ハロウィンとソウルフレンド
去年のいつだったかに、まゆこちゃんと親友というものについて話していたときのことです。
ま【私は親友とか幼馴染って定義わからんのよね】
久【定義かー。別に深く考えんでもいいと思うけど】
ま【どっちかというとソウルフレンドって言われた方が嬉しい】
細かいところはちょっと曖昧ですが、そんな感じのやりとりをした記憶があります。確か、幼馴染の定義がわからない(私が言ったのではなくて、あっちが言った)なんかの話をしていた時だったと思います。
同じ年のハロウィンにまゆこちゃんとかなもり君を招いて、嫁さんも含めて合計四名+二人(かなもり君ちのお子さん)のちょっとしたパーティーを開いたのですが、その前にLINEで長文のお手紙ぽいものをまゆこちゃんに送ったのでした。
今思うとすごくこっ恥ずかしい内容なんですが、ほぼこんな感じです。
【そうそう。日曜日に言う雰囲気やないやろうけど、いい機会
やし言っておこうと思って(かなもり君にも別文面で送ったけ
ど、まゆこちゃんとの関係はまたちょいと違うしな)
まゆこちゃんとは小学校以降は成人式で再会して以来の付き合い
やけど、大学時代も割と親しみをもって弄ってきてくれたし(
ちなみに、スキンシップで当時女性経験の無い俺をからかって
きたのは未だに覚えとるわ(笑))、律儀に俺が集まりを提案
したときに、かなもり君とまゆこちゃんはほぼ必ず来てくれたし。
あと、最初の子と付き合った時とかめっちゃ色々面倒見てもらた
ことはとても感謝してる。親友って言葉は手垢ついてるけど、得難い
友達やと思ってるってのは伝えとくな。ソウルフレンドでもええけど
(笑)】
【これからいい友人関係で居られるとええなというのは思ってる。
照れくさいからといって言葉に出さないといつか後悔しそうやから、
こういう機会にちょっと長文になったけど伝えとこうと思った】
【ちゅーわけで、日曜日は気楽に遊べればーと思っとるよ】
我ながらなんて長文。今思えば、ハロウィンに二人を招くことではりきっていたとはいえ、妙に気合入り過ぎ(笑)。
それに対する彼女からの返事はといえば、
【どないしたどないしたー!
ソウルフレンドとか照れるやないか(照)
この歳になってまで人目気にせず
かなもりと口げんかできるのは、
間に真一が入ってくれるからよー。
これからは真一の嫁さんも込みで、
老人になったら皆で旅行できるくらい
まで遊ぼうね】
そんな感じでした。最後の「老人になったら皆で旅行できるくらいまで」は、長く友達でいようという彼女なりの気持ちなんでしょうけど、受け取ったとき嬉しかったのを覚えています。このとき、彼女はお仕事でちょっと疲れていたはずなんで、あっちはあっちでなんかそういう手紙送られて嬉しかったのかもしれません。
ちなみにハロウィンの前後は感傷的になっていたのか、彼女と長文のやり取りをすることがなんども。見返すと恥ずかしいものですね……。
私もまゆこちゃんもかなもり君も「普通」からはちょっと軸がずれたところにいるからこそ「いつまでも三人で仲良く」を本気でやっていこうという気持ちがお互いにある気がしますね。
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