第11話 新ライングループ

 【新★弓道5人組】


 なにこれ?

ライングループに招待されてる。

わざわざ、分けたの?

俺が入ると、待ってましたとばかりに会話が始まった。


真島『おつかれ~! ってかさ~、今までの弓道部のグループに瀬原田先輩入ったからさ~、向こうで話せねーじゃん!!って思ってたとこ。

ヨッシー さんきゅ♡』

義徳『お!かんかんも入ったな』

かんかん『義徳がつくったの?これ』

義徳『そ、そ』

湊『みんな、昨日はお疲れさま~。あれから、まだ飲んでた?』

ひらりん『いや、すぐに解散したよ』

真島『湊は、ちゃんと先輩送り届けたんだろうな?送り狼になってね~だろうな?』

湊『あはは!真島と違って、送り狼はないわ!』

義徳『実家、近いんだっけ?』

湊『うちの近くの酒屋あんじゃん!あそこの角を右に曲がるとちょい先に交番あんの知ってる?その交番の真ん前が瀬原田先輩んち。

俺も交番前でタクシー降りたよ』

かんかん『ほんと近所なんだな』

湊『そうだな。瀬原田先輩のお姉さんも美人さんだよ』

真島『マジで?先輩のお姉さんっていくつよ~。プラマイ5才くらいがオレ射程内だけどな。

ってか、俺 瀬原田先輩おとすから』

かんかん『は?なに?』

義徳『おとす?』

湊『アタックするって意味?』

真島『そ!アタック!(笑)』

ひらりん『アタックじゃねーよ!!真島、彼女いんだろ?』

真島『いるけどさ~ツナギのコって感じだからさ、すぐに別れるし』

義徳『ヤリ捨てかよ!』

ひらりん『真島は除外!』

義徳『マジで!修司!瀬原田先輩を汚すなよ!

オレ、桜花堂のお嫁さんは、先輩しかいない!って思ったから、プロポーズするわ!!』

かんかん『は?プロポーズって!義徳!なんで突然そんなんなってんの?』

ひらりん『それなら、俺だってプロポーズするわ!』

かんかん『いやいやいやいやいやいや、ひらりんまで!ちょい 落ち着けよ!』

湊『あんな美人だからな。しかも、フラレたてとくりゃー 色めき立つわな。

でも、俺、小さい時から瀬原田先輩見てきたけど、やっぱり先輩を1番理解できるのは俺だと思うな』

真島『は?』

義徳『はぁ?』

ひらりん『やっぱりか。おい、かんかん!出遅れてんぞ!!』

かんかん『いや、俺、高校の時からずっとずっとずっとずっと瀬原田センパイひとすじだから!!マジで!!』

義徳『大学ん時 彼女いただろ?』

真島『ひとすじじゃね~じゃん!!』

湊『かんかん 高校から、だろ?俺、中学からだからな!!なんなら、小学生からだから』

ひらりん『湊、マウントとんなよ~!』



俺らは、それぞれが、どれたけ瀬原田センパイのことを好きなのかを、3時間も語り合った。


真島『ってか、もう夕方!! 俺、買い物行かなきゃだから、抜けるわ!

ってか、一旦この話 終わろうぜ。

結論でね~話、無意味だろ』


そりゃ、そうだ。

それぞれ、じゃ!って、ラインを閉じた。

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