「あなた達えびえび姉妹にかかわってから私のレベルが下がる一方なのよ!」

「お姉ちゃん。自称魔法少女と言い張っているコスプレイヤーさんだ」

「我が妹よ。あの衣装手作りらしいよ?」

「そうそう。衣装代も経費も出ないから夜なべして衣装を丁寧に作って……。って、ちがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!!」

「お姉ちゃん。違うらしいよ?」

「あれ既製品なの?」

「確かに私が所属している組織は万年金欠の弱小組織だけど、家庭的でみんな優しいのよ!!」

「それで家庭的な組織所属の魔法少女さんがえびえび姉に何の用なのですか?」

「簡単なことよ。私の経験値を返しなさい!!」

「我が妹よ。どういうこと?」

「我がお姉ちゃん。私もわからない」

「姉も妹も、私の経験値を吸っているでしょ!!」

「姉から申しますが、姉妹そろってレベルをカンストしていて他人の経験値を吸うなどできませんが?」

「妹から質問なのですが、もしかして近くの人で異様にレベルが上がっている人がいませんか?」

「……そう言えば、師匠って寝てばかりなのにレベルが上がっている」

「お姉ちゃん……」

「我が妹よ……」

「ごめん。今から組織抜けてフリーになってくる……」

続く!!

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