第55話 えびえびしすたーず「文化祭お金稼ぐ準備編」

前回までのあらすじ!

文化祭の予算を稼ごう!!

「今って、12時35分ですか……」

生徒会長は高級腕時計で時間を確認する。

「生徒会長、時間がどうしたのですか?」

えびえび姉は生徒会長を心配した。

「お金なら、わたくしがお昼休みの間に稼ぎます」

「いくら生徒会長でも、さすがに無理ですわ」

副会長は生徒会長を煽った!!

生徒会長はおもむろにモバイル用のパソコンを鞄から取り出す。

「結果を見てから言いなさい」

生徒会長は、モバイル用のパソコンから自分の証券口座にログインする。

「個人的にレバレッジの効いた取引はしないのですが、短期と割り切れば……」

副会長は生徒会長のつぶやきの解読に失敗した!!

生徒会長はキーボードを数回素早く叩いた。

「こんなものでしょうか」

生徒会長は、自分の証券口座で稼いだお金を自分の銀行口座に出金した。

今度は自分の銀行口座にログインする。

「今から生徒会の銀行口座に振り込みますわ」

生徒会長は、手続きが終わったのですべての口座からログアウトしてからモバイル用のパソコンを片付ける。

「会計。すぐに生徒会の銀行口座の残高を確認してください」

会計は、生徒会長の指示で生徒会室に備えられているタブレット型の端末から生徒会の銀行口座にログインして残高を確認した。

「こんなに!?」

「思ったより稼げましたので。それでは皆様ごきげんよう」

12時55分。

生徒会長は優雅に生徒会室から退室した。

「さすが英雄のスキル持ちはすごいわ」

えびえび姉のつぶやきとあんぐりと口を開けたまま固まっている副会長とタブレット型の端末に表示されている生徒会の銀行口座の残高とにらめっこしている会計だけが生徒会室に残された。

続く!!

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