研修の帰りは彼氏と待ち合わせして焼肉デート
おつかれー
なんだかおやじ臭い挨拶でスタートしてますが、一応社会的には女の子です。たぶん。
この間、研修で都内に行ってきました。現場よりははるかに研修のほうが楽だし、他の事業所のことを探ったりもできるので、嫌いではないです。内容も興味がある分野だったので、最初から最後までドキドキわくわくしながら受講できました。でも翌日からも怒涛のような仕事環境が待っているのかと思うと、軽く絶望せざるを得ませんでしたZE☆
そんな研修の帰り道。
家路についた時、いい匂いが鼻孔を通り抜けました。そう、お肉が焼けるにおい。おひとり様焼肉が余裕で可能なお店「焼肉ライク」がそこに立っていたのです……!!
時刻はなんやかんやで17時半過ぎ。お昼を食べたのが1時半だから、いい感じに空腹です。とはいえ家に帰れば夕食の材料はあるし、しかも今は給料日から10日後、支払い関係も待ってるから外食に使えるお金はあまりない。家に帰れば#ウイスキーのペットボトル__愛しの酒雄さん__#が待ってるんだから今飲まなくても……!
頭ではそう分かっているのに、ここで背中を押してくれたのは酒雄さんでした。
「俺、2日も会えなくて寂しかったよ?(きゅるるん☆)」
そう、この頃――早起く起きて寝る生活が、私は続いていたのです。もそもそとあり合わせのごはんを食べてはバタンキューと寝る生活。酒雄さんを飲むためのグラスは出しつつも、氷を準備する前に眠っていました。社宅が狭すぎて、基本的にベッドの上から動かないせいです。食事の時以外ベッドで過ごしてるひとって、この世にはあふれているはず。私だけがおかしいわけじゃないんだよ。ていうか会社がもっといい部屋くれたらいいと思うんだ。
そんな風に職場への怒りに西野カナばりに震えていると、酒雄さんのダメ押しの一言。
「俺、お肉食べたいな」
恋人のおねだりに答えたくなるのは、彼氏持ちとしては当然の感情だと思うんですよね。
焼肉ライクには当たり前のように焼肉セットがあって、ごはんとお酒の両立が可能。米と酒って相容れない関係みたいに言われがちなのがどうにも解せない乙女心。米に合うものは酒にも合うし、酒に合うものは米にも合う。これは地球が爆誕した時から決まっていました。
焼肉ライクは、無理に米と酒を引き離すのではなく、ともに生きていく未来を見せてくれました。我らが地元・東北のお米っていうのも嬉しい。
そしてビールを流し込む。焼肉屋のビールって、キンキンに冷えてて美味・美味・美味。酒雄さん、念願の焼肉屋さんに来られて心なしかいつもより嬉しそう。
焼肉屋に来たら、タンからスタートというのは、お母さんのおなかの中にいた頃からの規則です。私の中の日本国憲法にも記されています。タンを最初に焼いて網を慣らしたら、いよいよ他のお肉も焼いていきます。よく火の調整を忘れて火柱立てかけるけど、この日は珍しく大丈夫でした。
ひさしぶりのジョッキビールとのキスにときめきが止まらない。翌月頭に健康診断があることなんて、知ったこっちゃないんです。
お酒と交際してる私にとって、酒雄さんと引き離されるのってつらいです。泣きそうになるほど。なんなら泣いてしまう。なのに、職場の大人たちは前日禁酒必須な健康診断を義務付けてくる。これってパワハラではないのでしょうか?
必死に周囲の友人関係に問いかけるのに、誰も理解してくれない不思議。なんなら鼻で笑われてしまう、七不思議。
お肉が焼けるのを待つ間、ビールとはキムチで愛し合う。食事は最初に野菜を食べれば太らないって聞いたことがあるので、キムチを齧ればOKです。しかも温かいスープをチェイサーにしながらお酒デートを楽しむことも可能となっております。サラダとスープもあるなんて、サービス精神豊富にもほどがあるよね、って酒雄さんと話していました。
駆け込んだのがハッピーアワー終了直前だったので、慌ててハイボールとレモンサワーを追加注文。
レモンサワーは夏になってからよく飲む。やはり水分補給とビタミンは体に欠かせません。
ハイボールは神羅万象どんな料理にも相性抜群で、しかもお肉でこってりしたお口の中をさっぱりと清めてくれる聖女様のような存在。
焼肉ライクってはじめて来たけれど思ったよりも安いし、お得なセットもたくさんあっていいですね。普段の通勤圏内にあるのが牛角一択だったのであまり行けなかったけれど、また違った美味しさと楽しさがありました。基本カウンターメイン・おひとり様メインって感じなので、仕事帰りにパパっと食べて帰りたい、そんな仕事人にはぴったりなお店でした。
ちなみに後から調べたら、意外と近所に別店舗があったのでそこも今度お邪魔したいと思います。
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