日日薬
蓮之助/Karhu
もう一度 漠然とした衝動
私の作品をお読みの方々。久方ぶりにございます。ツイッターも何もかも、稼働してない中、私が連載中の小説を読んでいる方、もしくは待っている方には最大限の感謝と謝罪を。
このエッセイは、随分と前に書き上げたきり、何も書くことがなく終わってしまったらどうしよう、という不安から投稿されなかったものだ。執筆活動を細々と再開させようとしている私の、再始動となるものだとおもってこの先を読んでいただけると嬉しい限りだ。お時間がある方は、このまま読み進めてほしい。以前に書いたものといえど、心境に関しては一切の差異はないからだ。
何も書くことがないのに、何かを書きたい。
そんな衝動に駆られることがある。
私も小説家を目指している人間の一人。言葉の力を、言葉を操ることの愉快さを知っている。脳内で燦然と輝く光景を、自らの言葉で表現できた時の快感と言ったら、何物にも代えがたい。
だからと言って、衝動を抱えていても作品の続きをかけるわけではない。私自身、筆が遅いことを重々承知している。あれこれ頭を悩ませているだけで、何も進ませようとしないからだ。これをお読みの方の中に私の作品を読んでくださっている方がいたら、大いに罵ってくださって構わない。
自分自身が一番、作品の続きを書かずに何をしてるんだと思っているからだ。
それでも、作品の続きを書くよりも先に頭に浮かぶことがある。
それが先述した「何かを書きたい」という衝動だ。
衝動を満たすためにエッセイを書き始めた。
もう一つ理由がある。更新速度の遅さをどうにかするということだ。
動画投稿サイトで動画を視聴される方ならば、一度は聞いたことがあるのではないだろうか。『更新速度を改善するためにサブチャンネルを開きます』という発言を。私にとってのこのエッセイはまさにその立ち位置にある。
エッセイを書く前に、自分なりに更新速度の遅さを分析してみた。
私生活。語彙力のなさに打ちひしがれている。情緒不安定による感情描写への妨げ。投稿するのが恐ろしい。
なんとも自分勝手さが露呈する分析結果だが、事実なので覆しようもない。
これらを打開するにはどうしようもない事柄もあるのだが、「恐ろしい」という感情については対処のしようがある。投稿することに慣れることだ。
元々は一週間更新をしていた作品は、徐々に一カ月、半年と伸びていき、ツイッターでの呟きをしない私は音信不通になることが多い。
ツイッターは何を書けばいいのかより分からないし、どれほどの読者がみているのか分からない。近況ノートは、楽しみに待っている読者を通知によってぬか喜びさせてしまうのではないかという危惧もある。
あれこれ考えた末にたどり着いたのがエッセイだった。
自分の衝動を満たせて、なおかつ投稿されているという表記だけで音信不通を回避できる。そして、作品を投稿するという行為に慣れることもできる。書くこともより自由だ。
何を綴るかは特に決まっていない。
日常生活で感じたこと。読書感想。備忘録としての活用。思いつき次第、追加されていくだろう。
エッセイのタイトルは月日の経過が薬代わりになるという意味の言葉にした。
「
これをお読みの貴方がもし疲れていて、それなのにここまで読んでくれたのであれば、最大の感謝を。
日日薬 蓮之助/Karhu @karuhu
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