第214話 えびえびしすたーず「体感型拡張現実ゲーム5」

「お姉ちゃん。魔法少女はカメラで撮影した動きをゲーム内のキャラクターに投影させるから、このまま室内で箒に乗ってゲームに参加するらしいよ」

「我が妹よ。私たちは、このいくつも並んでいる油圧装置で動く四角い箱のような機械に設置されているコクピットに乗り込むぞ」

「先輩。このコクピットって一つの機械に一人しか乗れないらしいですね」

「後輩。もともとは飛行機の操縦士の訓練用の機械を流用しているらしいわ」

「生徒会長。魔法少女が変身して箒に乗ってぷかぷか浮いているのが意味わかりませんわ!」

「副会長。あれが魔法少女が組織に在籍していた時の戦闘訓練方法なのよ」

「……魔法少女良いな。あれなら、コクピットから操縦するよりリアルタイムで戦えるから有利になるのに」

「会計……。書記の私が知らない側面ばかり……」

「魔法少女の私が戦うときは、この青色の可愛らしい服と箒に乗って戦うが一番落ち着くのよね」

みんなのゲームの準備は終わった。

続く!

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