第193話 えびえびしすたーず「迷探偵は必要なし(その4)」

「……先輩。山小屋と聞いていたから覚悟してきたのに、これじゃ高級ホテルじゃないですか!」

「美味しいシーフード料理を食べられて良かったじゃない」

「みんなで楽しく山小屋でカレーライスを作るのが、お約束じゃないのですか!?」

「生徒会長お抱えの料理人の料理の方が、美味しくて良いじゃない」

「先輩。自分でベッドメーキングすると思っていたらメイドさんがベッドメーキングしちゃいましたよ!?」

「……後輩。後輩がベッドメーキングしても、私が直さないとまともに寝られないじゃない」

「先輩。絶海の孤島だから夜は真っ暗だと予想していたのに煌煌と室内も山小屋周りも電気の灯りで明るいじゃないですか!?」

「そりゃあ生徒会長は、私の発電所持っているからね」

「しかも先輩、元海兵隊員とかの屈強な人たちが数百人も最新の装備や車両やドローンで完全武装して山小屋の警備してて、警備もしっかりしているじゃないですか!?」

「沖合には、海軍の艦船も島の警備で待機しているらしいわね」

「先輩、これじゃ絶対事件なんて起きないじゃないですか!」

「……後輩が名推理したいとか騒ぐから生徒会長が本気で対策してるのよ」


まだまだ続く!

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