第10回 『ユミの細胞たち』2021年 韓流ドラマ感想

 このドラマは若い女性の共感を呼びましたが、年齢関係なくオススメです!

 初恋のようなトキメキを思い出させてくれます。原作は韓国のアニメです。

 実写と3Dアニメーションを交互に使った画期的な構成になっています。



 公開あらすじは、大韓麺類財務部代理のキム・ユミ(キム・ゴウンさん)は平凡な会社員。

 理不尽な失恋を経験し、心がボロボロでしたが、ある時、新しい恋の予感を見つけます!

 SLW STUDIOゲーム開発者で、朴訥ぼくとつな性格のグ・ウン(アン・ボヒョンさん)に一目惚れされ、運命の出会いが始まりました。


 それからユミの心中を細胞たち(可愛いアニメーションの小人たち)が動き回ります。

 愛細胞は主にユミの愛を支配していて、ユミの恋の揺れ動きを表現してます。


 感性細胞は、ユミの心の動き、夜にはセンチメンタルになる感情を表します。


 異性細胞は、ユミの理想的な感情を司り、仕事や需要な会話の時に現れます。


 腹ぺこ細胞は、その名の通り、食欲が勝る時活躍する細胞です。


 などなど、これらの細胞たちが可愛い小人のような格好で、時折ユミの心の中を表してくれて楽しめますよ!



 主人公のユミが傷ついたり立ち直ったり、またトキメキを覚えたりと様々な経験を経て、少しずつ過去の恋愛を癒していく様子は、アニメを使っていることで、より分かりやすく同感しやすかったです!

 乙女心がよく表されていて、時には手に汗を握り一緒に泣き笑いしました。


 1人で寂しい時、また思い切り笑いたいとき、恋する気持ちを持て余した時、初恋を思い出した時、などなど、恋する女性の幸福感や、悔しさや、辛さ、などをユミと一緒に経験できる、よくできたドラマだなぁと感心しました。


 オススメの言葉だけでは足りないかもしれません。ぜひ軽い気持ちでご覧いただけたら、きっと、あー、観て良かった❣️と思えることを保証いたします。


 ぜひ、新しいタイプのこのドラマを、ワクワクしながら観て欲しいと思います!






 *** 追記 ***


 ここからは私の個人的な感想ですので、参考程度にお願いいたします。


 私は、このドラマを見始めてから、ユミに感情移入しまくりました。

 あー、そうそう! そうだよねー!と。

 また、相手あっての恋ですから、相手の男性の気持ちが掴めない苦しさや、気持ちが通じたときの嬉しさは、本当に正に等身大だと思います。


 1番共感できるのは、ユミがごく普通の女性だということです。

 特別マドンナ的な存在でも、ぶりっ子でも、悲劇のヒロインでもなく、毎日一喜一憂の感情に見舞われたり、反対に退屈で平凡過ぎたり、普通の会社員の生活の中で起こる様々な出来事が、アニメによってデフォルメされ、更に面白さを増していました!



 個人的に彼氏ウン役のアン・ボヒョンさんは、役の性格にピッタリだなぁと思いました。どこか掴みどころのない、かと言って裏表のない純粋な青年です。そのため、同僚の女性にも優しすぎて……ムズムズしました。


 また、その同僚の女性というのが狡猾で、二人の仲を邪魔するのです。あー、いるいる、こういう子! というふうに、ユミの気持ちになっていくのもまた楽しかったです!



 ぜひ、この世知辛い世の中、自分の存在が認められないと思える時代に、このドラマのような、心の奥にしまっておいたはずの自分の感情たちが、一時も休まず働いてくれていることを意識してみてはいかがでしょうか!


 そんな方にぜひオススメのドラマです!




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