第66話 えびえびしすたーず「胡散臭い水晶」
前回までのあらすじ!
副会長が光った!!
「私ではなく水晶が光っているのですわ!!」
「会計から言わせてもらえれば、このえびえびしすたーずの物語はあらすじでもまったく油断ならないですね」
「書記の私からだと、副会長も会計もえびえびしすたーずの物語に十分染まっていますよ?」
「会計も書記も、今はそんな話どうでもいいですわ!!」
副会長が手にする水晶に文字が浮かび上がる。
「副会長から指示しますわ。書記はすぐ書き取りなさい。会計は読み上げるのです!」
すぐに書記は筆記用具を用意して書き取り始めると会計は読み上げようとした。
「会計から副会長にご報告です」
「会計なんですの?」
「文字が読めません」
「書記からもご報告です。こんな文字を見たことも書いたこともありませんよ?」
「……日本語でも英語でもないのですの?」
書記も会計もうなずいた。
「読めないのでは意味がないでは無いですか!」
「副会長、声が大きいです!!」
「副会長も会計も声を小さく!!!」
さらに三分後。
「三人で大声で言い合っていても意味が無いですわ。会計と書記に問いますわ。良いアイデアはありませんこと?」
「会計から提案します。この文字を読める人を探してみてはいかがでしょうか?」
「副会長から問いますわ。誰なら読めると思います?」
「書記から提案します。やはりこの水晶を持ち込んだ生徒会長なら文字を読めるのではないですか?」
「お二人の意見はわかりました。ですが生徒会長に頼んでは本末転倒ですわ!!」
続く!!
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