第12話 2022年の後始末(執筆編)
一昨年、去年と小説と共に年明け年越しを迎えていたけれど、今年は書くことからちょっと離れています。というか、構想中のいくつかの話が止まってしまっていたのが大きい。
6月に一本、長編作品を投稿して。その後にすぐに3月31日締め切りのすばる小説新人賞に向けて取り掛かろう……!としたのですが。
取り掛かろうとした話が、下準備をもっとしないと太刀打ちできないお話だったのでこれはもう2024年に回そうと決めた。
長らくフィギュアスケートの創作を中心にやってきたせいか、いざ別ジャンルで書こうとすると「あれ、小説ってどうやって書くんだっけ?」状態になってしまっていてやばい。(まぁ、この小説ってどうやって書くんだっけ状態は結構頻繁に起こる)
代わりとして、次はエブリスタで出せる氷室冴子青春文学賞と、5月8日締め切りの富士見ノベルの二本を確実に出そうと決めた。この2本を確実に出したい。つーか出す。すばるは再来年でも挑戦できる。
タイトルとして前者は「龍のこども」、後者は「漂泊に在り ー宗円淵回遊録ー」です。この二つは双子のような作品で、二つとも石が出てくる。その中で、前者は箏曲、後者は二胡が題材なので、二つとも音楽になりますね。つ
後者のプロトタイプ版として「葬送の二胡姫」というお話を「小説家になろう」であげているので読んでいただけると大変嬉しいです。
友人「クロサキって困ったら音楽っていうより、割と頻繁に音楽小説書くよね」
私「ぐうの音も出ない!」
まぁ、フィギュアスケート小説も半分は音楽小説なので……。
あと、何気にカクヨムでの「楽しくお仕事in異世界」コンテストに、「第二王立魔術学院の研究審問会」という、異世界の大学で活躍する大学事務員という大変局所的なお話を書いている。しかしこれ、字数足りなかったからカテエラだったのよね……。この話は「異世界ファンタジーを描くための慣らし運転」ということで書き始めたけど、結構楽しく書けている。
スケート小説はある意味私を確立させてくれたけど、これだけだと「フィギュアスケートの小説しか書けない人」にもなりかねないので、ちょっと危機感があったのですよ。数年前に「クロサキってメシの小説よく書くしうまそうな描写だよね」と褒められたことがあったのですが、認めてもらえて嬉しい反面、飯のシーンはチャー研でいうところの尺伸ばしのテーマに近く、さらに話に何の関わりもないのに飯のシーンだけ細かく、晩年の大藪春彦かよとツッコミが自分の中でも入ったので、飯がメインの小説はなるべく書かないようにしようともちょっと思ったのです。
武器になり得るところは、ある意味自分の作風を狭めてもしまう気がして今は少し恐ろしかったりする。
ただ、ここ数年の私の課題である「60×30のシーズン2を終わらせる」がクリアできなかったのは心残り……。シーズン2は全日本で折り返し地点なので、つまり哲也と雅は当分あのままです。
あの二人で焦れていらっしゃる方も大変いるかと思うのですが、9割9分9厘哲也が悪いので、
あと鶴舞も少しは進めたかったなーという反省も強い。
なんだかんだで、一本書き上げられて、当初の予定ではない賞ではあるけれど投稿できたのはよかった。が、その後は進んでいるような、進んでいないような小説が増えてしまった感があるのでそこは反省……。当面は60×30のシーズン2を終局に向かわせつつ、2本の作品を確実に出せるようやっていきたいなと思った。
執筆編はこんなかんじ。次はインプット編。
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