013.嫁ふたりとの朝~金髪エルフに和服は似合う(確信)~

まえがき

いつもありがとうございます。


現状で嫁2人。別作品で嫁3人のプレイは書いてますが4人以上はまだ未経験!

どんな構図にしようかな……グヘヘ。


なんてことを考えつつ、大和撫子エルフなユミネちゃんもよろしくお願いします(?)

――――――――――――――――――――――――――――――――






「……ん……」


 素肌が触れ合う温かさと、両腕に心地よい重みを感じる。


「おはようございます、マスター」


「おはようございます、主様」


「……ああ、おはようふたりとも……」


 目を開けば、まさに両手に花。


 オレに腕枕をされながら身を寄せるシラユキとユミネが両側から微笑みかけてくれる……これまで以上に最高の目覚めだ。


 いつ眠ったんだっけか……まぁ、とにかくオレも2人も『ぐちょぐちょ』の『ドロドロ』になるまで致していたのは間違いない。

 どれくらいの間ハッスルしていたのかを確認しようと脳内で時計を見てみれば、ユミネが生まれた日から2日が経過していた。


 もう何度目になるかわからない感想だが、我ながら恐ろしい体力だ。


 まぁこんな可愛いく綺麗で愛しくて最高な嫁……言葉にすると盛々だが、とにかくそんな嫁2人を前に体力の限界が無いとなると仕方ないよな。うん。


 ユミネが加わったことによりシラユキとのプレイにも幅ができて、満足倍増の一時だったと言っておこう。


「んっ……ふふっ」


「ちゅっ……主様、お加減はいかがですか……?」


 シラユキがいつものように『おはようのキス』をしてくれて、それを見たユミネも真似したのか同じようにオレと軽い口づけを交わす。


「オレは全く問題ないよ。ユミネこそ、途中で聞いた気もするが身体は大丈夫か?」


「はい、ご心配いただきありがとうございます。ですがこの身は主様に最高水準の性能で生み出していただき、たくさん愛していただいたことでさらに強化されておりますので……問題ございません」


「そうか、ならよかった」


「くすっ……全ては主様のおかげでございます。ユキ姉さまのお言葉をお借りするなら、とてもステキでございました」


「お、おう……これからもいくらでも、な……?」


「まあ……♡ 嬉しいです、主様」


 眼の前でまっすぐに、ともすれば恥ずかしすぎる言葉を愛しげな瞳とともに向けてくれるユミネに……嬉しすぎてオレの頬が熱くなってしまいそうだった。


「ふふっ……」


 シラユキはそんなオレ達のやり取りを嫉妬の目で見て……なんてことは全くなく、新しく生まれてきてくれた妹とオレが仲良さそうにしているのを嬉しそうに見守ってくれていた。


 ホントに、よく出来た嫁たちだ。


 少し前まで……この宇宙で目覚める前には妄想の中にしかなかった、素晴らしい現実。

 客観的に考えればオレに都合が良すぎる気もするが、そんなことはどうでもいい。


 この嫁達のためならオレは何だってするだろうというほどに愛しく感じているし、イチャイチャしてオレたちがハッピーになれるならそれでいいのだ。


「さて……ユミネ、一応だが身体の強化具合のテストのためにも、MCでコーヒーを入れてくれるか?」


 何も言わずとも背中に手を当てて支えてくれるシラユキに助けられながら身を起こすと、オレはユミネに向かってそう指示を出した。


「かしこまりました、主様」


 同じく身を起こしたユミネは微笑みながら目を伏せ了承を示すと、その長く美しい金髪をシーツからサラサラとこぼしながらベッドを降り、一糸まとわぬ姿のままMCの方に向かった。


 うーむ、背が高いしスラッとしてるし、その立ち姿は後ろから見ても美しすぎる。

 足が長いと歩き方ひとつとってもシラユキとは違うんだな……。


 あの細い腰からのくびれを後ろからがっしりと掴んで……おっと、いかんいかん。

 寝る前まで存分に堪能したし、これからいくらでも機会はある。


 膝裏まである長い金髪の間から覗く形の良い尻を見てオレの脳内がピンク色になりかけている間にも、ユミネは問題なくこの部屋のMCを操作できたようで、液体のようなものが入っているタンク部分が青白く輝いていた。


 ……ん?

 あのタンクの中身、あんなに減ってたっけ?


 まあ……いいか。減ったと言っても全体の20%かそこらだ。

 問題があるならシラユキがなにか言ってくるだろう。


「おまたせしました、主様。ユキ姉さまもどうぞ」


 ユミネは湯気が立ち上るカップを3つ持って戻ってきた。


「サンキュ……ズズッ……」


「ありがとう、ユミネ」


「いえ。お口に合いましたでしょうか……?」


「ああ、全く問題ない。美味いよ。さすがはオレの嫁だ」


「くすっ……ありがとうございます、主様」


 無事にユミネのテストはクリアされ、オレ好みに入れられたコーヒーを片手にしばらくオレたちはのんびりと過ごすのだった。



*****



 またしばらくして。


 コーヒーを飲んでいる間にも何度もピンクの衝動に襲われそうになったオレは、早々にユミネの服を創ることにした。

 オレはちゃんと学ぶ生き物なのだ。


「どう、でしょうか……?」


 そしていま、オレの目の前にはオレの理想を体現した格好をしているユミネがいる。


「よく似合ってますよ、ユミネ。さすがはマスターがお作りになった服装です」


「お、おぉ……完璧だ……オレの考えは間違ってなかった……!」


 軽く腕を広げ、自らを見下ろしながらオレたちにその姿を披露してくれるユミネをシラユキが褒め、オレは感動で震えていた。


 オレがユミネに用意した服……それを言葉で表すなら『SFチックで超ミニな浴衣』というべきものだろうか。


 浴衣と言っても、袖は本体とは分離していて両肩が見えているし、袖というよりスリーブと言っていいほどに腕に密着している。

 いわゆる合わせは前ではなく片側の背中側から腰くらいまでの部分にあるので、チャイナ服のスリットのようになっていた。

 合わせの構造が特殊なのと、帯じゃなくてベルトを胸の下辺りに巻いているので腰の高さと細さと美乳が強調されていてグッドだ。


 着物部分の色は全体的に藍色を基調として白のラインが入っていて、足には太ももまでを覆う白いハイソックス。


 柄はないし材質は光沢があるし、ベルトなどの装飾からするとぱっと見では浴衣と言われても分からないかもしれないが、それがまた良いのだ。

 色味はユミネの金の髪によく映えるし、ユミネという素材の良さと魅力を最大限に発揮できる服装……それがオレが考えていたSFチックなミニ浴衣だ。


 めくらなくても見えそうなほど短い裾とソックスの間にある絶対領域が眩しすぎる……!


 金髪エルフに和服は似合う。


 何かの漫画だったかアニメで見てからずっとそう思っていたが、こうして目の当たりにしてみるとその考えは間違ってなかったと確信できた。


「ありがとうございます! ありがとうございます!」


「あ、主様……? わたくしこそ、ありがとうございます……?」


「ふふっ、マスターは喜んでいらっしゃるのですよ」


「ああっ! 最高だっ! せっかくだからスクショ……じゃなくて、一緒に記録を撮っておこうぜ!!」


 オレの様子を不思議そうに見ていたユミネに、シラユキが微笑ましそうにしながら補足をしている。


 テンションが爆上げになったオレは秒で自分の服を着ると、あれこれとポーズやシチュエーションの指示を出しては思い出の一枚を積み重ねていった。

 撮ったスクショはすぐに脳内を通じて3人で共有できるから便利なものだ。


「まあ……この主様のお姿も、こっちも……とてもお綺麗です」


「私たちのマスターですから」


「フフ、だろう?」


 しばらく3人でキャッキャとはしゃいだ後、簡単にオレたちの現状やユミネの仕事についてユミネの認識を確認したりして……あっという間に1日は終わるのだった。






――――――――――――――――――――――――――――――――

あとがき

(分かる人向け:ユミネの外見イメージはアークナイツのサイラッハちゃんです。あの服装えちえちすぎる!ということで、あの服装からマントっぽい部分を外して若干和風にしたものをご想像ください)


お読みいただき、ありがとうございます。

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ファンタジー世界を舞台にTS主人公が女学院で繰り広げる恋愛話もしっかりめのイチャラブも連載中ですので、合わせてお読みいただけると大変嬉しいです。

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