第134話 えびえびしすたーず「ご飯からデザート」

「お姉ちゃん。お昼ご飯食べに行こう」

「学校のカフェテリアで食べるのも久しぶりだわ」

「これが春なら、オープンカフェって雰囲気で楽しめるのにね」

「我が妹よ。さすがに冬は、外で食べたくないわ」

「お姉ちゃん。真夏でも躊躇するよ」

「……こうして話していると、姉妹そろってお嬢様学校来てるって自覚するわ」

「お姉ちゃん。今まで自覚していなかったの?」

「だって、みんなそれが当たり前みたいな感じだもの」

「私たちと違って、本物のお嬢様ばかりだものね」

「我が妹よ。でも、生徒会長と副会長を見ていると、お嬢様学校に来ている雰囲気を感じさせなくするのよね」

「生徒会長は、お嬢様より才女だものね」

「自分で何でも決断実行の運命を切り開いていくって性格だもの。お嬢様より経営者を見ている感じになるものね」

「お姉ちゃん。副会長は、雰囲気だけなら深窓の令嬢じゃない?」

「黙っていればね。完全に自分からお笑いに走っていく性格がね……」

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