ハロウィンにもう一度
さて。今日のお昼頃のこと。まゆこちゃんからLINEがありました。
【11月の勤務表出たんよー。
10月31日か11月1日ってどうかなあ?】午後12:11
元々、11月で予定が空く日がわからないからわかったら連絡するという話だったので、その件だったわけですが空いてたのが10月31日か翌日かという辺りを考えると、11月はかなり多忙なのでしょうね。
私はといえば普通に月~金までのお仕事なのですが、幸いにして職場は本物の完全裁量労働制。ミーティングがない日はぶっちゃけ仕事は1時間でも良かったりします。さすがに連続するとたぶんよろしくないですが、1日くらいでどうこう言われることはないですし、四半期ごとの目標を達成してさえいれば何も言われることはありません。
そして、10月31日は月曜日。私の部署でもっともミーティングが少ない日。というかその日は本当にミーティングがないので、午前中ちょっとだけ仕事しようと決心。
久【ういういー。予定知らせてくれてありがと
10月31日は大丈夫よー】
久【こっちの仕事って月~金に勤務って意味やと普通なんだけど、締め切りベース仕事なんでミーティングないこと多い月曜なんかは割りと空いてること多し】
久【奇しくも去年と同じハロウィンやね】午後1:10
本当に奇しくもというか、その後はなんだかんだでまゆこちゃんの仕事の事情があったり、その他色々事情があってなかなか予定が合わなかったのでした。
LINEでちょくちょくやり取りしてるので、一年ぶりという気はしないのですが、本当に早いものです。
ま【去年もハロウィンやったんかー🎃1年経つの早いなあ。
場所どこがいい?夕方までに帰れたらどこでも大丈夫よー】午後3:11
カボチャの絵文字使ってみたり以前より芸が細かくなってるなあなんてどうでもいいことを思いながら、夕方までかー、なら割とどこでもいいんだけどと考えつつも。
久【個人的には海鮮系希望かなー。店は考えてないんやけど、そういうのでよさげなの知ってる?】午後3:28
海産物大好きなので、ずっと大阪民の彼女がなんか知らんかなと思って問いかけてみたわけですが。
ま【海鮮系でいいところあるんやけど、予約不可の大衆居酒屋しかわかんない。
梅田で集合して適当に店入るのでもいいけどねえ。】
ま【(とある魚介系居酒屋のURL)】午後4:21
しかし、予約不可だと昼飲みとはいえいささか心もとない。特に居酒屋だとランチ時間帯は普通に定食も兼ねてることが多いですしね。というわけで、
久【そやねー。ただ、混むかもしれんとか考えると予約できた方がええかもね
もうちょい店探してみるわ】午後5:35
そんな提案をしてみたところ、彼女からは。
ま【私も探してみるよー。
どんな感じの店がいいとか予算いくらまでとかある?】午後6:04
ここで私は何かが引っかかりました。
一見普通に相手の都合を聞いているだけなのですが、これまでかなもり君含めた三人で飲むときにそんなことを聞いてきたことなど皆無なまゆこちゃんです。
飲む場所の選定で「ごく普通の」気遣いをしてくるのがどうにも彼女っぽくない。割とひどいこと書いてますけど(笑)、いきなり閉店間際のバーに電話かけて、OKと見るや否や自転車でGOする彼女です。しかも、徒歩の相手がいるのに……。付き合いが浅い相手なら彼女もそのくらいの気遣いはするでしょうけど、私相手に今更?みたいな妙な感じがありました。
久【せっかく久しぶりに会うんやしちょい静かめで、予算は1人〜4000円までやったら大丈夫かな。】午後6:24
久【足出ても〜5000円くらいなら全然だいじょーぶよ】午後6:26
とはいえ、別人が偽装しているわけでもなし。
素直にリクエストを出してみたのですが、
ま【りょーかーい】午後6:35
ま【ふくちゃん(仮名)はどんなとこがいいって言ってるの?】午後7:04
ふくちゃん(仮名)は私の嫁さんのことです。ここでようやく納得が行きました。私じゃなくてうちの嫁さんに気を遣ってたのか!
ふくちゃんとまゆこちゃんが会ったのはわずか三度ほど。まゆこちゃんにしてみれば、結構気遣いが必要な相手であると以前にLINEで書いてたことがありました。
嫁さん自体は別にそこまで気遣ってもらわなくてもいいのに、と言ってたんですけどね。ともあれ、一応ということで
久【特に希望はないけどゆっくり話せるとこがいいって感じやね。ふくちゃん好き嫌いないから基本的にはなんでも】午後7:21
強いて言うならゆっくり話せるところが良いという要望を伝えてみたところ。
ま【お酒飲むのありきで考えるから店みつからないんよねえ。
海鮮から離れて探してもいい?】午後7:39
ここまで彼女らしからぬスピード感で返事がぽんぽんと返ってきます。タイムスタンプを考えるに今日は仕事は休みだろうとは思うのですが、返事ペースが早い。
憶測ですが、うちの嫁さんが同席することを考えて、雰囲気の良い場所とか、相手によってハズレになりそうな場所を避けて探してるのではって感じがするのですが、
(そこまで気を遣わないでもいいのに)
と感じた私なのでした。この憶測自体が外れであって、単なる心境の変化ないし気分の問題なのかもしれません。他には、かなもり君が居ないからとか、今年は誕生日プレゼントをもらったからなど色々理由があるのかもしれませんが、少しいつもと違う印象を受けたやりとりでした。
といっても、読んでる方は「普通に飲む場所を決めるやりとりでは」と思いそうな話であって、当事者である私がなんか妙だな―と思ってるだけなのですが、飲みの場所を決めるみたいな、急ぐ必要がない事案に対しては返事が比較的スローな彼女らしくないとはなんとなく感じるのです。
もう一つだけ、現実的にありそうな可能性を考えてみると、これまで三人で飲むときに最初の場所決めをする時は私とかなもり君で候補を決めて、彼女が最終決定をするというのが定番化していたのです。
一方、今回は私がリストアップして提示するという形ではなくて、彼女から場所のリクエストを聞いてくるという、とても珍しい形です。それ故に普段見たことがない感じの文面に見えてなんとなく違和感を感じているのかもしれません。
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