第96話 俯いた星の数だけ

可惜夜に後悔募る時の鍵 皺くちゃになった応募用紙と



俯いた星の数だけ託す意味 涙を知った有明の月



名誉心 得られぬ権化に意味はない 腹の底を知ったあの日



虚ろな眼 君の夜はすごく青い 紫式部の花の実に似て



百日紅 僕の孤独も切り給え 訳の分からぬ祝詞と躍る

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