ドラマチック!雷鳴漆黒ボーイ

仲仁へび(旧:離久)

第1話



 雷鳴がとどろいた。


 その瞬間に、僕はびびっとひらめいた。


 それはいきなりだったけど、俺は運命だと思った。


 嵐の日は、無駄にテンションがあがる。


 血が騒いで、中二病の魂が目覚める。


 呪われし右目の封印が解けて、この世の中にジャッジメント。


 忌まわしき宿命を宿した右腕がうずいて、ハリケーンナイト。


 のりにのりきった、痛い奴。


 どこにでも降臨するぜ。


「なぜなら俺が立つ場所こそが舞台、照らせスポットライト、さわげ民衆という名の観客ども!」


 嵐の夜は終わらない。


 雷鳴も鳴り止まない。


 騒ぎもおさまらない。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ドラマチック!雷鳴漆黒ボーイ 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ