第六章 我思う故に我あり

我思う故に我あり(一)



「〈三次元の空間性〉、〈実時間の相互作用性〉、〈自己投影性〉。これは昔も今も変わらないVRバーチャルリアリティの三要素です。これらの三要素さえあればそこは仮想現実であり、アバターを通してその世界を楽しむことができます。

数年前の話ですが、そのVRの三要素に〈社会的相互作用〉という、第四の要素が加わりました。それは知ってますか? 知らない、と。いえ、気にする必要はありません。むしろ知らない方のほうが多いですから。では説明を続けますね。話が終わる頃には目的地に着くでしょう。

〈社会的相互作用〉。これは他者がそこにいると実感できる要素です。この要素には、VRの中で社会を構築し、現実と同じように仕事や生活が可能という利点があります。この利点がVRをクリティカルマスに到達させました。クリティカルマスとは、第一の消費者層である革新者イノベーターと第二の消費者層である初期採用者アーリーアダプターに受け入れられたことを意味します。大体、消費者の十六パーセントですね。

 ちなみにスマートフォンは第五の消費者層である遅滞者ラガードにも受け入れられているのでほぼ百パーセントです。すごいですよね。社会そのものを変えてしまった究極の文明の利器です。さすがにスマートフォンには及ばないですが、VRもいずれ同じところへ到達すると言われています。

 ただ私は少し懐疑的でして、バーチャルの本来の意味から目を背けているように見えてしまうのです。今や複数のVR世界が寄り集まり、いわゆるメタバースという広大な電脳空間が存在しています。ですがそこに〝あるものに非常に近い、ほとんど変わらないもの〟がどれだけあるのでしょうか。創作の世界では多々ありますが、現実ではどうか。一目見てCGだと分かり、五感というセンサーをおざなりに扱った安易な仮想現実しかないのではないでしょうか。

 でもこう考えたことはありませんか? 実はただ表に出ていないだけで、もしかしたら存在するのではないかと。しかもそれは〝あるものに非常に近い、ほとんど変わらないもの〟を超えて、なのではないかと。

 ああ、お察しの通りです。それが今からあなたが体験する侵襲型ブレインマシンインターフェース、〈ゲーテ-V〉です。名前の由来はドイツの文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテです。彼はドッペルゲンガー現象に遭遇していると言われています。あるいはドッペルゲンガーのいる世界そのものを目撃したのかもしれません。

 つまり〈ゲーテ-V〉は現実世界と見紛う空間と、本物と遜色のないアバターを構築できる世界最高峰の仮想現実なのです。現状、構築できる領域が狭いのが難点ですが、いずれメタバースのように世界が広がっていくでしょう」

 

 それが、初めて〈ゲーテ-V〉のある秘密の施設に案内されるとき、男に聞かされた話だった。

 おしゃべりが好きなのか、その後も会うたびに忙しそうに口を動かしていたような気がする。〈ジェーン・ドウ・ゲーム〉を実行する今日もそうだったが、緊張もあってか、彼の話のほとんどが頭に入ってこなかった。

 いつものように黒いアイマスクを付けられ、車に乗せられること一時間。アイマスクを外して視界に入ったそこは、白と青で構成された小奇麗な空間だった。

 まっすぐ伸びる廊下の両脇には実験や研究を行うような部屋が連なっている。白衣を着た人間が数人、見受けられた。前回までと違う場所だった。こちらの怪訝な表情から読み取ったのか男は、

「今日は本番ですので正式な場所へお連れします。ちなみに生物兵器の実験などは行っていませんのでご心配なく」

 本気なのかジョークなのかいまいち分からず、返答に窮する。

 ふと、男の黒いスーツのポケットに目がいく。一本のペンがささっていた。ペンの胴軸にデメテールと書かれている。どこかで聞いたことのある名前だと思った。

 やけにまぶしいPタイルの廊下を進み、廊下の先にあった両開きの扉を押し開く。そのあといくつかの角を曲がり歩き続けると、プレートにGAMEROOMゲームルームと書かれた扉へ着いた。

 男が扉を開け、入室する。

 円形の広場が表れた。直径にして百五十メートルはあるだろうか。圧倒されるほどの広さだ。

壁には等間隔にドアがあり、全て上にプレートが張られている。

近くの部屋のプレートを見ると、〈鬼ごっこ・東京渋谷区〉〈鬼ごっこ・北センチネル島〉、〈サバイバル・アルカトラズ刑務所〉〈サバイバル・シャルトリューズ要塞〉〈ゾンビ・ラスベガス〉〈ゾンビ・杉沢村〉〈人狼ゲーム・人狼館〉〈脱出ゲーム・ウィンチェスターハウス〉〈脱出ゲーム・ビンラディンの隠れ家〉〈モンスター・豪華船フリーダム・オブ・ザ・シーズ〉〈モンスター・海底研究所スワン〉などと書かれていた。

「お察しだと思いますが、全て実在する場所、あるいは架空の場所を舞台とした仮想現実でのゲームです。現実では実行不可能なことも、この施設ならば可能。メインカルチャーである漫画やアニメやゲーム、その他、映画や小説のみでしか実現できなかった胸躍るリアルゲームが、この場では可能なのですよ。

 我々はこれらゲーム映像をエンターテインメントとして提供しています。パトロンをはじめとした、我々の事業に賛同し未来を見据えた好奇心旺盛なお客様へと。もちろん、あなたの参加するゲームもですよ」

 男が広場を斜めに進んでいく。付いていくと、入口から左前方にあるドアの前で止まった。プレートには〈本格ミステリ・ジェーン・ドウの館〉と書かれていた。自分の参加するゲームで間違いない。

 それにしても本格ミステリか。ほかのゲームと比べるとショーとしてのエンタメ力が弱い気がする。お客様とやらは果たして満足するのだろうか。

「いいですよね、本格ミステリ。私はジョン・ディクスン・カーの作品が大好きでして、中でも火刑法廷が一番のお気に入りなんです。密室の王者らしい密室推理小説の傑作ですね、あれは。やっぱりミステリと言えば密室です!」

 最後だけ、暗に密室殺人を行えといわんばかりの声量だ。

 分かっている。密室殺人のないミステリなど、具の入っていないカレーみたいなものだ。味気ない。追加報酬も多い密室トリックは絶対に実行する。そのためにはあのマスターキーが必要だ。なんとしても手に入れなくてはならない。

 居住まいを正す男がまっすぐにこちらを見つめる。

「私とお会いするのはもしかしたら最後かもしれません。余計なことかもしれませんが、妹さんのためにも諦めないでくださいね。それではご武運を」

 男がドアを開ける。一人で入れということなのだろう。

 中に入ると、打ち放しコンクリートの床と壁が出迎える。後ろでドアが閉まり、『前へ進みカプセルに横になってください』と女性の機械的なアナウンスが聞こえる。

 SF映画などで見かける人工冬眠用のポッドに似た、グレーメタリックのカプセル。それが四メートルほど先に置いてあった。下見のときに入ったカプセルとほとんど差異はない。

 カプセルの後ろの壁には、蔦のようにびっしりと雑多なケーブルが走っている。そのケーブルの隙間から向こう側が見える。ガラスだろうか。傍に行くと、反応したカプセルのドアが開く。

『カプセルに横になってください』

 聞きながら、ガラスの向こうに目を向け――息を飲んだ。

 扇状に並ぶ八つのカプセルが見えた。中にはすでに人が入っている。〈ジェーン・ドウ・ゲーム〉に参加する人間で間違いないだろう。

 〝あの〟参加者はどのカプセルに入っているのだろうか。目を凝らして探してみたが顔が見えないので分からなかった。

『カプセルに横になってください』

 探すのを諦めて、言われた通りカプセルに横になる。

 後ろには八つのカプセル。まるで玉座に座るかのような感覚を覚えたのは、決して錯覚ではない。

 彼らは本格ミステリを演じる駒であり、ゲームを支配するのは自分なのだから。

 カプセルに横になると扉が閉まり、頭部のおでこから上にヘッドギアが押し付けられる。刹那、得も言われぬ不思議な感覚が全身を駆け巡る。強いて言えば、夢の中での浮遊感。

 これも下見のときと同じ。

 あとはそのときを待つだけだ。

 意識的なのか、あるいは無意識的なのか、目が閉じられる。

 全身の感覚が消え、まるで自分が完全な無になったように感じられた。

 

 サイバー・フェーディング・クオリア開始……。

 サイバー・フェーディング・クオリア進行中……。

 サイバー・フェーディング・クオリア進行中……。

 サイバー・フェーディング・クオリア進行中……。

 サイバー・フェーディング・クオリア進行中……。

 サイバー・フェーディング・クオリア進行中……。

 サイバー・フェーディング・クオリア終了……。

 ニューロンの接続完了。

 クオリア異常排除率・九十九・五二。

 アバター切り替え時間・一、三六秒。

 ダイブまで、五、四、三、二、一――

 ゲームスタート。


 ……。

 草の香り。土の匂い。

 頭上には蒼い空。

 さあ、始めよう。本格ミステリを。




 六 我思う故に我あり


 

「仮想……現実?」

 呆けたような顔の森野。

 ほかの三人も似たようなものだ。解読不可能などこぞの部族の言葉を聞いたかのような表情を浮かべていた。

「か、仮想現実って、あの仮想現実ですか? 映画〈レディ・プレイヤー1〉とか〈マトリックス〉とか、ああいった人工的に作られた世界……」

 ロコモーション・インターフェースを用いた〈レディ・プレイヤー1〉と、電気信号を与えられた脳が作り出す〈マトリックス〉の違いが分かっていないらしい屋根裏乃。しかも〈マトリックス〉は人工的ではなくAIがプログラミングした世界だ。

だが、余計な指摘はしない。

「知らぬ間に仮想現実の世界にいてそれを現実世界だと信じていた時点で、〈マトリックス〉に近いかもしれないな。実際、私も驚いている。これは明らかに私の知っている仮想現実ではない」

「ち、ちょっと待て、ちょっと待てってっ。ここが仮想現実って、お前、何言ってんだよ? 仮想現実ってCGなんだろ? だったらうちはなんだ? いやうちだけじゃねえ、お前らもだよ。こんなにもリアルなCGがあってたまるかよっ。刺された脇腹だって痛ぇっつーの」

「そうよ、嘘よ、信じられない。いくらなんでもそんなSFみたいなこと。一体、何を根拠に言ってるのよ」

 あり得ないとの主張があからさまな庭野と矢羽々。

 それは至って普通の感覚だ。

 虹崎の意識下となるが、私も周防がなぜブロック食品を粉々にしたのかという疑問をはじめとして、いくつかの不可解な点を考慮した結果、ようやくここが仮想現実であると確信したのだから。

 周防は棺の中の女が歩き出すかもしれないと疑った時点で、世界の在りようも疑ったのだろうか。だとしたら周防は、私の上をいく名探偵ということになる。

「〝女性の声が息子の声に聞こえた万城目。ブロック食品の味が全くしない庭野。裸眼だと視界がモノクロに見える屋根裏乃。今日に限って望んでいた夢を見た矢羽々。別の誰かに意識を乗っ取られていた私〟――。

 私は別に人間の意識について特段詳しいわけではない。だが、これだけの意識に関わる異常が参加者の身に起きている。ならば現実を疑うことも考慮すべきじゃないのか。

 ここが仮想現実であり私達はアバターである。そのアバターと現実の私達との意識の接続に問題が生じて、異常が発生している。そう考えてもいいんじゃないか」

 そういえばと、己の身に起きていた異常を思い出すかのような参加者達。眼鏡を外して裸眼になった屋根裏乃が「やっぱりモノクロです。意識の接続不良なんでしょうか」と、私の仮想現実説を肯定的に捉える。

「もしかしてメイがよく転んでいたのもそうなのかな。なんか視界が不安定になるときがあったし」

「なら、そうなのかもしれないな」

 森野の頭も意外と柔軟なようだ。

「いや待て待て待てっ。何信じようとしてんだよ、お前ら。確かにブロック食品の味が全くしなくて不思議に思ったがよ。だからって、それはアバターとの意識の接続不良ですって、そりゃ飛躍しすぎだろ。トンデモ話じゃねえか。こんなリアルなうちがうち以外であるわけがねえっ」

「だから言ったろう。私も驚いていると。だがそこで思考を停止させたら終わりなんだよ。世の中はお前の常識の範囲内で動いているとでも思っているのか。お前の常識=世の中の常識じゃない。私達は今、この仮想現実が常識と考えている誰かの手中にあるんだよ。悔しいことにな」

「誰かって、それがジェーン・ドウだってのか?」

 庭野が畏怖の念に満ちた目を棺に向ける。

「かもしれない。あるいやゲームの主催者と言っていいだろう」

「もっと……もっと仮想現実だって信じられる証拠はないの? 何かあなたの言っていることは、ジェーン・ドウが棺から出ることは現実的にあり得ないから、だったら仮想現実だ――と強引な解釈にも取れるから。そもそもジェーン・ドウが棺から出るところだって見てないのに」

 しきりに自分の体を触る矢羽々。

 まるで現実であることを確かめるように。

「館はフェンスに囲まれていて、森の外に出ることはできない。逆に言えば森の外からも入ることはできない。だったら俺達はどうやって各々が目を覚ました場所に連れてこられたのか。空からか? ヘリが着陸できる開けたスペースなんてない。だったら地下か? 館の中はもちろんのこと、九人目の参加者を探して森の中を歩いた際、地下と地上をつなぐ通り道なんてものはなかった。

 結論。。これが証拠だ。私達と言っても、私達のアバターであって、実際の私達はどこにいるか分からないけどな。おそらく麻酔で眠らされた後、どこかの研究室にでも寝かされているはずだ」

 納得したのかしていないのか読み取れない表情の矢羽々。

 私はもう一つの証拠を脳裏に浮かべる。それは別に矢羽々を納得させるためのものではない。代表者である屋根裏乃に聞かせて、あとで話させるためである。

「最後に。ジェーン・ドウが棺から出るとの確信に至った、主催者からの贈り物について話をしたい」

「贈り物? 主催者から? そんなものあったんだ」

 と森野。

「ああ。私達がこの館に着いたときからずっとな。今も変わらずそこにあるはずだ。それは館の入口の上にあるオブジェだ。周防も言っていたが、あれはこのジェーン・ドウを模したものだ。あのオブジェを思い出して何か気づかないか?」

「ああっ!」と屋根裏乃が声を上げる。「……?」

「そうだ。今ならあれが何を暗示しているか分かるな? このジェーン・ドウが障害物を通り抜けられるってことだよ。そして首のネックレスは、身に着けているものも一緒に通り抜けられることを示唆している。説明するまでもないと思うが、身に着けるとは〈物を持つ〉という意味でもある。

 ジェーン・ドウは、凶器であるⅣのナイフを槍として使うまで、ずっと持ち歩いていたはずだ。棺の中に戻ったあとは背中の下にでも置いていたのだろう。絶対に見つからないと同時に、いつでもすぐに持ち出せるうってつけの隠し場所だからな」

「もしそうなら密室殺人なんてお茶の子さいさいじゃないですか。万城目さんのときも北条さんのときも、壁を無視してナイフを持って近づけばいいだけですから。二人とも施錠されている扉から誰かが通り抜けてくるなんて思いもしないでしょうから、尚更朝飯前だったでしょうね。

 となると鍵のすり替えも容易ですね。8号室を密室にしたあの日の深夜にでも部屋の中に入り、マスターキーを手に入れて、そのあと矢羽々さんの部屋に侵入して1号室の鍵とすり替える。これだけで矢羽々さんをジェーン・ドウに仕立て上げることができますね」

「やだ。部屋に入ってきてたのっ? それって、もし起きてたら殺されてたんじゃないの。でも良かった。これで私の無実が証明されたんだから」

「仮想現実だったらの話ですよ」

「仮想現実なんでしょ。もうそれでいいわよ」

 自分の無実と引き換えに、仮想現実を受け入れた矢羽々。

 奈落の底に地上への階段を見つけたかのように、その表情には心底の安堵が見て取れた。

「お手製の槍も密室殺人の演出に使われた小道具であり、ボクをミスリードするために用意したんですね。してやられました。完全にボクは〈探偵役〉としてジェーン・ドウの手のひらで踊らされていたみたいですね。

 そういえば周防探偵が大量に持っていたというブロック食品はどこへ? と疑問を抱いていたのですが、外ですね?」

 面目ないとばかりに頬を染める屋根裏乃の、ささやかな汚名返上といったところだろうか。

 私は頷く。

「ジェーン・ドウは周防を殺したあと、周防が手に持っていたブロック食品を拾い集めて壁の外に捨てた。探せば見つかるだろう。しかし一本だけポケットに入っていることには気づかなかった。なぜ周防が一本だけポケットに入れていたのかは分からないが、もしかしたら万が一自分に何かあったときの、誰かへのメッセージとしてだったのかもしれない。あいつならやりかねない保険だ」

「そうですね。――って、あいつって。まるで周防探偵と知り合いのようですが、あなた本当に何者なんですか?」

「そんなことはどうでもいい。お前は私の話をまとめて簡潔に主催者に伝えることだけ考えていればいいんだよ」

 押し黙る屋根裏乃。

「答えは最初からはっきりしていたんだね。ジェーン・ドウはやっぱり棺の中の女性で、このジェーン・ドウの中に入っているのは誰かを突き止めるのが、メイ達のやることだったんだ。アバターは十体でも参加者は九人。〝ゲーム参加者である九人以外の人間は存在しません〟っていうルールにも抵触していないし、屋根裏乃さんじゃないけど、してやられたって感じ」

「すいません。ボクのせいです。棺の中の女性をミスリードだと断じて、九人目の参加者がジェーン・ドウだと言ったボクの。あそこでボクが余計な頭を働かせたからいけなかったんです」

「べ、別に屋根裏乃さんを責めてるわけじゃないよ。あの場では皆が屋根裏乃さんの推理に賛同したんだし。それにまさか、ここが仮想現実で棺の中の女性が動くだなんて、思うわけもないし」

 慌てた森野が、誤解を解くように屋根裏乃に釈明する。

「で――だ。仮想現実だってことは百万歩譲って分かった。この棺の女が動くってのも、まあ、分かったことにしてやる。本当は実際に動くところが見たいけどよ。でもはっきりさせたいのはそこじゃねえ。ジェーン・ドウの中に入って暗躍していた参加者が誰かってことだろうが。もちろんそれは分かってんだろうな」

 庭野の言葉に、〈始まりと真実の部屋〉に緊張が走る。

 私は一呼吸置くと、棺に近づく。背中に感じる四人の視線。

「もちろんだ。それを分からずして仮想世界など持ち出したりはしない。絶対的でゆるぎない証拠を私は持っている。嘘だと思うか? 今からそれをここで突き付けてやる。お前の負けだ、ジェーン・ドウ。お前がゲームに勝つには最早、私を殺すしかない」

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