第4話 投げ落とされて‥ナジュ
眠ったままのナジュは
石作りの長い階段の上に運ばれて連れて来られた。
かなりの高さのある階段・・もし、落ちれば大怪我か下手したら死ぬかも知れない
寵姫に命じられたまま、寵姫の傍付き達、召使たちは・・
ナジュを階段の下へ投げ落とした!
幾度も身体を打ち付け、ナジュは痛みに目を覚ますが
まだ、身体を自由に動かす事など出来ない程、強い眠り薬
実は医療用で少し麻痺の薬も入っている
「あうう!」ナジュのうめき声 そこに飛び出してきたのは・・
ナジュを護衛するように命じられていたナジュの兄に似た兵士だった。
ナジュを庇い、抱き留めてそのまま一緒に階段を転がるように落ちて行く
どうにか彼の身体がクッション代わりとなり、ナジュは軽い打ち身に怪我だけで済んだ。
ホッとした顔をする奴隷兵士
「・・り、リギア兄さ・・ん」小さな声でうめくように呟くナジュ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます