第135話 えびえびしすたーず「姫騎士と女騎士」

「お姉ちゃん、何の本を読んでるの?」

「いつ異世界召喚されても良いように、勉強しておこうかと」

「普通のお嬢様学校の日常会話では、ありえない会話だよね」

「我が妹よ。この姫騎士と女騎士って何が違うの?」

「お姉ちゃん。異世界の事はわからないよ」

「それもそうだね。とりあえず雰囲気で話を聞いていたら良いかな?」

「お姉ちゃん。今までどうしてたの?」

「どうしてたのって?」

「今まで、異世界召喚されても普通にしていて、肩書とか気にしていなかったから気になったのよ」

「ほら、お姉ちゃんも考えたのよ」

「何を考えたの?」

「今度召喚されたら、女子高生と名乗るべきかお嬢様と名乗るべきか!」

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