第2話 創作論って薬? それとも毒?
今回は私の近況ノートの内容を加筆修正したものをお話のネタとさせてください。近況ノートは内容を変更しないで残してあります。
私なんかの創作論を読むくらい、あなたは小説を書こうってやる気があるんです。自分の小説をちょっとでも良くしたいと思ってる意欲のある方なんです。
あとは実行するだけですよ! 正解はないんです。自分に合った方法は自分にしか分からないんです。自分に合った方法が他の人と違ったっていいじゃないですか?
自分で色々試行錯誤した後で、自分が信じる方法で玉砕するなら本望ですよ。でも、迷ってるから、悩んでるから、創作論を読んでいらっしゃるんじゃないですか?
創作論は迷ってる方、悩んでる方には薬になります。でも自信があってどんどん物語が書ける! ネタがでてくる! なんて方には、読むのはあまりお勧めしません。
なぜでしょうか?
答えは簡単、『迷うから』です。
迷いのない作品は自然と作者様の自信と勢いが乗ります。調子よく書けます。そうであるならば、そんな時に色々な方法論が書いてある創作論は迷う元です。作者様にとって毒にしかなりません。そうです。大切なのは読むタイミングなんです。
地に足がついてるときに浮き輪なんて必要ありません。
◇
例えば他の方にこうした方がいいよと言われて何も考えずに従って膨大な時間を使った後、自分の思うとおりにしておけばよかったなって思ったら、そこには後悔しか残りません。
かといって、他の方に言われたことだとしても、自分が壁を感じた時にやり残した方法があると思うなら勉強するべきです。その内容が特にプロットやテンプレだとしたら勉強するべきです。
知らなくて使えないのと、知ってるけどあえて使わないのとでは、生きているか死んでいるかと同レベルで、計り知れない程の大きな差がそこにはあります。
壁を感じたら創作論や物語の書き方等の本は読むべきです。初心者の方も読むべきだと思います。どうやったら物語をうまく作れるか? その答えが書いてあるからです。それを参考にしつつ書けば、一回書いただけでも何十回も作品を書いたのと同じくらいの経験になります。
特に本として売られているものは、人気作を実際に書いた先人がこうしたらいいですよと、自分の体験を元に作ってくれた方法論なんです。物語の書き方が書いてある本やカクヨム様に投稿されている創作論は、先人の作者様たちと現役の作者様たちの知恵の結晶だからです。
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物語を書いていたらご批判や忠告を受けることもあるかもしれません。その時の対処法も他の創作論様で書いてあります。それを参考にしてください。
作品によって応援コメントを表示非表示を選べればいいのにと思ったりもしますが、たぶんシステム的に大変なのでしょう。それでも♡や★を押してもらえることは、どんな作者様にとっても元気の源だと思います。積極的に良いと思ったらぜひ押してあげてください。
とはいえ、もし皆様の応援コメント等に書いてあったことが本当の耳の痛い忠告か暴論かはよくよく考えて判断してください。本当の忠告と悪意のある暴論は見分けがつかないこともあるからです。
どうしても分からなかったら、そこで重要なのは「何を」言われたかじゃありません。「『誰に』何を」言われたかです。先人は「竜馬がゆく」という物語を残してくれています。特に司馬遼太郎先生のコメントは10回くらい読み返してもいいくらいです。参考にして頂けたら幸いです。
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以上を踏まえた上で自分で選んで決断することが、どうしてもこういう芸術性のある世界では重要なんです。あなたが選んだという時点で他の方のせいにはできません。他の方のせいにしたって時間は戻ってこないんです。
自分の信じる方法で玉砕したら、あまりしたくない話なんですけど
だから覚悟が必要なんです。その覚悟のうえで玉砕するなら本望だと思うくらい頑張る必要がある世界なんです。だから後悔を残さないように、やれることは全部やってから自分の信じる方法で頑張ってください。
プロットやテンプレに頼らない方法でいけると思うなら迷わず頑張ってください。でも迷ったときや壁を感じた時に、プロットやテンプレを勉強するって道もあることを心の片隅にとめて覚えておいて欲しいんです。
右と左の
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プロになった時は内容次第では作家生命に関わってしまう可能性があります。気軽に発言できてしまうツイッター、SNS、そしてFacebookのご利用は、ご自分の性格を考えて特にお気を付けください。浮かれている自分を想像して、不用意な発言をしないと断言できるか? 考えるべき点はそこです。
※と言っておきながら2023年2月9日時点で筆者はツイッターのアカウント取得しました。書籍化作家様の本音が聞ける可能性があると言われてしまっては、そんな機会は逃せません。
※と言ってツイッターを使ってましたが2023年9月3日にツイッタ―を退会しました。ツイッタ―を運営しているX社が2023年9月29日に利用規約を変更するそうです。その内容が創作活動するうえで問題がでてくるかもしれない、と思ったからという訳です。元々そんなに利用してませんでしたしね。
※と言っておきながらX(ツイッター)復帰してます! 課金制になるまで様子見ですね~。
◇
ご忠告は
どんな理由で落ち込んだとしてもその後はご自分の心の静養のために、お気に入りの曲でも構いません。特に学生時代に聞いた曲や好きだった曲から得られるイメージの力はすごいです。当時を思い出し感情を呼び覚まし頑張ろうって気にさせてくれます。
ですから頭の中で流してもいいですし、ユーチューブで探して実際に聞くのもいいと思います。そしてぐっすり寝てください。そして次の日から気を取り直して頑張りましょうよ!
あなたという人間は、この地球上で一人しかいないんです。あなたが作った物語、登場人物の言葉、そして作品に込めた想いが、もしかしたら誰かの心を救っているかもしれないんです。そういう世界なんですよ? 素敵だと思いませんか? だから頑張ってください! 私も頑張ります!
ではでは今回はこの辺で。何か作品作りの参考になれば幸いです。
◆◆◆お礼・お願い◆◆◆
ここまで読んで頂いてありがとうございます!
新作『雪が舞い散る冬の一夜の殺人は過去へとつながる物語』【完結保証】『東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞』応募作品
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気になった方は読んで頂けたら幸いです。
よろしくお願いします。
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