれた、世界で最も大好きで大切な人。そんなカトリーナが、これほどまでに自分を信じてくれたのだ。そんな自分のことを、自分が信じない訳にはいかなかった。


 自分のことを信じ切れて初めて、神官として本来の力が発揮できるようになる。そのような変貌を目の前で遂げたラウルと、そんな彼を祝福の授与者に選んだカトリーナに、アウレリウスは温かな視線を向けた。


 祝福の言葉が紡がれた後、祝福を授ける者が、それを受ける者の額に触れれば、祝福の儀は完了する。指先で軽く触れる場合が多い。

 ラウルの指先がカトリーナの額に触れるのだろうと、神官たちが見守っていたその時、目の前の出来事に、揺れるような大きなどよめきが起こった。


 ラウルは爪先立ちになると、カトリーナの額に優しく口付けたのだ。


 今度はカトリーナが驚く番だった。みるみるうちに、カトリーナの頬が赤く染まる。


「えっ、ラ、ラウル……!?」


 思わず額を押さえたカトリーナの耳元で、彼はくすりと笑うと囁いた。


「カトリーナ、どんどん綺麗になっちゃうんだもの。……今なら、神官全員が僕たちを見ているでしょう? だから、これは彼らへの宣戦布告。カトリーナには手を出さないでね、って」

「そんなこと……」


 それ以上は言葉を継げずにいるカトリーナの手を、ラウルは恭しく取ると、彼女と一緒に舞台から下りた。


 ラウルの行いは、その後しばらく神官たちの間で語り草にはなったものの、咎められることはなく、不問に付された。

 何故なら、祝福を与える際に触れる方法については、特に定めはなかったことに加え、祝福の大きさを示すと言われる、祝福時に発せられる光の輝きが、前例がないほどに大きかったからだ。

 以降、ラウルは神官の間でも一目置かれるようになり、より活き活きと神官の職務に取り組むようになった。


 目の前でその様子を見ていた、カトリーナの父であるアウレリウスについては、その時、額に青筋を浮かべていたとか、はたまた鷹揚に笑っていたとか、色々と目撃談が飛び交っているけれど、その真相は定かではない。


 けれど、祝福がラウルからカトリーナに授けられた瞬間、アウレリウスがふと視線を向けた先では、確かに大天使がその顔に楽しそうな笑みを浮かべていたのだった。

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