012.ファースト・ナイト~ユミネ~

いつもありがとうございます。


遅く、なりました……!

えちえち注意です!

――――――――――――――――――――――――――――――――




「んぅっ、ちゅっ、ちゅるっ……はぁっ……んんぅっ……!」


 身体の上下を入れ替えユミネをベッドに横たえたオレは、そのままユミネの唇を割って舌を差し込んだ。


 ユミネは頬の赤みを強くしながら、初めてだというのにすぐにオレの動きに応えるだけでなく、自分からも求めるような積極性を見せてくれた。


「んぁっ……ちゅっ……んんっ、んぁっ……! あるじさまっ……!」


 切なそうに、愛おしそうに。


 その手でオレの頬を挟んで呼ぶ美しい声にオレも応えるべく、そのままシラユキとはまた違う長い手足と形の良い胸に手を滑らせた。


「ふぁっ……! んっ、ちゅるっ、んぁぁっ……! あ、あるじさまっ……んっ、ぁんっ……! わっ、わたくしは、いかがですかっ……んぅっ……!」


「ちゅっ……あぁ、最高だよユミネ……」


「ぁんっ、ぁぁっ……! うっ、うれしいです、あるじっ、さまぁっ……! ふぁぁんっ、ぁっ、ぁぁっ……!」


 隅々までオレの『美の理想』を体現したその身体はオレの手に吸い付くかのように滑らかで、触れているだけでこの上なく心地よい気分にしてくれる極上の手触り……。


 さらにはオレがその肌に・唇にひとつひとつ愛を刷り込む度に敏感に反応して漏らされる美しく艷やかな声は、耳からオレの脳みそを愛撫してくれているのではないかというほどの官能をもたらしてくれて……。


 生まれたばかりだというのに、ユミネのことが既にどうしようもなく愛しく感じられ、同時にまだオレ自身はキスしかしていないというのに興奮が掻き立てられてどうにかなりそうだった。


「……ふふっ、マスターの『嬉しい』が伝わってきます……」


「ふぁぁっ、あぁんっ……! ユ、ユキ姉さまっ……ぁん、んぅぅっ……! わたくしばかり、すみませっ……んぁぁっ……!」


 シラユキは先程までオレにしてくれていたように、今はユミネの頭を抱えて膝枕をしている状態だ。

 ユミネは瞳を蕩けさせ荒い吐息と嬌声を大きく開けた口から漏らしながら、慈愛の微笑みでオレたちの行為を見守っているシラユキを見上げてそういった。


「いいのですよ……今はユミネとマスターの大切な初めてですから」


「ちゅるっ、んぁ、ふぁぁっ……あ、ありがとうございますっ、ぁぁっ……ユキ姉さまっ……ぁんっ……!」


 シラユキはオレにとってのよく出来た嫁というだけでなく、妹にとっても良き姉であるようだ。


「はぁっ……んっ……ありがとな、シラユキ……シラユキも、後でたっぷり……な?」


「はい、マスター……♡ 嬉しいです……」


 しかし! オレは全ての嫁をちゃんと愛せる男の娘だ。


 遠慮の言葉を口にしたシラユキにもちゃんとすることを宣言すれば、頬に赤みがさし細めていた瞳が潤んだ。


 そんなスイッチが入りかけているシラユキの顔と、今まさにオレの下で嬌声を上げているユミネの顔を見て……オレの欲望は悪魔的な閃きを導き出した。


「……そうだ、2人とも……2人はオレの嫁であり姉妹だ。オレはそんな姉妹同士でも『仲良く』して欲しいと思っている……。オレたちはこれからずっと一緒で、一心同体なんだからな……」


「はい、もちろんです。マスター」


「ぁんっ、ふぁっ……はっ、はいっ……! わっ、わたくし、もぉっ……ぁんっ……ユキ姉さまとっ、仲良くしたいと思っておりますっ……はぁんっ……!」


 そう、オレが嫁たちを愛するのは当然としても、姉妹愛もまた美しいものだよな……!

 それは日常だけでなく、ベッドの上でもだ……!


「そうか、そう言ってくれてオレは嬉しいよ……だからシラユキも、妹を可愛がってやってくれ」


「かしこまりました……ユミネ……?」


 そう言ってオレが一旦ユミネから離れると、オレの意図を言葉以上に汲み取ることができるシラユキは……優しくユミネの身体を起こすと、顔を自身のほうに向けさせた。


「はぁっ……はぁっ……はい、ユキ姉さま……」


 そして、瞳を潤ませたシラユキの顔と、トロトロな顔のユミネの顔が近づいていき……。


「「んっ……」」


 ここに、オレの嫁同士による百合キスが爆誕した!!


「ちゅっ……ユミネ……んちゅっ、れろっ……」


「んんぅっ……! ちゅぱっ、ちゅるっ……ね、ねえさまぁっ……んぅっ……!」


「ぉ、おぉ……」


 な、なんと……なんと尊く美しく……エロい光景なのだろうか。


 2人とも恥ずかしそうにしながらも、オレの意図をくんだシラユキの方から舌を伸ばし始め……オレとしている時と比べて戸惑いが混じりながらも、瞳を閉じてそれを受け入れ応え始めるユミネ……。


「ちゅるっ、ちゅむっ、れるっ……ちゅっ、ちゅっ……ユミネ……!」


「んぅぅっ、ふぁっ、ぁっ……ちゅっ、ちゅるっ……! ユキねぇさまっ……ちゅっ……!」


 至近距離で蕩けた瞳で見つめ合い、つながりを深くしていく2人の姿……その背後に百合の花が咲いている光景を幻視する。

 それを見たオレの興奮もピークに達して……オレは今ここに、禁断の言葉を口に出そうとしていた。


「オレも、混ぜてくれっ……!」


 抑えきれずに身体の位置を変えたオレは、唇で繋がり合う2人の横から顔を寄せて舌を伸ばすと、3人で荒い吐息と唾液を混ぜあった。


「んぁっ……!? んちゅっ……ふふっ、ふぁい、マスター……ちゅるっ……!」


「んむぅぅっ……!? ふぁっ……あるじ、さまもっ……ユキ姉さまもっ……舌、すごいですぅっ……!」


 分かっている、分かっているぞ?


 本来であれば百合の間に挟まる男など万死に値する。


 だがしかし、オレは男の娘だ!


 そして2人とも、オレの嫁だ!


 だから問題なし!


 以上、QED!


「ちゅっ、ぴちゃっ……ちゅぅぅっ……ふぁっ、ぁんっ……!? ま、ますっ、たぁっ……んぁっ……! 私にもっ、触れていただいてっ……ぁぁっ……!」


「ふぁぁっ、んむぅっ、んぁんっ、ちゅるっ……!? あ、あるじさまのっ、手ぇっ……」


 その状態で両腕を伸ばして2人を抱きしめたオレは、左出てシラユキの胸の柔らかさを感じながら、ユミネの湿り気を帯びた大事なトコロに右手を伸ばし……全身で2人の嫁を堪能していく。


「んっ……シラユキは、ユミネの胸を……」


「ちゅぱっ……はいっ、マスター……んちゅっ、んっ……!」


「ぁっ、ぁぁんっ……!? ちゅるっ、ふぁぁっ……! そんなっ、一度にっ……んっ、あぁんっ……! あるじさまぁっ……ユキ姉さまぁっ……! ぁんっ、んぁぁっ、んぅっ……!」


 顔を寄せ3人がそれぞれ舌を絡め合い……首から下ではオレとシラユキに優しく責め立てられて、ユミネがビクビクと身体を震わせている。


 特にオレがソコをひと撫でするごとに、ユミネは快感に耐えるようにギュッと閉じた瞳とは対象的に、大きく開いた口から大きな嬌声を上げた。


 我ながらバカなことをしている気はしたが、AVやエロ漫画でしか見たことないような行為が現実のものとなり……この上なく脳みそが刺激され、欲望が満たされたそばから膨らんでいくのを感じていた。


「んっ、ちゅっ……ふふっ、ユミネのお胸……私とは違うのですね……んっ、ぁんっ……」


「んっ、はぁっ……どっちも、最高だっ……!」


「はぁんっ、ぁっ、ぁあんっ……! あっ、りがとうございますっ、んっ……主さまっ……! ぁっ、ぁぁっ……! あるじさま、とっ……ぁんっ……ユキ姉さまに触れていただいてっ……! わ、わたくしっ……もぅっ……!」


「……あぁ、いいぞ……」


「ふふっ、きっと初めての……気持ちよくなってくださいね、ユミネ」


「ふぁぁっ、はっ、はぃっ……! んぁぁっ、はぁっ、ぁあんっ……! あぁっ、ぁっ、んぁっ、あぁっ――――!? んううぅぅぅぅぅーーーーっ……!」


 シラユキが自分の胸との違いを確かめるかのように優しく丹念にその美乳の形を変え……オレがソコを往復させる指の動きを早めると、ユミネは背中を反らせながら一際大きく身体を震わせ……初めての絶頂を迎えていた。


「……んはっ……! はぁっ……んっ……はぁっ……!」


 オレが抱き寄せていた2人を解放すると、ユミネはクタッとその美しい肢体をベッドに横たえている。


 ……オレも、もう我慢の限界だ。

 オレのオレが『もう辛抱たまらんですばい』としきりにアピールしてくる。


「はぁっ……はぁっ……シラユキ、そばで支えてやってくれ……」


「んっ……はい、かしこまりました」


 オレが服を脱ぎ、横たわっているユミネの足側に位置を変えながらそう言えば……シラユキもメイド服を脱ぎ去り生まれたままの姿になると、女の子座りになりユミネの頭を優しく抱えた。


「はぁっ……はぁっ……ぁっ……。主、さま……ユキ姉さま……」


 その長い脚を抱えて間に入ったオレを見て、優しく見守るようなシラユキの顔を見てから……これからのことを察したらしいユミネが潤んだ瞳でオレの方を見てきた。


「主様……どうか、わたくしを――」


「ああ……いくぞ……?」


「はいっ……んぐっ、んんぅっ……!?」


 みなまで言わせず……オレはその手を握ると覆いかぶさり、そっとユミネに包まれていった。


「くっ……!」


「ひぐっ……!? んっ、つぅっ……! んっ、ああぁっ……!」


 そして、初めてだからかユミネだからなのか……キツさと圧倒的な快感に耐えながら僅かな抵抗を突き破り……オレとユミネはひとつになった。


「はぁっ、んっ……大丈夫、か……?」


「っ、だいじょうぶっ……で、ございますっ……んくっ……! あぁっ……これでわたくしもっ……全てを主様に捧げられたのでございますね……っ、んっ……!」


「そうですよ、ユミネ……私と一緒です……」


「ユミ姉さま、とっ……一緒……んっ……う、うれしいですっ……!」


「オレもっ……くっ……嬉しいぞっ……!」


 痛みに顔を歪めながらも……心から幸せそうに微笑んだユミネのいじらしさに、つながった部分から伝わってくるオレを包み込む快感に……止まっていられなくなったオレはゆっくりと動き始めた。


「んぁっ……!? ぁっ、ぁくっ……んぅぅっ……! あっ、あるじさまぁっ……!」


「はぁっ……はぁっ……!」


 一度動き始めれば、脳天を突くような快感が『もっともっと』と急かしてくるようで……オレはユミネを気遣いながらも徐々にペースを上げていった。


「んぁっ、ぁんっ、んぅぅっ……! ぁぁんっ、んぁっ、はぁんっ……! んっ、んんっ、ふぁっ……! 主さまぁっ……! 主様をっ、わたくしのっ、んぁっ……! わたくしの中にっ、感じますっ……!」


 最初は翻弄されているばかりだったユミネも、オレがペースを上げる頃には声に甘い色が混ざり始めていた。


「ユミネ……」


 ユミネの甘い吐息と嬌声、肌と肌がぶつかり合う音、オレの荒い息、シラユキが生唾を飲み込むような音……。


「はぁんっ、ぁぁんっ、はぁっ、んぅぅっ……! ふぁっ、はぁんっ……主さまっ、もっと……もっとわたくしをっ……!」


「んぁっ……!? くっ……!?」


 そうして快感に耐えながらユミネに愛しい思いを送り込み続けていると、ふいにその細く長い脚がオレの腰に絡みついてきて、オレたちのつながりをこの上なく深くした。


「んぁぁっ、はぁんっ……あるじ、さまぁっ……! ちゅっ、ちゅるっ、はぁっ、んぁぁっ……!」


「んむぅっ……!? ちゅぱっ……くぅっ……!」


 その次には腕が伸びてきて顔を引き寄せられると、情熱的に唇を求められる。


 合わせてオレのオレを離さないとばかりにソコでキツく抱きしめられ……強烈な快感にオレは思わずうめき声にも似た声を上げて思わず顔をのけぞらせてしまった。


「ま、マスター……その、私にも……ちゅっ、ちゅるっ……!」


「んぅっ……!?」


 顔をのけぞらせた先……目線の先には、オレたちの行為を見守っていたことで頬を紅潮させたシラユキが物欲しそうな目でオレを見ていて……ユミネを支えていた手が伸びてきてオレを引き寄せ、今度はシラユキと舌を絡め合う。


「ふあぁぁっ、ぁんっ、ぁぁっ、はぁんっ、んぁぁんっ……! おっ、おくがっ……あぁっ、あるじさまぁっ……ふかいところで、主様がぁっ……あぁっ……!」


 ユミネの足に、シラユキの腕に引き寄せられたオレはより身を乗り出した体勢で腰を動かすことになり……上から下から、そして目でも心でも……全てが強い快感となってオレを襲う。


 そんな状態で夢中で腰を動かしていると、お互いにあっという間に上り詰めていった。


「んっ、ちゅっ……ぷはぁっ……! ユ、ユミネっ……! オレ、もうっ……!」


「はぁんっ、はぁっ、あぁんっ……! はっ、はいっ、んぁっ……! 主さまっ……あるじさまぁっ……! きっ、きてっ、んぅぅっ……来てくださいっ……! わっ、わたくしもっ……またっ……!」


「くっ……!」


「あぁんっ、あぁっ、んぁぁっ、はぁんっ……! ぁっ、ぁっ、あぁっ、ふぁぁっ――――!? んううぅぅぅぅぅーーーーっ…………!」


 オレが限界を迎えて欲望をユミネの中に吐き出すと、ほぼ同時にユミネも先程よりも大きく身体を震わせその時を迎えていた。


「はぁっ……はぁっ……ユミネ……んっ……」


 オレは身体を倒して、身体中を駆け巡る快感に耐えているユミネを抱きしめ、その唇にキスを降らせた。


「はぁっ……ぁっ、んぅっ……ちゅっ……ちゅるっ、んぁっ……! 主、さま……わたくしは、いかがでしたか……? わたくしは、主様に愛していただいて……この上なく幸せな気分でございます……んっ、はぁっ……」


「何度でも言うが……最高だよ……ユミネ……。それに、そんな嬉しいことを言ってくれて……」


「ありがとうございます……ふふっ、主様にもお喜びいただけたのでしたら、わたくしも嬉しいです……」


 抱き合っていると息も整ってきたようで、ユミネの声も落ち着いてきた。


 しかしオレのオレはすぐに復活をしていて……まだまだまだまだ収まる気配がない。


 ならば、次はシラユキを――。


「ぁっ……」


 ぅぐっ……!?


 オレが抑えが効かないモノをユミネの中から出そうとすると、無意識なのか意識したのかは分からないが……ユミネがオレの目を見ながら僅かに寂しそうな声を上げた。


 長く美しい足も、情熱的に絡みついたままだ。


「あっ、い、いえっ……そ、その……」


「……ふふっ、仕方がないコですね。マスター、まだまだユミネにたっぷり……してあげてください……」


「ぁぅっ……すっ、すみませんユキ姉さま……」


 ガッチリとオレを挟み込んでいた事に気づいたユミネが恥じてオレを開放しようとしたが、それを見たシラユキはもうしばらく我慢してオレを妹に譲るという。


「ユミネは私の妹なのですから、遠慮することなんてないのですよ」


「は、はい……その、主様……はしたないお願いでございますが、また……愛していただけますでしょうか……?」


「っ……もちろんだっ……!」


「ふぁぁっ!? はぁんっ、ぁぁんっ、んぅぅっ……! うっ、うれしい、ですっ……! ぁんっ、あぁんっ、はぁっ、ひゃぅんっ……!」


「ユミネがっ、もう無理というまでっ、してやるよっ……!」


「ひゃんっ、はぁんっ、ぁっ……! あ、あるじさまにっ、ぁっ、愛していただくことにっ……! ふぁっ、ぁんっ……! 限界など、ございませんっ……! ぁんっ、んあぁぁっ……!」


「あぁマスター……私も、後ほど……」


 ……なんだこの最高のやり取りは。

 さっきから最高としか考えられないくらいに最高だ。


「んくっ……あぁっ……!」


 オレとユミネが繋がるところを見ながら瞳を潤ませるシラユキに肯き、ただひたすらに愛しさと快感を貪っていく。


 オレたちの長い夜はまだ始まったばかりだった。



*****



「はぁんっ、ぁんっ、ちゅっ、ちゅむっ……! まっ、ますっ、たぁっ……! はげしっ……ひゃぅんっ……!? ユ、ユミネっ……!? そこはっ……はぁんっ、あぁんっ……!」


「うふふ……ユキ姉さま……可愛らしいです……」


 いくらかユミネを可愛がってから。

 今度はシラユキの番となり……先程までとは逆で、ユミネがその足にシラユキの頭を乗せて見守っていた。


 ……見守るだけでなく、オレの『仲良くしてほしい』を忠実に実行するべく、そのお椀型の胸に手を伸ばしていたりしたが。


「ぁんっ、あぁんっ、ひぅっ、んくぅっ……! ぁっ、ぁぁっ、ぁんっ、ぁぁっ――――!? んうううぅぅぅぅーーーーっっ…………!!」



*****



「はぁっ……はぁっ……じゃ、じゃあ2人とも……」


 オレの目の前にまた、オレの欲望によって夢の光景が生まれようとしていた。


「は、はいマスター……ユミネ、上に……」


「はいユキ姉さま……失礼します……」


「ユミネ……ちゅっ、ちゅっ……」


「んっ、はぁんっ……!? ね、ねえさまっ……そんないきなりっ……んっ、ちゅぅっ……!?」


「ゃんっ、はぁんっ……!? ユ、ユミネの舌っ……とても、柔らかいですねっ……んくっ、ぁんっ……!」


「ね、姉さまもっ……ひゃんっ……とても、温かくてっ……やさしく、てぇっ……!」


 お、おお……。

 身長の関係でシラユキの上に覆いかぶさったユミネは、自身の大事なところを姉のシラユキの眼前にさらし……お互いに大事なところに舌を這わせ合っている。


 とってもロックな光景だ。

 題して『百合ロック』!


 なぜとは言わないが、ロックを数字にするとヤバい気がするので止めておこうな!



*****



 また、しばらくして……。


「ごくり……」


 もう理性など欠片も残っていないオレは、この際だからと男の欲望を全て叶えることにした。


「はぁっ……ぁぅっ……マスター……」


「主様……こう、でしょうか……?」


 シラユキを下にして抱き合った2人は、大事なところを寄せ合い……お互いに大きく足を開いてオレを待っている。


「あ、ああ……」


 そう、これからオレが挑むのは……いわゆる『サンドイッチ』だ!


 『2人同時に愛する方法がある』としてもらったことだが……改めて目の当たりにすると、部屋の光を汗やらなんやらが反射する2人の形の良い尻と、ぴったりと合わさった大事なところが……目にしただけでガツンと頭を殴られたような衝撃をオレにもたらしていた。


「い、いくぞ……」


 生唾を飲み込んだオレは、2人の境界線の間にオレ自身を挟み込み……腰を動かし始めた。


「は、はいマス―――んぅぅっ!? はぁんっ、ぁぁっ、マスターっ……! こ、これっ……すごいですっ……!」


「ふぁぁっ……!? あ、主様のがっ……姉さまとのっ、ぁんっ……間でっ、こすれてっ……!」


「んくっ……!? や、やばいっ……これ、よすぎっ……!」


「んっ、んんっ、んぁぁっ……!」


「はぁんっ、んはぁっ、はぁんっ、んぅぅっ……!」


「あぁんっ、ぁんっ……ユ、ユミネっ……! ちゅっ、ちゅるっ……! ぷはっ……! わ、わたしたちぃ、んっ、はぁっ……幸せ者、ですねっ……! こうして、姉妹でっ、マスターに、ぁんっ、愛していただけるのですからっ……! ちゅるっ、ちゅっ、はむっ……!」


「んぁぁっ、ちゅるっ、はぁんっ、ぁんっ……! はっ、はいユキ姉さまっ……! あぁっ、はぁんっ、んくぅぅっ……! 主さまっ、ユキ姉さまっ……お慕いしておりますっ……! んむぅっ……!? ちゅっ、んぁんっ、はぁんっ……!」


 オレが肌をぶつける度に、同時に身体を震わせるシラユキとユミネ。


 必死に快感に耐えるオレの目線の先で、オレの嫁姉妹が快感に顔を蕩けさせながらも幸せそうに微笑み合い、舌を絡め合って、嬌声の合唱をオレの耳にぶつけてくる。


「んぁぁっ、ふっ、ふたりともっ……オレっ……!」


「は、はいマスターっ……! んっ、んんぅっ……! 私もっ、ですぅっ……!」


「ひゃんっ、あぁんっ、ぁあっ……! わ、わたくしもっ……わたくしもっ、もうっ……!」


「いく、ぞっ……!」


「ぁっ、ああぁっ、ぁっ、ぁぁんっ、ぁっ――――!?」


「「あああぁぁぁぁぁぁぁーーーーっっ…………!!」」


 そうして、オレ達はそれぞれと繋がり合っていた時と比べても遜色ないほどの強烈な快感に導かれ……折り重なるように、身体を横たえた。


「はぁっ……はぁっ……ぁっ……」


 ……これだけしても、オレのオレは収まるどころか絶好調だ。


「はっ、んっ……ふふっ、マスター……今夜もお元気で、ステキです……♡」


「主様……今夜からは、わたくしも……ユキ姉さまと共に主様を……♡」


 起き上がった二人によって、オレを身体はベッドに仰向けで横たえられた。


 覆いかぶさってくる2人の求めと、オレ自身の求める想いに従って……ユミネとの初めての夜であり、3人で過ごす初めての夜は……まだまだ続くのだった……。






――――――――――――――――――――――――――――――――

あとがき

お読みいただき、ありがとうございます。

少しでも「性癖に刺さった(刺さりそう)」「おもしろかった」「続きはよ」と思っていただけたのでしたら、「フォロー」「レビュー評価」をよろしくお願いいたします。

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ファンタジー世界を舞台にTS主人公が女学院で繰り広げる恋愛話もしっかりめのイチャラブも連載中ですので、合わせてお読みいただけると大変嬉しいです。

作者情報または下記URLよりどうぞ!

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