第4話 クラスター爆弾

 「かんか~~~~ん!!」

「生きてる~~~~?」

あはははは~と笑いながら4人が歩いてきた。

「えっ?女の子?」

真島がデカい声を出した。


センパイは立ち上がると、

「後輩くんたち?」

と聞いた。

すげー、十把一絡げ感


「えっ!瀬原田先輩? お久しぶりです!!」

湊がセンパイに挨拶して、みんなも口々に挨拶した。

ひらりんが、俺を立たせてくれて、肩を貸してくれた。

「かんかん、立てないくらい身体なまってんのかよ?

こっちは元気に勃ってんのに~」

と、小声で言った。

わ!!バレてる!!

センパイには、バレてないよな?暗いし。


みんなで、どうしたの?ってセンパイが聞いて、4人は一斉に喋り始めた。

一人ずつ喋れや!!


「へぇ~みんな今でも仲いいんだ~!いいなぁ。羨ましい」

「先輩は、若保先輩とまだ続いてるんですよね?」

と、義徳が聞いた。

なんか、当たり前に、まだ、付き合ってるんだろうな~って、俺も思ってたし。

「ううん。恭ちゃんとは、別れたの。

ってゆうか、フラレちゃってね~。1ヶ月前にね。フラレたてホヤホヤなの~」


たぶん、みんな、まだ若保先輩と付き合ってるに違いないって思ってたんだと思う。

なんか、みんな固まった。


「すみません!!失礼なことお聞きして!!

あの、先輩!俺たちこれから飲みに行くんですけど、良かったら一緒に飲みに行きませんか?

せっかく久しぶりにお会いできたことですし、

ここで立ち話もなんなんで」

と、ひらりんが聞いた。

ナイス!!ひらりん!!


「えっ?いいの?」

「いいも、なにも、いいに決まってますよ!

ぜひぜひぜひぜひ!!行きましょう!!」

俺は、興奮気味に喋った。カミカミで。

「かんかん、ウザい!!

瀬原田先輩、もし予定が空いてたら、ぜひ一緒に飲みましょう」

湊が改めて誘った。

「あ、じゃ~、ご一緒させてもらおうかな~」と、センパイは微笑んだ。


そして、続けてあのクラスター爆弾を俺たちに向けて発射した。


「あ、私、26にもなって恥ずかしいんだけど……

私、飲み会バージンなの……

お酒飲むと、エロくなっちゃうんだって。

だから、飲み会は禁止って 恭ちゃんに言われてて……

だから、飲み会って、今まで一度も出たことないの」


俺たちは、即死レベルで被弾した。

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