宛名のない手紙
「拝啓、この手紙を読んでいるあなたへ。
あなたがこの手紙を見ている頃、私はもうここにはいないでしょう。
でも安心して、きっと明るく楽しいところにいる。
ここで一つ最後のお願いを聞いてください。
◯◯病院 中庭 太陽の花が咲くところ にきて。」
急いで家を飛び出した
見慣れた花壇には一面に咲き誇った向日葵があった
花言葉は確か「あなただけを見つめる」だっけ、、、、
その瞬間せき止められていた涙が一気に溢れた
宛名のない手紙、咲き誇った向日葵、確かにそれは最愛の人からのささやかなラブレターだった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます