第53話 えびえびしすたーず「魔法少女レベルアップ」

前回までのあらすじ!

魔法少女はフリーになって、道端で凹んでいた!!

「……これからどうしよう」

魔法少女は将来の希望が無かった。

「あら、こんなところで何をしているの?」

魔法少女は、話しかけられた。

「あの貴女は?」

「この肩書の名刺を渡すわ」

「あの有名なお嬢様学校の生徒会長なのですか?」

「どう有名かは聞かないけど、そうよ。それでどうしたのかしら?」

「私、もう誰を信じてよいのかわからないのです……」

「簡単なことで悩んでいるのね。答えは簡単なことよ」

「だって、私ずっと経験値吸われるためだけに育てられてきて、もう誰も信じられないのです……」

「それなら、私の経験値をあげるわ」

「!?」

「とりあえずこんなものかしら?」

「凄い。レベルが30も上がった……」

「わたくし経験値を貯めるのが好きなのですが、すぐカンストして努力する意味が無くなってしまうのです。貴女のおかげで、また努力できますわ」

魔法少女は思った。

この人を信じていこうと!

まさに答えは簡単だった!!


「ふふ。また、レベル上げの努力ができますわ」

生徒会長は、人には見せない努力が大好きだった!!


「お姉ちゃん。生徒会長の笑い声聞こえない?」

「また生徒会長が自己鍛錬に燃えているんじゃない?」

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