第2話

ミュー様に送られた世界に転移したアサミとばあちゃん




着いた場所からは小さな町が見える丘だった。




『アサちゃん アサちゃん 起きなぁ。』


「ばぁちゃん?ほんとにばぁちゃんなんだね。夢じゃなかったああああ。」




と また泣き出してしまう。




『あらあら アサちゃんはまだまだ甘えん坊だねぇ。それよりアサちゃん かわいい。中学生みたいだよ。若返ったのねぇ。』


「えっ ほんと?」


そう言いながら自分の顔や体を触って見る


「マジか・・・。胸が減ってる。」




21歳の頃のアサミはDカップはあってスタイルは結構よかったが 15歳時点でAカップ 身長155cmと小さい子だった。高校の時に急成長を遂げるのだが今度の人生でそうなるとは限らない。




「萎えるわぁ。せっかくおっぱい大きかったのに。牛乳飲むかっ!」


『アサちゃんの為におばあちゃん レシピ考えるからねぇ。さぁ アサちゃん 異世界だよ。


 テンションあがるねぇ。』


「ばあちゃんアゲてるなぁ。ここで生きてくんだね。まぁ ばあちゃんがいるなら寂しくないよ。」


『さぁ アサちゃん 異世界にきたらまず アレだよアレ』


「あれ?なんだろう。ああ アレかぁ。」




『「ステータス オープン!」』




アサミもばあちゃんもテンションアゲアゲである。






名前 アサミ 年齢15 


種族 ヒューマン 属性 聖


バストサイズ A レベル1


スキル 無限インベントリー 


    テイムS


    鑑定S


    異世界買い物


魔法 空間魔法 【転移】レベル毎に習得可能


状態 健康


称号 地球からの来訪者


   勇者


加護 ミューの加護(女神スキル【神との通話】1日に1回ミューと会話出来る。女神スキルをレベル毎に習得 取得経験値5倍 レアドロップ率UP )




名前 トキ 年齢62


種族 高位守護霊 属性 聖


バストサイズ C レベル200


スキル 憑依(アサミ限定)


    料理 レベルMAX


    おばあちゃんの知恵袋


魔法 念話


   念動力


称号 アサミの守護霊


   ネトゲマスター




『アサちゃん!出たよ!ステータス出たよ!ばあちゃんうれしいよぅ。』


「うん!やっばい!やっぱ これが異世界転生のだいご味だよねぇ。」










「え。バストAとか いちいち書くなよ!なんでステータス記載されてるの!」




「もおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」




「ん・・・・・ え?」




『どうしたんだぃアサちゃん?』




「ねぇ ばぁちゃん?これ見える?称号なんだけど・・・。」




 『えーっと 異世界の来訪者 んー 次は 勇者 えっ!勇者って アサちゃん勇者になっちゃったのかい!なんてこったぁ!ばあちゃんが勇者だと思ってたのにまさかアサちゃんとは・・・』


「ばあちゃんが勇者ってないでしょ!どうしようばあちゃん・・こんなの聞いてないよぉ。」




『魔王は後5年って言ってたねぇ。これはパワーレベリングが必要かぁ。まずはどっかの国の図書館行って情報と 後はシドを探さないといけないね 飛空艇作らないとダメだよ。』




「シドってちがうでしょ!あれゲーム!ねぇ どうしようーー。自信ないよぉぉ。」




『アサちゃん 加護 加護にミュー様の加護ってあるよ。ミュー様と会話出来るみたいだよぉ。』




「あ ほんとだ!ミュー様と連絡出来るっ!さっそくやってみる!」


【神との通話】 発動


プルルルル プルルル  プルルルルル


『電話の呼び出し音みたいだねぇ。』




「出ない・・・  どうしよう・・・」




プルルルル プルル ガチャ




【こちらミューです 只今出かけております また連絡下さい。】




プーッ プーッ プーッ




「・・・・・・・・・・・・」


 






【神との通話】 発動




お知らせ:【神との通話】は1日1回です。24時でリセットされますが 24時に通話とかしてくるのは


      失礼に当たると思います 常識的に考えて。






「・・・・・・・・・・・・」




『アサちゃん ドンマイだよぉ』


「お知らせ うっざっ!」




『明日また聞くしかないねぇ。それよりアサちゃん おばあちゃんのステータスも見てごらんよ。』




「おばあちゃん バストCって・・・ ハァ・・・ スキル おばあちゃんの知恵袋 ん 称号ネトゲマスターって!どんだけネトゲしてたのよ!」




『ん- 10年くらいかねぇ。和彦のPCあったし。ずっとクラン運営しててサーバートップまでいったもんだよぉ。』




「ないと思ったらばあちゃんが父さんのPC使ってたのか。で おばあちゃんの知恵袋は?」




『ああ それね。』




スキル【おばあちゃんの知恵袋】 発動








そこに現れたのは












お年寄り向けのスマホだった。

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