第97話 夕化粧首化粧
薄暗い社に誰か、葛の花 枯れ果てた夢の狐花火と
水引よ、僕の秋思に水を差せ 溢れんばかりの僕の同士よ
夕化粧首化粧に美少年 古戦場に色無き風と夜
溶かされた鬱屈ジュースに青星を僕は夜に駆けだす、道化師
神無月 僕の中の神が云う『どんな瞳で穢土を見るんだい?』
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