第131話 えびえびしすたーず「家から学校」

「お姉ちゃん。忘れ物無い?」

「大事なものは学校に置いて来てあるから大丈夫よ」

「小物とかも忘れ物無い?」

「……おそらくないと思う」

「お姉ちゃん。それなら時間だから早くいこう」

「こうして登校するのも懐かしいわ」

「黄昏て言うような歳でもないでしょう?」

「自宅から学校まで寒いのよね」

「公共交通機関に乗っている間は寒くないじゃない」

「学校にも寮があったら良かったのに」

「お姉ちゃんが寮生活って……」

「寮生活って?」

「ほら、お姉ちゃんって整理整頓も料理も規則正しい生活もできるけど」

「できるけど?」

「気が付いたら寮のルールを自分が都合がよいように変更して、学校から怒られてそうなのよね」

「えー。ルール変えるなら生徒会も巻き込むよ」

「お姉ちゃん。そのコミュニケーション能力は凄いわ」

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