危うげな友情
危うげな友情
女1「はぁ……」
女2「どうしたの?」
女1「おばあちゃんが認知症になって、急に怒り出したり、徘徊したりでいろいろと大変なの。受験前だっていうのに、親に介護を押し付けられて、まともに勉強出来ないのマジ最悪だわ」
女2「介護施設とかにはお願いできないの?」
女1「それも検討してみたんだけどさ、費用が高すぎて無理だった」
女2「じゃあ、姥捨山に捨てるとか?」
女1「ここの近くに山なんてないじゃん」
女2「んーじゃあ、徘徊してる時を見計らって、用水路に突き落として殺すのはどう?これなら多分、バレないよ」
女1「殺すのはちょっと……。ほら、罪悪感とか残ったらなんか嫌じゃない?」
女2「それなら私が殺してあげよっか?」
女1「え、いいの?いくら払えば殺してくれる?」
女2「いいよ、お金なんて。私たち友達でしょ?でも、その代わり一つお願いがあるんだけど……」
女1「何?」
女2「私とずっと友達でいてくれる?」
女1「もちろん。沙耶がおばあちゃんを殺してくれるなら、私たち一生友達だよ」
危うげな友情 @hanashiro_himeka
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます