第5話 砂に変化する最初の絵本

気を失ったナジュを心配そうに見つめ

一瞬、戸惑う表情をしてから・・軽く唇と頬にキスをする。


「あ・・」ナジュが目を覚ます  照れくさそうに彼は笑う

そのまま抱き抱えられるナジュ


絵本を読んでいる二人のお姫さま「ああ、護衛の兵士さん・・」「ええ、なに?」


「えええ!」「まああ」頬を赤くして本気で嬉しい二人の姫 アルとエイル

絵本を読みながら わやわやと騒いでした。


「・・ワン 御二人とも嬉しそうワンワン」

犬の姿の小さな魔法使い・・じゃない、魔法使いの弟子のわん子


嬉しそうに騒ぐ二人 そんな時だった


「あ・・」「え?」絵本がサラサラと音を立て、砂に変わってゆく


あっと言う間に 絵本だった砂は廻り一杯に・・


それから・・砂の中から蛇や手のようなものが飛び出して、二人の姫とワン子を襲う

「何事!」アル、黒髪の美少女は戦闘モードに移行

 水魔法、氷魔法の呪文を唱えて蹴散らす


「あ、こ、このおお」エイル どうにか蹴とばしたりして対処をしてるが

エイルは金の髪を掴まれる。


「きゃああアルうう!」エイルは砂の魔物、蛇たちに飲み込まれそう

「うわあああん!ワンワン」わん子 わん子も同じく


「エイル!わん子さん!」

アル、アルテイシアは長い黒髪を揺らしながら、見事な動作で戦っていた。


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