第4回 『カイロス~運命を変える1分~』2020年 韓流ドラマ 感想
このドラマは、サスペンス&ファンタジーの枠でしょうか。
公開あらすじは、ユジュン建設の理事キム・ソジン(シン・ソンロク)は、会社のチャリティ公演の日に、会場に連れていった4歳の娘ダビン(シム・ヘヨン)を誘拐されてしまいます。
警察が捜査するも手がかりすら発見されません。
一方、母の病気の手術費用のためにアルバイトを掛け持ちするハン・エリ(イ・セヨン)は、ある日携帯電話を失くしてしまいます。 拾った人がいるかもしれないと自分の携帯に電話をかけてみますが、出たのは誘拐犯からの電話を待っていたソジン。
ソジンはかけ間違いだと伝えます。信じないエリにダビンの捜索願のチラシの画像を送ります。 しかし、犯人からソジンの元へダビンの切り取られた指が届き、そのショックによりソジンの妻ヒョンチェ(ナム・ギュリ)が橋から飛び降りてしまう。
ソジンも後を追おうとしたが、そのタイミングでチラシを見たエリからダビンを見かけたと連絡が入ります。
話が噛み合わない2人だったが、やがてソジンはエリの1ヶ月先を、エリはソジンの1ヶ月前を生きていると分かり──(Amazon prime video公開解説参照)
このドラマは展開が早く、次の回が気になって仕方ありませんでした。
子供を
1ヶ月前の時間にいるエリなら娘と妻を助けられるはず! と父親ソジンは仕事も手につかず犯人探しに奔走します。
携帯を落としたばかりに意図せず巻き込まれたエリを全面的に頼って、ソジンは1ヶ月前の自分自身にエリを接触させようとしますが、他人を信じない冷酷な自分の性格を恨むことになります。
このジレンマの演技は、本当に見事でした! 観ているこちらの方がジリジリしてしまいました。
過去の自分に後悔することはよくある事ですが、それが家族の生死に関わるとなると尚更です。
ソジンの事件とは無関係と思われたエリの家族も実はソジンの会社とは大きな関わりが……。
この事件はほんの序章に過ぎませんでした。この奥には大きな事件があり、無関係と思われる事件が細くツタのように絡まっている印象でした。
とにかく長いドラマでした! しかし、時間に任せて一気見してしまったお陰で入院中も退屈せずに過ごすことができました(笑)。
家族とは? 愛とは? 真実とは?
それがテーマになっています。
ソジンは娘を失って初めて人間らしい恐怖と後悔の感情に襲われました。
何度もエリとの時間差を利用して、犯人を追い詰め、同じように家族を思うエリと心を通わせて行きます。
韓国ドラマの展開はすぐに来るクライマックスが魅力です。しかし、それは一度に終わりません。安心する間もなく次々とスリルが襲います!
これが観る人を惹きつけてやまない要因の一つなのかなと思いました。
このドラマは本当に面白かったです!
とにかく見始めたら終われませんので、お時間を確保してご覧になられることをお勧めします。
最後の最後のどんでん返しまで、どうぞ存分にお楽しみくださいませ!
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