第75話 涙が涙を愛した朝に

弔って涙に歪む星の愛 涙が涙を愛した朝に



僕がもし、涙を流す日がなければ、と誓った朝に滂沱している



涙、呼ぶ常世の闇に浮かぶ星 震災、あの日頬に夜風が



涙とは手ごたえ知らず、無意識に誰かの肩を揺らす夜の灯



時間さえ戻れよ、戻れ 涙飛ぶ 星を飛ばすように空へと散って

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