これはとある国、とある時代での物語。
(自称)美貌の天才魔術師パンダと使役獣カラスは「とある理由のため」に旅をする二人。
この物語はそんな二人が謎の大男に襲われている少年を助けるところから始まる。
大男が少年に襲い掛かっていた理由は街に蔓延る奇病によるもの。
それにかかれば耐性のない人々は次々と精神錯乱に陥り、そうして遂には――。
奇病の治療を施されたことによって正気に戻った彼の大男「アスター」に依頼されたパンダ達はこの街を覆う病を治療することになるのだが
そこには”普通の病”とは明らかに違う何かの気配が背後で蠢いていたのだった。
怯える少年、瞳を震わす養父。
パンダの使命、人間社会とは少しずれた場所にいる黒い鷹。
文字の裏より霧がかる森が如く滲み出てくる彼らの世界と心象風景、"ハイコントラスト"な戦闘。
数多の謎と重厚な「光」差す西洋幻想の世界観に酔いしれる一作。
* * *
――と、ここまで筆者書いて参りましたが。
題名にもあります通りこの物語は、そして、パンダ達の旅はまだまだ始まったばかり。
筆者レビュー投稿時点(2023/5/06)ではまだ次作の投稿がされておりません。
筆者……余りに謎がたっぷりすぎて、早くこの解答や彼らの行く末が見たくてたまりませぬ。
多忙に追われてたとしても時間が空き次第必ず来ます(何でそういう系の職に就いてしまったんでしょう)、なので次回作の発表が早く欲しいです。
筆者は、筆者はですねー……パンダくん達の旅までの経緯辺りが特に知りたいです、あとはカラスくんとの出会い辺りとエカテリーナ様との(ネタバレ自粛規制音)だったり、パンダくんの本当のな(ネタバレ自粛規制音)とか、それがどうして記録から消されてしまって(ネタバレ自粛規制音)と彼のみのものになってしまったのか、(ネタバレ自粛規制音)はどうして(ネタバレ自粛規制音)をばら撒いてしまったのか――ここら辺の(ネタバレ自粛規制音)の中身は全部本編でご確認くださいましね!
兎に角そこら辺の謎が全然物語上で回収されてないの、筆者は辛すぎなので是非とも彼らの旅の行く末を! 作者様には! はなさんには!! 書いて頂き、たいなぁー! と思う次第なのです……。
前半と後半で明らかにテンションが違ってますが、こういう「登場人物や世界がみんな謎を持っている」系がお好きな方は皆こうなる筈と思っております……。
このレビューが次作着手への応援になってくだされば是幸いですねっ……!