第74話 星を詠む夢の後味

星を詠む夢の後味 観覧車 ここで不死を望んだあの夜



おかしいよ、おかしい言える勇気有り 涙が涙を呼ぶ夜



哀しい、と言えぬ私の涙、落ちて 夏の朝が白む霧と詠んだ



涙という言葉に縋る夜がある 悲しいときは悲しいのだ、と



涙呑む その数だけの青い意味 金縛り、哀しい小夜中

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