第3話 君のくちびる……
美味しい?
美味しいよ。君のくちびる……
とっても、美味しかった。
だけど。
君は、僕を見ていない
なぜ、君は僕にそれを
味わう事を、
容易く許すの?
『君は……おいしい。』
『甘いんだ。甘くて切ない……』
くちびる……から
君の声が漏れてくる。
僕は振り向かれなくてもいい。
君さえ居れば。と……
思っていたさ。
けど、君は……僕を
愛していない
分かってるんだ。
分かってるんだ最初から、
君は僕にそれを、味わう事を
許してくれる
君の全部が欲しいんだ
狂気な愛情ほど
信頼出来るモノはない。
許してくれ……僕を見ていない
君へ。
愛してるんだ。
君だけを……愛してるんだ。
そのくちびるを。
僕は振り向かれなくてもいい。
だから。
その魅力的な存在全てを……
僕に、預けてくれないか、
君は、嫌だとも何も言えない。
言ったら、この拳銃で、
『その美貌を潰すから。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます