応援コメント

第2話」への応援コメント

  • 「カサイ」
     教室の机で寝ていたカサイ君のうしろから、ハマグチ君が声をかける。
    「ん」
     突っ伏したまま、顔だけ向けると、ハマグチ君は待てないかのようにカサイ君の肩を掴んだ。
    「あれ、聞いた?」
    「なにを?」
    「美術のイノウエだよ」
     カサイ君の顔が変わる。

     そこから先は聴こえなかった。ハマグチ君が周りに聴こえないように小さく話し始めたから。
     カサイ君の顔がまた変わった。
     わたしはそれを教室の端で見ていた。
     校庭の陸上部がつまらなかったから。

    作者からの返信

    ううう
    ハマグチですか。