2.2
第120話 えびえびしすたーず「目指せ悪役令嬢」
「お姉ちゃん。来年の抱負とかあるの?」
「我が妹よ。何か来年の抱負ある?」
「とりあえず美味しいご飯を作る」
「今でも十分美味しいご飯だけど、我が妹の来年の抱負は美味しいご飯を作るか」
「それで、お姉ちゃんの来年の抱負は何にしたの?」
「聞いて驚け、我が妹よ。私の来年の抱負は、悪役令嬢だ!」
「……お姉ちゃん」
「悪役令嬢として、実績を残すのよ!」
「お姉ちゃん。異世界に行っても悪役令嬢になりたいとか言わないでよ?」
「大丈夫。我が母校で悪役令嬢として活躍するわ!」
「……お姉ちゃん」
「大丈夫。悪役令嬢として成功しても、我が妹には素晴らしい高校での生活を約束しよう!」
「お姉ちゃんが悪役令嬢として成功しても、何も高校での生活は変わらないと思うよ」
「どうして?」
「だって、悪役令嬢のお姉ちゃんって、今より奇行が減って職員室での評価上がりそうだもの」
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