九 おかえり〈竟〉への応援コメント
同性婚が特別視されない世界観で、羽坂と澄人が縁ノ結ではなくて家籍を結んだところに二人の思いや関係性を感じましたが、
「分かって」いて縁ノ結をした糺と世奈にも、二人の間での思いや関係性があることを感じました。
この二組以外の間にも、色々な形の愛を感じます。
恋愛、家族愛以外にも、友愛や信頼など。相手を強く大事に思う気持ちを、まとめて「愛」と呼べるのかな、と。
生きたい、生きていてほしい。そういう思いもまた、自分と現世、自分と大事に思う人とを結ぶ愛ですね。
自己犠牲的な断つ形の愛もありますが、やはりお互いを尊重し、納得し、藻掻ききった上での形が、一番美しく感じます。
死は美徳ではない、という言葉も思い起こされます。
作者からの返信
返信が遅くなり申し訳ありません。
糺と世奈についても、触れて頂けてとても嬉しかったです。
糺と世奈は「分かって」いて縁ノ結をしました。記憶のことも何もかも分かっていながら、それでも二人歩む未来を選んだ二人でした。
この物語は様々な「愛」の形の物語でもあります。そこに触れて頂けたこと、伝わったこと、とても嬉しく思っております。
羽坂と澄人については羽坂の一方通行な自己犠牲から互いを尊重するまでを書くことが出来て作者も安堵した回でもありました。
「死は美徳ではない」は私の中にずっとある言葉で、軍人を書く以上、心に留めている言葉でもあります。なのでその言葉に触れて頂けたこと、嬉しかったです……!
とても嬉しいお言葉をありがとうございます⚘
あとがきへの応援コメント
鬼の守り人、読了させていただきました。稚拙な感想……ありきたりな言葉で感想を書きたくないと思うほどの物語だと途中まで思っていたのですが、痛いほどに純白で、それでも静かに祈る人々の姿に、浮かんでくる言葉は単純なもので……でもやっぱりこの人たちの見せた覚悟や決断に、軽率な言葉は送りたくないだとか、何とも面倒くさい読者になってしまいました。そんな状態で長々しい感想を書いてしまうのを、お許しいただければ幸いです。
読み終えた後にもう一つ、ステレオタイプな鬼……角が生えてて牙があって、みたいな外見造形の鬼がいなかったなということに気付きまして。鬼というモノの本来の姿と言いますか、内側すなわち心に隠れている何かであるとか、鬼という漢字の意味する「死者」という存在だとか、妖怪として括られる人間の範疇を超えた何かについての描かれ方が、とても好きでした。一つ一つを丁寧に掘り下げて取り上げて、そうして物語の中に組み込んでいく……もちろん妖怪だけでなく神様もそうで、作品内の世界観が深く、名前を聞くだけでワクワクしてしまいました。情景描写の美麗さも、所々で宮沢賢治を彷彿とさせられて素敵でした。随所に覗く飯テロも素敵でした!
いわゆる因習村という存在も、伝奇などで見られるじっとりとした感覚が不思議と薄く、それでも美しさと恐ろしさ、立ち向かったり変わらず付き合ったりしていく強かさが詰まっていて好きです。本当に好きしか出てこないんですけどやっぱり因習ある村に暮らす人々や高久さんたちのことを考えると言ってしまうのは憚られるのですが、好きです。
そして何より人物描写もすごく好きです。あとがきで登場人物たちの恋愛に関する補足があって安心いたしました。私もあやふやながら近い所にいるらしい人間なのと、人の恋愛自由であれな人間なのとで、違和感なく溶け込むそれぞれな愛の形が数多見られたことがとても嬉しく、居心地良く思えました。
降り積もる雪の静かな美しさもあれば、下に隠れた黒土の冷凍も忘れられない物語で。桜や雪がどんなに降り積もろうと、黒土を見て触れていた人たちには、忘れられるようなものでは断じて無いのに、という埋めようのない溝がままならず、もどかしく。忘れたくないと思っても忘れてしまうことの残酷さを突きつけられることも含めて、ひたすらに誠実なこの作品に出会えて、本当に良かったです。
長すぎる上にちゃんと伝わる文章になっているかも不安な感想で申し訳ありません。改めて、素晴らしい作品に出会わせていただき、ありがとうございました。第一部とのことでしたので、続編も楽しみに待機いたします。
作者からの返信
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
とても嬉しいお言葉のひとつひとつを噛みしめながら拝読しました。
感想を拝読しながら、自分の書きたかった物語に改めて向き合うことが出来ました。
鬼や因習に触れて頂けて嬉しかったです。
鬼はステレオタイプとしての鬼もありますが、仰る通り外見だけではなく内なる意味を込めた言葉として使用しておりました。
妖怪や神様についても何故、その姿でどうしてその土地に存在するのか、ひとつひとつ考えていたので触れて頂けたこと、とても嬉しかったです。
そして宮沢賢治好きなのでそう言って頂けて一人、笑顔になっております⚘
また、因習村も、普段は平和であるが故に分からない、淡々と静かに横たわるどうしようもないものってあると思うのです。少しだけ我慢すれば、後は平和に平穏に過ごせるという目に見えない歪な因習もあるだろうと思い、書いた回でした。それでも水面下では少しずつ戦っている人達がいることも書きたかった回でした。
特に高久が住んでいた村は外からは因習と言われながらも、自分の住む村を愛している人が多い村でした。
文化の違いや危険性から理解出来ない、されないもどかしさはあると思います。なので好きと言って頂けて嬉しかったです。
人物描写についても、触れて頂けたことが私の救いでした。ありがとうございます。
恋愛しなくても、恋愛していても、誰が誰といても、どの性別であっても、当たり前を押し付けることなく決めつけることなく、それぞれの関係性を大事に出来る世界であれたら嬉しいな、と思っております。
感想で触れて頂けたこと、本当に救われました。
桜の国の戦争は桜が咲き誇る今も尚、癒えぬ傷が横たわっています。戦争を経験した人、経験しなかった人、見た人と見たことのない人が混在する世界の、あの桜の国ではきっと、美しい姿を今も尚、見せ続けているのだと思います。忘れたくないと思っても、人はいつか忘れる。それでも思い出す日が来ることを願いながら、彼らの日々はまだ続きます。
嬉しくて感想の返信がついつい長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、嬉しいです⚘
こちらこそ最後まで読んでくださり、物語ひとつひとつを丁寧に、美しいお言葉で掬い取ってくださり、ありがとうございます。
お言葉を胸に今後の物語も楽しんでいただけるよう、好きになって頂けるよう頑張りたいと思います。
一 束の間の休息(3)への応援コメント
澄人さんも怖かったのですね。
たしかに皆が忘れた顔を、自分でも忘れるのではと思ってしまうのはとても怖いですよね。
鏡を割った羽坂さんはもしかして……!
作者からの返信
自分の顔を忘れているのでは、と思うと怖いものですよね……。
羽坂は……真相はネタバレになるので先の展開で……⚘
ここまで読んでくださりありがとうございます⚘
五 のっぺらぼう(4)への応援コメント
高久の戦いっぷりや覚悟がすごく、本当に最後の最後まで手に汗握る戦いでした!
まさかこんなカッコいい戦いが読めるとは、すごいワクワクしました。
また今回のキーキャラクターののっぺらぼうが登場し、さらに澄人さんの顔の謎は深まりました。のっぺらぼうの乙顔さん、ちょっと可愛いと思ったのはココだけの話です。
名前もかわいい。
それにしても、鏡一郎さん登場かっこよすぎて、それは惚れるって!!!って気持ちになりました。
高久の傷も気になるので、続きも引き続き読ませていただきます!
作者からの返信
力を入れた場面、カッコいいと言って頂けてとても嬉しいです!
戦闘シーン、迫力が伝わると良いなあ…と思っていたので安堵しました。
乙顔も可愛いと思って頂けて嬉しいです!イメージはアホ可愛いなので合っています(笑)年上に可愛がられるタイプの子です。
鏡一郎、良い所を持って行きました(笑)本当に狡い人ですよ…(笑)いざという時に力になる人でした。
高久の傷、心配してくださりありがとうございました。
また続きも楽しんでいただけたら嬉しく思います。コメントありがとうございました⚘
あとがきへの応援コメント
大変遅くなりましたが、ようやく最後まで読ませていただきました!
ああ、終わってしまったのか、と寂しく思いつつ、いや第二部がある!とわくわくしております。
「鬼の守り部」は非常に私好みのファンタジーでした。
謎も因習も軍人も大好きですが、一番好みだったのは最後まで貫き通された個々の意志です。これがぶっ刺さりました。
ブレない意志を一本腹に抱えているキャラクターたちがとてもかっこよかったです♪
第二部も楽しみにしております!
素敵な物語をありがとうございました♪
作者からの返信
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
とても嬉しいお言葉に書いて良かった……と感想を繰り返し拝読しております。
私が書きたくて書いた世界観を好みのファンタジーと言って頂けたことがとても嬉しいです。
そして最後まで己の意志を貫いた登場人物達、ぶっ刺さって頂けて喜んでおります⚘
残酷なまでに己の意志を貫いた彼らでもありましたが、先への希望へと続く形で終わらせることが出来たことに安堵した一部でもありました。
二部も面白いと思って頂けたら嬉しく思います。
感想コメント等色々と応援してくださってとても励みになりました。
改めて最後まで読んでくださり、ありがとうございました⚘
四 白天ノ子(2)への応援コメント
八代との会話はぐさりと来ました。
母としての喜びと、軍人としての後悔と、その揺れる気持ちはずっと残るものなのだろうなと。
その後の高久の行動、軍歌の話とも相まって、余計にグッときました。
作者からの返信
ありがとうございます!
どちらも両立出来ることではないからこと、ずっと残り続けるのだと思います。
その時に抱いてしまった複雑な感情も併せて忘れずに生きていくのが八代です…。
高久は教え子の無事を心から祈る教官でもあり、補佐官でもあります。彼の言葉だからこそ救われた軍人もいます。軍歌の話も触れて下さって嬉しいです。
どこの国も軍歌は勇ましいものですが、感覚を麻痺させる怖さもあると思っております。なのでそこに触れた回でもあったので、嬉しかったです。
コメント、ありがとうございます⚘
三 〈秘匿之堂〉(6)への応援コメント
双子の決意、というものを思い返しつつ、たしかにここで帰ったら、どちらかが死んだという事実に直面するのかと。
高久の人間味というところを凄く強く感じる話でした。
作者からの返信
そうなんです…!だからこそ高久は帰ることが出来ずにいます。
高久は教官たるゆえに淡々とし過ぎている所もあるのですが、実は人間味のある人でした。なので人間味を感じて頂けて安堵しております。
コメント、ありがとうございます⚘
三 〈秘匿之堂〉(3)への応援コメント
この話はなかなかに深いですね。
個人的には「戦死者の数が多いということはこれすなわち、上司の采配が悪いということ」という言葉に感心してしまいました。
死を美徳にするというのは、自分の采配の悪さを隠す事になるのだと思います。
ただまあ、本題とそれて喧嘩し始めるのは、政治的会議だなあと思ったのはここだけの話です。
作者からの返信
ありがとうございます。
戦死者の数は少ない方が良いですからね……。生きて帰ることこそ、最大の戦功だと思います。
なので境入の台詞に触れて頂けてとても嬉しかったです!
政治的です(笑)この辺りも触れて頂けて嬉しいです。会議って皆様、最初、本題から逸れますよね…(偏見)
二 はじまりの日(5)への応援コメント
鏡一郎さんの癖に大爆笑してしまいました。大好きです!こういう人!
高久、それを一日読まされてたのかと思うと面白すぎます。見たかった。
作者からの返信
鏡一郎に大爆笑して頂けて嬉しいです(笑)大好きと言って頂けて喜んでおります……!鏡一郎はこうして色んな人を揶揄うのが好きな人です。
高久は……それはもう、真顔で、死んだ目で読んでおりました…。羽坂が描写に口うるさいおかげで高久が全部読む羽目になった可哀想な過去です(笑)
五 のっぺらぼう(4)への応援コメント
限りなく現実に近しい舞台に綴られる美しくも繊細で、かつ硬派な筆致に惹きつけられて少しずつ読み進めております。
高久軍曹と彼を取り巻く人々、村の因習、まほら様、のっぺらぼう。ホラーやミステリー小説を読み進めているようなぞくぞくっと迫り来る緊張感が心地良く、特に秘匿之堂での会話はひりつくような空気がそのまま伝わってきました。
そして登場した龍。
息つく間もない戦闘シーンに脳内で勝手に映像が流れ出す迫力を感じました。序盤で気になっていた鏡一郎さんの再登場にもわくわくしました。
作者からの返信
返信が遅くなってしまって申し訳ございません。
コメント、ありがとうございます⚘
とても嬉しく、丁寧なお言葉の数々、嬉しくて何度も読み返しました。
言葉のひとつひとつ、すくいあげるように読んでくださり、ありがとうございます。どの場面も如何に彼らを魅せられるか、に力を入れたのでとても嬉しかったです。
龍の場面は何度も書き直した箇所でもありましたので、そう言って頂けて励みとなりました…!
鏡一郎の造形をとても気に入っているので、再登場にわくわくして頂けて嬉しいです。
また楽しんでいただけたら嬉しく思います。
読んでくださり、ありがとうございます⚘
編集済
八 おかえり〈対〉(2)への応援コメント
「共に堕ちよう、地獄まで」
至極の誓い言葉ですね。とても好きです♪
結局どちらも欠けては生きれない。この二人の関係性がとても良きです!
ああ、読み終わるのが勿体ない…今日はここまでにします←
作者からの返信
二人の覚悟を表わす言葉として、これ以上の言葉はないと思いながら書いた回なのでとても嬉しいです…!
二人はこれからも共に生きていきたい家族として歩んでくのだと思います。
味わいながら読んでくださってとても嬉しいです!ありがとうございます⚘
二 教官と少尉(3)への応援コメント
訓練のくだりと切ないまでの生への希求、胸にずんと響きました。
背筋を正したくなる清冽さと、散り落ちる桜のような儚さの塩梅が絶妙で…。
続きも楽しみに読ませていただきます。
作者からの返信
嬉しく美しいお言葉に何度も繰り返し拝読しております。
訓練のくだりはかなり悩んだ回でもありましたので、そう言っていただけたことに安堵しております。
嬉しいお言葉ありがとうございます…!
二 はじまりの日(2)への応援コメント
硬派な文体で綴られるリアリティのある描写と、ファンタジー的要素が綺麗に噛み合っていますね。世界観が本当に素晴らしいです!
作者からの返信
世界観を褒めてくださり、ありがとうございます…!
ファンタジー要素もありつつ、彼らの生きている世界をより現実寄りに、という描写を目指していたのでそう言って頂けてとても嬉しかったです。
コメント、ありがとうございます⚘
終幕 わかれのあともへの応援コメント
羽坂さんと澄人さんが一番優しい形の再会を果たしてまた戻ってこられたこと、胸に響きました。
そして糺さんと再び言葉を交わすことのできた高久さん。ずっと心に重く残っていた後悔や申し訳なさのようなものがやっと解けて、ちゃんと過去と向き合って前へ進めたように感じました。
面白かったです!とても読み応えのある物語でした!
第一部完ということで、引き続き第二部も拝読いたしますね。
作者からの返信
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
嬉しいお言葉の数々、繰り返し拝読しました…。「鬼の守り部」はおかえりもひとつのテーマでしたので、彼らの帰る場所を示すことが出来て良かったです。
羽坂と澄人は答えをどうするか悩んだ二人でしたが、納得の行く答えを書けて良かったと思いました。なので優しい形の再会と言って頂けたこと、とても嬉しかったです。高久と糺もまた、高久にとっての「おかえり」で未来を行く物語でした。
ここまで読んでくださったこと、とても励みになりました。二部も面白いと思って頂けるように書いていきたいと思います。
改めて、嬉しいお言葉、ありがとうございます⚘
六 消えた記憶(6)への応援コメント
澄人さんと羽坂さんの間にある巨大感情が堪りませんね……!
ついこの前まで高久さんと一緒にいた『澄人』さんはいったい何なのか。ぞくりとする事実に触れて、ますます続きが気になります!
作者からの返信
曖昧な関係の二人の表現に力を入れたので嬉しいです…!澄人と羽坂の関係、気に入っているので嬉しく思います⚘
とうとう次回から謎が解けていきます…!次のお話も気になると思って頂けたら幸いです。二章最後まで読んでくださり、ありがとうございます⚘
終幕 わかれのあともへの応援コメント
こんばんは。
ああ、終わってしまいました。至福の読書時間でした。
本当に面白く、そして素敵な作品でした。
これがもう読めないのかと思うと残念です。
締め方が続きの作れる終わり方になっていたので、続編等を楽しみに待っています。
それまでは別の御作を読みつつ、ひとまずはお疲れ様でした。
作者からの返信
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。嬉しいお言葉と共に噛み締めております。
第一部完結ですが、今後は短編と、第二部を始める予定なのでまた遊びに来てくださると嬉しいです。
改めて最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
執筆の励みとなっておりました。嬉しかったです。
終幕 わかれのあともへの応援コメント
完結、おめでとうございます!
面白かったです!
作者からの返信
最後まで読んでくださり、ありがとうございます…!
面白いと言っていただけて嬉しいです。
いつもコメントありがとうございます。励みになっておりました…!
二 教官と少尉(3)への応援コメント
タバコが桜の香りという風情がたまりません。濃密な世界観が完成されていて素晴らしいです。
作者からの返信
ありがとうございます。
煙草を吸った後に残る香りが桜の匂いがするのは浪漫だと思い、創作したものでした。
なので、煙草の香に注目いただけて嬉しく思っております…!
濃密な世界観とまで言っていただけて光栄です…!
三 〈秘匿之堂〉(3)への応援コメント
薄ら笑いの裏で繰り広げられる、腹芸と駆け引き。
様々な思惑が渦巻く、非常にスリリングな空気を堪能しました。
そして、その中で冴え渡る高久氏の訴えよ…!
魂のこもった言葉に、胸が熱くなりました。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
あの堂の雰囲気が伝わって嬉しいです。
その空気の中でも揺るがぬ高久の精神を書いた回でもありました。
高久の言葉は力を入れた所のひとつでしたので、そう言って頂けてとても嬉しかったです…!
終幕 わかれのあともへの応援コメント
お疲れ様でした。
かの者の眠り……これは眠ることによる自衛か、それとも何かの為の封印なのか……。
あるいは何かの代償かもしれませんが、それでも未来への可能性を残したのではないでしょうか。
まだまだ見つからないものもあるかもしれませんが、まずはお疲れ様でした。
今回、第一部完ということで、まだこれからのこともありますが、何はともあれ、ひとつの終わりを迎え、面白かったなぁと感慨に浸っております^^;
面白かったです。
そして、お疲れ様でした!
ではではノシ
作者からの返信
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しかったです。
未来の可能性を残した終わりとなりました。
面白かったと言って頂けたこと、次回作への励みとなりました。
次回もまた、気が向いた時に遊びに来ていただけたら嬉しく思います。
労りのお言葉、本当にありがとうございました。
二 はじまりの日(10)への応援コメント
どこか耽美で、独特の雰囲気の薫るお話ですね。
時代感や薄暗い因習、そして怪異の影。静謐な筆致が描き出す世界観が素敵です。
物語がどう展開していくのか、楽しみに読み進めていきますね。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
身に余るお言葉をいただき恐縮です。とても嬉しいです……!
この先の物語も楽しんでいただけたら嬉しく思います。
嬉しいお言葉、ありがとうございます⚘
編集済
五 迫桜高原ノ乱(12)への応援コメント
ああ、腹が立ちすぎて無意識に奥歯を噛み締めておりました。
この二人が今ものうのうと生きてるなんて許しがたい!
ましてや、会いたいなどと、どの口が!?
とても引き込まれて感情移入しっぱなしでした。
引き続き楽しみに読み進めます♪
作者からの返信
澄人の為に怒ってくださり、ありがとうございます…!
感情移入してくださってとても嬉しかったです。
先の展開も楽しんでいただけたら幸いです⚘
五 のっぺらぼう(4)への応援コメント
鬼気迫る戦闘シーンに手に汗握る思いで読み進めました。文章が凛として美しく、緊張感が持続して息をするのも忘れそうです。
高久がカッコよくて、イケメン俳優を揃えて映画にして欲しいくらいです。
作者からの返信
龍との戦闘シーンは書きたかった場面のひとつでしたのでそう言っていただけて満足しております......!
高久の格好良さを伝えることが出来たのがとても嬉しいです。ありがとうございます。
映画にして欲しいくらい、というお言葉もとても嬉しかったです。
五 のっぺらぼう(1)への応援コメント
軍人といえば戦場で死ぬという覚悟を持つことが美徳であるイメージがありますが、作中に出てくる高久の死生観には感銘を受けます。
きっとこの世界では変わり者なんでしょうけど、とても素晴らしい哲学を持っていると思います。
作者からの返信
戦場で死ぬ・散るのが美徳というイメージから抗おうというのがこの作品の一つのテーマでしたので高久の死生観に感銘を受けて頂けて嬉しいです。
どうしても軍人というと「死」が付き纏いますし、時には……ということもあるのですが、「生」を離さない軍人像を描きたいと思っていたので伝わって嬉しいです。ありがとうございます⚘
三 〈秘匿之堂〉(2)への応援コメント
息を呑むほどに白い建物、美しいのでしょうね。設定が細やかで世界に引き込まれます。
作者からの返信
嬉しいお言葉ありがとうございます。
〈白幹ノ国〉特有の建築を描けた回でした。
二 はじまりの日(10)への応援コメント
確かな文章力と昭和の裏暗い世界観、因習の村や妖怪と好きな素材が盛りだくさんで楽しく読み進めています。
すでに評価は決まっているのでここで一度応援させてもらいますが、最後まで読ませていただきたく思っています。
作者からの返信
はじまりの日、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
私の好きな世界観を詰め込んだ物語に楽しいと言って頂けて、安堵しました。
評価を頂き、更に嬉しいお言葉まで頂き、重ねてお礼申し上げます。
本当にありがとうございます⚘
編集済
一 白幹ノ国への応援コメント
はじめまして。
アリアのレビュー繋がりで伺いました。
私の直前が貴殿でした。
まず一言、もっと早く御作に出会いたかった!
めちゃくちゃ好みの文体、構成で、カクヨムコンに参加されているのですね。
選考期間も残りわずかなので、急ぎ読み進めていきますね。
作者からの返信
初めまして。
アリアさんの物語、とても素敵ですよね。レビューも拝読いたしました。
身に余るお言葉を頂けてとても嬉しく思います。私が作品を書く上で気をつけている所でしたので触れて頂けてとても嬉しく、励みになりました…!
私の作品を読んでくださり、応援を押してくださり、ありがとうございます。水無月様のペースで楽しんでいただけたら幸いです。
追記
水無月様の作品、外国の重厚なファンタジーを見ているようでとても面白かったです。ゆっくりの読書となりますが、楽しみながら拝読したいと思います⚘
二 はじまりの日(3)への応援コメント
全てが白の装束、眉目秀麗な男性が身につけると凛として格好良いでしょうね。
タバコの銘柄など、モチーフも非常に凝っていてこの世界に引き込まれていきます。
作者からの返信
こちらにもコメントありがとうございます。
嬉しいお言葉、励みになっております......!
銘柄、モチーフなど、後々に繋がる小物もありますので、それらも含めてお楽しみ頂けたら幸いです。
三 〈秘匿之堂〉(3)への応援コメント
素晴らしいいいい……
熱い舌戦、背後に無数の若き命を背負う高久さんの譲れぬ思い、胸が熱くなりました!
20世紀初頭、あらゆる問題を綺麗サッパリ解決する方法として戦争が賛美され、「戦争は美しい」という言説が出現しました。
これをベンヤミンは「政治の美学化である。政治を美で語るということは、人の死を美学化することである」とバチボコに批判したのですが…
結局警鐘は打ち勝てず、「カッコよさ」に熱狂した民衆はファシズムへと突き進み、ベンヤミン自身、ナチスに追い詰められてピレネー山で死んだ…という経緯を、今回のお話で思い出すことができました。
あってはならない薄汚いアジテーションも、それに扇動されてしまう人々も、必死に抗おうとする主人公も、とても鮮やかでした。
作者様の深い知識と、命に向ける真摯な眼差しが、ものすごく魅力的です。
カロリー高いのに、するする読めてしまう…!
作者からの返信
とても嬉しいお言葉の数々、ありがとうございます…!
戦争はどうしても大衆にとっては娯楽になりうる恐ろしさがありますよね。
日本だと「海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍…」が有名で、私は軍人、軍装が好きなのですが、やはり戦争は嫌いという矛盾を抱えておりまして、どうしても「死を美徳」にはしたくない思いがあったのでそう言って頂けたことはとても嬉しく思います。
頂くお言葉のひとつひとつ、とても嬉しくて励みになっております。
コメントありがとうございます⚘
五 今わの約束(3)への応援コメント
ああ……このまま「収まって」しまうのか。
神も緩慢なる死から免れ得ないのか。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
いつもありがとうございます。
「収まる」か緩やかに時を待つのみか……
その先の展開にご注目頂けたら嬉しいです⚘
五 今わの約束(1)への応援コメント
ついに出てきた「神」。
ピュアにしてマッド。
あるいは、マッドだけどピュアなのか。
だがそれすらも「人」としての認識。
そこに恐ろしさを感じます。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます…!
ようやく出てきました…!「畏れ」を表現したかったので恐ろしさを感じて頂けて嬉しいです。
ありがとうございました⚘
四 清らかなる行進(1)への応援コメント
もし今、彼が鏡を見たら、映っているのは、己の想いかもしれませんね。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
きっとそうですね。鏡は真実を写しますから.....。
コメントありがとうございました!
二 切なる願い(3)への応援コメント
そういえば、鏡は反転するものですし、変身のアイテムでもありました。
たとえは何ですが、「ひみつのアッコちゃん」のように……。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
鏡ひとつで色々な見方が出来るのか面白いところですよね。
読んでくださりありがとうございます...!
二 切なる願い(1)への応援コメント
ええ……そうすると、澄人さん、というか「澄人さん」なるモノは……。
そして、双子というのは、対の存在で、対なるものを「対なるもの」と認識して、一なるものにするには……鏡、ということでしょうか。
雲外鏡、「うしおととら」だとほんわかした存在だったのに、この世界だと不気味な感じがしますね^^;
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
最後まで読んでくださり、そして最新話も追ってくださりありがとうございます…!
とても嬉しかったです。
そうなんです。高久の村では双子は対なるものと認識し、ひとつにするのが村の習です。その為の鏡なので気付いてくださり嬉しいです。
双子を間引き、ひとつにする村の誰も知らない因習でもあります。
雲外鏡は様々な創作でイメージがまた変わったものになるのが面白いと感じておりました。
「鬼の守り部」の雲外鏡は、私の鏡のイメージが真実を映す怖いものもあったことから反映した雲外鏡でした。
「鬼灯の冷徹」で罪人の心の中を暴く鏡に使われているという恐ろしいイメージもあるのかもしれません。
読んでくださり、本当にありがとうございます!
二 はじまりの日(1)への応援コメント
面白い!!!!!
匂い立つほど緻密で正確な文体、流れる旋律、軍部、フォークロア…どれも大ヒットです!!
伏線をバンバンに張っているのが伺えて、これからの展開にワクワクします
キャラクターも骨太で魅力的ですね
追わせていただきます!!
作者からの返信
とても嬉しいお言葉をありがとうございます。
伏線にも気付いてくださり、嬉しく思います…!
キャラクターも気に入っているのでそう言って頂けることは創作の励みになります。
次のお話も面白いと思って頂けたらとても嬉しく思います。
読んでくださり、ありがとうございます⚘
三 〈秘匿之堂〉(3)への応援コメント
「死は、物語ではないのです。死に動かされ、変わるものなど、本当はない方がいいのです」という高久の台詞が、とてもとても胸に迫ります。教官故にこそそう思い願う、彼の在り方を示す素敵なシーンだと感じました。
作者からの返信
とても嬉しいお言葉をありがとうございます…!
軍人は好きだけど戦争は嫌いという自分の中の矛盾をどう表現するべきか…と悩んだ物語の回でもありました。高久は私の理想でもあり、思い入れのある人物なのでそんな高久の台詞を選んでくださって小躍りしました(笑)
私の中でも好きな台詞のひとつなのでとても嬉しいです…!
三 〈秘匿之堂〉(3)への応援コメント
コメント失礼します!
桐ケ谷大将のお名前ですが、冒頭は(吉)久さんですが、文中は(与)久さんになっていらっしゃいます。
同一人物でお間違いないですよね?
間違っていたら大変申し訳ありません💦
前回のサブタイトルを見ておお!っとなりました♪これは古参の特権ですよね♪笑
まだまだ物語は序盤、引き続き楽しみに読ませていただきます!
作者からの返信
ご指摘くださりありがとうございます!
(与)久が正解です。早速、修正いたしました。ご指摘本当にありがとうございます。まさかの冒頭で間違えていて自分でも驚きました…(汗)
サブタイトルに早速気付いてくださりありがとうございます。とても気に入っているもののひとつでしたので、気付いてくださって嬉しいです…!
続きもまた楽しんでいただけたら嬉しいです⚘
終幕 わかれのあともへの応援コメント
「ただいま」「おかえり」というやり取りに、グッと胸にくるものがありました。
完結おめでとうございました。第一部、ということなので、まだ続きがあるのですね。
令人のことはどうなるんだろう……と思っていたら、とりあえずは希望のある幕引きで、良かったです。他の人物たちも前に進めたように思えて、希望が感じられました。
「産土神の庇護の元にあった子の髪が長く伸びるのはさほど、珍しいことではない」というところから、じゃあ鏡一郎もそうなのかなぁと想像したり。
第一部は第一部としてきちんと完結しましたが、各人物の背景やこの先の物語に、良い意味で思いを馳せています。
祝い、祈り、呪い。記憶と忘却。
繰り返し提示されるこれらは個々人だけでなく、歴史というものにも当てはまるように感じました。
硬質な筆致、厚みのあるストーリー、込められている思い。とても読みごたえがありました。
素敵な作品を読ませていただきました。ありがとうございました!
作者からの返信
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
続けて感想と、レビューも書いてくださり、嬉しさに何度も拝読しております。本当にありがとうございます。
物語の言葉、人物の心ひとつひとつを優しく丁寧に掬ってくださり、励みになりました。鏡一郎のことについてはまた続きにて書くことが出来たらと思います。
次回もまた、楽しんで読んでいただけるよう、楽しみながら書いていきたいと思っております。
こちらこそ素敵なお言葉をありがとうございます⚘
日々の励みとなりました!