第35話
『やっちまったなぁー』
と 軽い感じでまいったまいったって言ってるばあちゃん
「料理レベルMAXだっけ」
『そうだねぇ バイトしてた時からよく常連さんから ばあちゃんのメシのおかげで強くなったぜ
とか言っててさ 何馬鹿なこといってんだぃ!私はただのばあちゃんだよ!そりゃね オフクロの味っていうんだよ!って 毎日やり取りしてたんだよねぇ。そのバフのおかげかい 長年の疑問がやっとわかったよ。』
「いや 気づこうよ!」
『だって 天界でステータスオープンってやってたら 中二病だって思われるじゃないか
天界でステータス見れるって知らなかったよ。』
「自分で食べてわかんなかったのか・・・」
『ばあちゃんも年だよ? ステータスがあると知って 今更俺TUEEEEとかできないよぉ』
「その割にはネトゲマスターだし・・」
『あれはいいんだよ 誘われてやっただけだから たまにアニメコラボあるしねぇ』
「でもばあちゃん これはすごいことだよ 作り置きして戦う前に食べたらパワーアップだし!」
『そうかい?んじゃぁ アサちゃんが寝てる間にちょこちょこ作ってみるかねぇ』
「あ ばあちゃんも食べて見なよ」
『んじゃ つかわせてもらおうかねぇ』
『憑依』
「な なんだぃこりゃぁ 体が軽いじゃないかぁ」
(でしょ!ばあちゃんの料理おいしいんだって タマもおいしいよね?)
タマを見ると もうなんていうか 口いっぱいに放り込んでニコニコして
「おひしぅ」いえてないいえてない 今日もラブリー
「ん 力UP 魔力UP 物理抵抗UP 魔法抵抗UP スタミナUP デバフ抵抗UPだって!?」
(ばあちゃん 私ばっかチートチートって言ってるけど ばあちゃんも十分チートだよ?
お知らせさんだってばあちゃんのスキルだし!)
「そうだねぇ お知らせさん いつもありがとうねぇ」
お知らせ:まぁ 別に普通のことしてるだけですけど あとその姿 違和感すごいですよ。
「ツンデレかねぇ」
(もぅ ばあちゃんったら)
(あ お知らせさん ばあちゃんのレベルも上がるの?)
お知らせ:いわば アサミ様とトキ様は一体なのです。 アサミ様が死んだらトキ様も消滅するのですよ。なのでアサミ様 トキ様の経験値は共有になります。
PTを常に組んでる状態ですね。
(おお ばあちゃんもつよくなるって!)
「そうなのかぃ お知らせさんは物知りだねぇ」
「おいしかったよぉ では戻るねぇ」
「ごちそうさまぁ おばあちゃんおいしかったぁ」
タマも満足のようだ。
『ばあちゃんが強くなっても 念動力くらいしかつかえないんだよねぇ』
「つよいじゃん!相手には見えないんでしょう?」
『アサちゃんの転移のほうが極悪だと思うけどねぇ 敵を空に転移させて落とせばいいだろぅ?』
「・・・・・・・」
『どうしたんだぃ?』
「天才かっ えげつないね!」
『一回やってみればいいんじゃないかぃ?』
「ん- そうだねぇ あとで実験してみるよ」
『これからどうするんだぃ?まだ昼だけど 森に入るのかぃ?』
「そうだねぇ 軽く行ってみようかな」
『じゃぁちょっと待っててなぁ』っと棚から薬箱を持ってくる。
「えっと?」
『これは虫刺されの塗り薬 あとは虫除けスプレーと消臭剤だよ』
「虫除けスプレーはわかるけど 消臭剤は?」
『一応 獣は鼻がいいからねぇ 追いかけられ防止だよ』
「んじゃぁ 準備OKだよ」
「タマもーー」
「タマ 火事になっちゃうから 氷魔法とかで攻撃してね。」
「聖獣砲のほうがつよいよ?」
「それは見たことないからまだいいよー」
「あと もしケガしちゃったら手当お願いね。」
「はーーーい」
そして アサミは俺たちの冒険はこれからだっとばかりに森に入っていくのだった。
まぁ 結果としては
アサミにはばあちゃんバリアで何もできない 魔法も効かない 最初は攻撃するのを躊躇して攻撃をしないでテイムスキルで説得しようとしていたが 聞く耳持たずで自分がケガしたらアホだと思い
しょうがないよね これって戦争だもの。と言わんばかりに一回の空間魔法の転移で10匹が空を舞い落ちたとこをタマに魔法で殺されるか落ちたショックで死んでいた。それの繰り返し。
タマにも攻撃が貫通しない 威圧で気絶する モンスター達もどうすれば倒せるの?!
と 困惑しているように見えた。
そのくせ ここはもう深部に近いらくて応援ばかり増えるので倒しても倒してもキリがない。
見える範囲ではもう3~400体は余裕で超えていた
「ああああ もう キリがない タマ 聖獣砲つかってみて!あ あんまりモンスターを傷つけないようにね」
「はぁーい んじゃ弱めーーー」
タマが聖獣砲の準備が終わると尻尾の9つからピチュン ピチュンと可愛らしい ビームが敵に命中して貫いた。 が そのビームが消えないで200mくらい障害物すら貫いて やっと止まったと思ったら大量の木が倒れていた。
環境破壊もいいとこだった。
「・・・」
『かっこいいねぇ でもこれはあぶないねぇ』
『どう?どう?かっこいい!?』
「うーーーん タマ 敵を倒したら止まるとかできないの?」
『? お姉ちゃん なにいってるの? 敵 倒してなかったよ?みてみて?』
そー言われてビームの先を見ると大量のモンスターの死骸が横たわっていた。
「どういうこと?」
『タマの聖獣砲はねぇー 最初に倒した種類の魔力を覚えて倒しにいくんだよぉ』
「え 索敵機能付きの自動追尾ってこと・・・?」
「『なにそれかっこいい!』」
『えへへー』と誇らしげなタマだった。
「じゃぁ その敵の種類が近くに1匹しかいなかったら 最初の敵を倒して終わり?」
『そうだよー さっきはいっぱいいたから尻尾を分けて倒したけどねぇー』
「使い分けもできるのねぇ。すごいスキルだ」
タマの本気を見てちょっとびびったアサミだったが
まぁ タマだししょうがないかー。っとばかりに倒したモンスターを無限インベントリに放り込むのだった。ついでに倒した木もあとで売ろうと一緒にぶち込んだ。
お知らせ:アサミ様がレベル84 トキ様がレベル220 聖獣タマモがレベル81に上がりました。
「上がりすぎじゃない!????」
『そうでもないよぉ オーク343匹 ワイルドベア 153匹 ウルフ481匹 ゴブリン512匹 スライム15匹 きのこ 42匹
これだけ倒せば上がるさね。経験値5倍ついてるんだから』
たしかにインベントリに放り込んだリストの死骸の数はそう出ていた・・
「やりすぎたあああ?」
まぁいいか一回に提出する必要ないんだし っと知らないふりをするアサミだった
ちなみにさくっと薬草 毒消し草を摘んで 転移で町に帰るのだった。
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